サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
大谷翔平
socio-logic.jp
趣旨 2011年1月に開催した 「ピエール・ブルデューの方法 検討会」で私たちは、 【Q1】 「社会空間」に関する知識は どのようにして得ることができるのか。 という問いを立て、「ブルデューの方法と理論における計量的手法の位置を──特に《社会空間》概念にフォーカスして──確認する」という課題を設定しました。そして、研究会での検討をとおして得られた最初のミニマムな洞察は、 【P】 『ディスタンクシオン』(1979→1989/1990)において、 対応分析 correspondence analysis が析出するのは 生活様式空間の軸であり、 生活様式空間は 補助変数を用いた解釈を経て 社会空間 と重ね合わされる。 というものでした。 これは、 【Pa】 社会空間に関する知識を得るためには 対応分析を経由することが必要だが 【Pb】 社会空間に関する知識は 対応分析だけでは得ることができない
このコーナーには、2013年12月22日に中央大学理工学部にて開催した ニクラス・ルーマン研究会 第一回公開研究会「ディルタイと社会学」の告知文を掲載しています。 公開研究会第一回目のテーマは「ディルタイと社会学」です。 ジンメルを中心とする社会学史研究に携わってこられた 廳 茂さん をお招きし、通常よりも少し長めに時間をとって基調報告をおこなっていただきます。 指定討論者にはディルタイ研究者の 鏑木政彦さん にお願いしました。 報告はいくつかのセクションに分け、全体討議と休憩も はさみつつ進めます。 理解社会学の成立前史について・ディルタイに焦点をあてたかたちで 参加者のみなさんと議論できればと思います。 報告要旨 「ディルタイと社会学」という問題は、社会学史においてはやくから提起されてきた問題であるが、なかなか解き明かしにくい難問でもありつづけている。 今日ディルタイの名は思想史や社会
この頁には、酒井泰斗が 朝日カルチャーセンター新宿などにおいて担当したルーマン関連の講義や関連する催しなどに関するこれまでの情報や今後の予定を掲載しています。 更新情報 20190117 朝カル新宿 ニクラス・ルーマン解読 連続講座、全回終了しました。 20180828 2018年10月講座 「『近代の観察』解読」の受講生募集が始まりました。 20180621 2018年10月講座 「『近代の観察』解読」の講義概要を掲載しました。 20180618 2018年10月講座 「『近代の観察』解読」の開催日が 10/3(水)、11/7(水)、12/5(水)に確定しました。 20180601 2018年10月講座 「『近代の観察』解読」紹介欄を設置し、ゲスト講師である馬場靖雄さんによる著作概要を掲載しました。 20180405 2018年4月講座「『権力』解読」の講義紹介ページを開設し、4/2に開
本書に対する3つの質問: Q1. 本書で取り組んだのはどのような課題ですか。それぞれ、中心的にはどこに記されていますか。 まだ本を読んでいない方を念頭に、「何について書かれた本なのか」を教えてください。 Q2. それぞれの課題に対して どのような答えを与えましたか。それぞれ、中心的にはどこに記されていますか。 すでに本を読んだ方にとっての再読のガイドとなることを狙って、この本のポイントがどこにあるかを教えてください。 Q3. こうした課題に取り組むことにはどのような意義がありますか。 アカデミックな文書の中にはふつう記されないが 知っておくと理解に資するような事柄を記し、読者が、より広いコンテクストのなかで本書の評価を行えるよう手助けをしてください。 Q1. 本書で取り組んだのはどのような課題ですか。 本書の課題は、人が性別という属性を持つことの理解可能性を記述することです。もう少し具体的
このページは、2013年9月7日に成城大学にて開催した シンポジウム「making up people」について ご紹介するものです。 シンポジウムの趣旨、報告要旨、報告者プロフィールなどのほか、当日の報告者配布資料やディスカッションの記録などを掲載しています。 2014-01-14 ハッキング・シンポの続編として、シンポジウム「概念分析の社会学」の準備を開始しました。 2013-09-13 社会学研究互助会のページに渡辺報告の配布資料を公開しました: 「動的唯名論はどんな哲学的問題に答えようとしているのか?」 2013-09-12 社会学研究互助会のページに浦野報告の配布資料を公開しました: 「ループ効果と概念の分析──I. ハッキングの自閉症論を手がかりに──」 2013-09-11 社会学研究互助会のページに重田報告の配布資料を公開しました: 「ハッキングとフーコー 真理/権力/倫理
ここには、2013年04月27日(土)に 東京大学社会科学研究所において開催した 社会学研究互助会第六回研究会「鶴田幸恵『性同一性障害のエスノグラフィ』合評会」における配布資料などを掲載しています。
自己紹介 生物学/医学・生理学>神経科学>認知神経科学>言語神経科学 を専門にする博士論文執筆者 実験において利用する理論 言語学(生成文法) ゆるふわモテ形而上学研究会 おもしろかったところ 人間・心・(文法)をあつかっている 同じ領域に対して,ほとんど別の視点・方法論で切り込んでいる 豊かな内容(きりつめられていない) このぐらい豊かなものをいずれ扱いたい! 認知主義批判は…? ドキドキして読みすすめた Coulter ほど強烈ではない印象 実際のところ,どうなのか? データ 事例 3a と 3b の対比 視線の情報が付け加わるだけで,(評者による)理解可能性が飛躍的に向上する 方法論 一見,かなり科学的(肯定でも否定でもなく) ふつうの自然科学として精査するとほとんど意味不明 こういう微妙な方法論は気になる(哲学・言語学も) まずは,ナイーブな 脳と言語の研究者として 狭義の言語能力
1 この発表のスタンス 2 実験室の中へのアプローチ 3 制度的/歴史比較的分析は不要(不可能)なのか? 4 実験室の中を研究する際、EMは最善のアプローチか? 5 「環境問題における批判的科学」研究への貢献は可能か? ref 今回の報告にあたって読んだ文献 図表 表1 リンチによる科学社会学の諸理論に対する批判のまとめ(2~3章) 図 知識概念の位置づけ 表2 科学知の生産局面と利用局面の関係についてのアプローチ比較 参考: コリンズによるGLL批判(Collins 1983) 1 この発表のスタンス 1.1 手短な自己紹介 専門:科学技術の社会学、環境社会学、科学技術社会論(STS) 長良川河口堰、化学物質過敏症、地球温暖化、環境アセスメントなどの事例分析 1.2 この発表の流れ 本書に対する全般的評価、私から見た重要ポイント(2節) 実験室研究の意義は認めるが、制度分析とは共存可能で
本書に対する3つの質問: Q1. 本書で マイケル・リンチが 取り組んだのはどのような課題ですか。 まだ本を読んでいない方を念頭に、「何について書かれた本なのか」を教えてください。 Q2. それぞれの課題に対して、リンチが与えた回答はどのようなものですか。 すでに本を読んだ方にとっての再読のガイドとなることを狙って、この本のポイントがどこにあるかを教えてください。 Q3. こうした課題に取り組むことにはどのような意義がありますか。 アカデミックな文書の中にはふつう記されないが 知っておくと理解に資するような背景的な状況・文脈などを伝え、読者が、より広いコンテクストのなかで本書の評価を行えるよう手助けをしてください。 Q1. 本書で マイケル・リンチが 取り組んだのはどのような課題ですか。 本書でマイケル・リンチが取り組んだ課題は、エスノメソドロジーと科学社会学を認識論の伝統的なトピックへの
0 翻訳について 1 知識社会学、科学社会学の既存の立場に対するリンチの評価 (1) マンハイムについて、(2) マートンとその仲間たちについて、(3) 科学知識社会学におけるストロングプログラムについて、(4) 経験的相対主義(コリンズ)、(5) 構築主義的なラボラトリースタディーズ(ラトゥール、ウールガー、クノール=セティナほか)、(6) ポスト構築主義 2 リンチ自身の対案 3 リンチの評価 3-1 実験室の占める位置、3-2 科学的合理性との距離をめぐって、3-3 なぜ「通常科学」なのか 4 まとめ 付録 翻訳に疑問をもったところ エスノメソドロジーそのものに関する議論は今回は荷が重いので、主に科学社会学をめぐるリンチの分析、批判と、それに対するリンチの対案というあたり(つまり第二章、第三章プラス第七章の一部)を中心に検討したい。 0 翻訳について 原文もなかなかの難物だが、翻訳も
1. はじめに 2. ジェンダー概念の難しさ 3. パフォーマティヴィティ 4. 実践の記述 5. まとめと展望 文献 1. はじめに 『実践の中のジェンダー』が書かれた問題関心の敷衍 ジェンダー概念に含まれる、「社会的」であるということの意味をめぐる考察 2. ジェンダー概念の難しさ 2-1. ジェンダー概念の二重性 (a)記述概念としてのジェンダー 性現象の(非生物学的な)因果説明 ex. 「社会的・文化的性差」 (b)評価概念としてのジェンダー 「現実の悪さ」の批判 ex. 性別分業規範の批判 2-2. 二重性によるわかりにくさ (a)と(b)はどういう関係にあるのか 「暴露」話法 「現在の性のありようは不可避ではなく、受け入れる必要はない」 (a)が(b)の理由にされる 「啓蒙」話法 「多くの人は支配的な価値観を内面化しているので、悪い考えを持って/行動をしてしまう」 (b)が通じ
このコーナーには、2012年03月03日に明治学院大学にておこなった 社会学研究互助会第二回研究会「小宮友根『実践の中のジェンダー』合評会」における配布資料などを掲載しています。 このページには、全体討議における質疑応答のうち、WEB 掲示許諾のあったものを掲載しています。 第1章: 〈因果的に説明される領域〉と〈規範的に理解される領域〉との関係について 第3章: ミクロ-マクロ問題について 第7章: 5・6章と7章の分析作法の違いと両者の関係について 第7章: 〈「個人」というカテゴリーを用いた議論空間の構成〉と「被害」の吟味〉との関係について その他: 「ジェンダー」概念が流布した事情について その他: 語「性現象」・「ジェンダー」・「セクシュアリティ」の関係について 1章: 因果的に説明される領域と規範的に理解される領域 鈴木 生郎 (日本学術振興会PD(慶應義塾大学)/分析形而上学
(第I部を中心とする)印象的総評 本書のもくろみの確認(「まえがき」より) 全体についてのコメント 論点1 バトラー論として展開することの意義について 1.これまでのジェンダー論との関係 参考: ジェンダー概念小史 2.バトラー理論の社会学的ないしEM 的展開、むしろEM 化 論点2 生物学との関係~人間を対象とする際の自然科学と社会学との関係 その他の疑問点 討議 (第I部を中心とする)印象的総評 きわめて啓発的な著作。ジェンダー論におけるある種の混乱をよく解きほぐしている。基本的な方向性には 大賛成。 第二部も面白い。特に第5章あたりは、自分が書いておけばよかったと思った。 ただし、きわめて平明な文章で、丁寧に叙述されているにもかかわらず、独特の判りにくさがつきまとう感じがする。たぶんその理由は、一見すると相異なる複数の課題を同時並行で追究しているからではないか。それは結局、本書が「社
当研究会は、『概念分析の社会学2:実践の社会的論理』(2016、ナカニシヤ出版)の刊行準備のために設立したものです。 2011年初頭に活動を開始し、 (極端に)広い意味で「エスノメソドロジー・会話分析」に関わる、 (適切な自己紹介以外に)参加資格制限のない、 専門性の比較的低い、 オープンな研究会 を不定期に開催してきました。 管見の範囲でも、関東近隣の居住者が参加できるEMCA関連の研究会には、すでに下記のものがあります: 公式的で専門的な研究会 (日本エスノメソドロジー・会話分析研究会) 大学のゼミなどを母体とする 比較的専門性の高いデータセッション (ex. 明治学院大学 西阪研究室、筑波大学 高木研究室など) オープンなデータセッション (ex. [いわゆる]成城EMCA研究会) クローズドで博士課程の院生が中心の互助的な研究会 (ex. 社会言語研究会、本郷概念分析研究会) 当研
このページは、小宮友根『実践の中のジェンダー』(新曜社・2011年9月刊行)を ご紹介するものです。 著者の許諾と協力を得て、ウェブサイト『日曜社会学/エスノメソドロジー番外地』内に設置されています。 本書については 下記のページにも著作紹介があります。 ■出版社の紹介ページ (詳細目次と「まえがき」) ■エスノメソドロジー・会話分析研究会の紹介ページ (一問一答) 2016-03-25 「著者について」欄に2016年4月刊行の『概念分析の社会学2』を追加しました。 2014-06-03 「著者について」欄の所属と業績などを更新しました。 2014-01-31 共訳書、エリック・ブライシュ『ヘイトスピーチ 表現の自由はどこまで認められるか』(2013、明石書店)が刊行されました。「著者について」欄に訳書サポートページや小宮コメントページへのリンクを掲載しました。 2014-01-31 20
【告知文より】 ゲストのお二人には、それぞれに、上記書籍(特に前者)に接して、 面白かったところ。 疑問をもったこと。 関連しそうな哲学的な話題。 読んでいたときにふと思いついたこと。 などを、「話題提供」と「雑談」の中間くらいの感じで紹介していただく… (1)感想 非常にきれいな構成になっていて読みやすい(自分たちが作る時に参考になる)。 (例)「EMは実践についての学問である。」(WM, pp. iv-v) 「実践を記述するということは、そもそもどういうことなのだろうか」 「そもそもなぜそんなことをしようと考えるようになったのだろうか」 「具体的にどういった記述ができるのか」 ⇒ この3つの問いに対応した3部構成で、順に理解が深められるようになっている。 (2)哲学とEMの類似性 EMも哲学も極めて幅広いトピックを扱うことができる。 「EMは、私たちが参加しうる実践であれば、どこからで
1 自己紹介 分析哲学、特に分析形而上学という分野を専門にするポスドク(学位なし) 分析形而上学は、ごく大ざっぱに言えば、「世界に何が存在するか」、「私たちとは何ものか」、「私たちは本当に自由なのか」といった古典的な形而上学的問題を、分析哲学で蓄積されてきた論理的道具立てなどを駆使しながらできるかぎり明晰に考えようというもの。 今日は分析形而上学の話題に限定してお話するのではなく、より広く(分析)哲学研究者としてお話する予定。ただし、当然哲学を代表できる知識があるわけはないので、適宜出席している他の哲学者の方々に助けを求めたい。 2 EMとの遭遇 「ゆるふわ形而上学」という会合を通して酒井さんに出会う。 私が信じる基本的な法則「面白い人が興味を持っていることは面白い」。 この法則を酒井さんについて適用した結果、今回の課題図書(『エスノメソドロジー』 と 『概念分析の社会学』)に出会う。 実
このコーナーには、2011年08月07日に早稲田大学にておこなった二クラス・ルーマン『社会の科学』(邦訳:上 下)合評会における配布資料を収録しています。 この頁には酒井泰斗さんの配布資料を掲載しています。 なお、本文中 このスタイルがついた部分 (rep1、rep2)には、報告後にMLにて いただいた出口さんからのリプライを掲載しています。 出口弘『社会の科学』書評(週間読書人 2010.05.21)の構成 1.はじめに 2.社会の科学を問う 3.継承すべきもの ※PDFファイルへのリンク(準備中) 1:モデルとシステム概念について 前提 【T1】 [システムはモデルである]システム科学において、システムは認識のためのモデルである。[出口書評 第2節第3段落] 【T2】 [システムはモデルではない]パーソンズにとってシステムは分析モデルであったが、ルーマンにとっては現実存在する対象を指示
日時 10月24日(日)13:00~15:30、USTREAM の WLB cafe チャンネル にて生放送。 ※会場でご覧になるには 事前申し込みが必要です(お席は抽選です)。 「会場へお越しになりたい方へ」のページから お申し込みください。。 ※当日の様子は、録画のうえ 期間限定で掲載します ※告知のための ポスターとチラシを用意しました。ご利用ください: A2ポスター[7.7Mb] A4チラシ表[3.4Mb] +A4チラシ裏[1.3Mb] プログラム 第一部 『迷走する両立支援』が投げかけたもの / 仕事と育児の両立支援の現在 第二部 個人と社会、企業と政治 ── 何が、この国の両立支援を阻んでいるのか 第三部 twitterによるQ & A / 一人ひとりの決意表明 tweet 交流会 「リアル・ワークライフバランス・カフェ」(対談終了後~17時くらいまで。詳細は スタッフ日誌 で
このコーナーには、2009年08月10日に青山学院大学院大学にておこなった【毛利康俊論文集 出版前検討会】における配布資料を収録しています。 この頁には毛利康俊さんの配布資料を掲載しています。 第一節 法秩序論の課題 内的編成 他の社会秩序との関係 ← 重点 社会全体のなかでの位置 人間の生のとっての意味 事実的、経験的、社会的 > 理念、価値、規範 注 日本の法秩序論との関係 尾高朝雄 円錐同心円モデル → 動態化 井上茂 過程 法的推論も含む → コミュニケーション概念で豊富化 田中成明 3類型モデル 法秩序にはらまれる緊張の類型的分析 → 特定の問題領域に即して分析する手段の提供 第二節 ルーマン解釈の分岐点 第一款 社会システムと意識システム ― 要素、作動、メディア 時期区分 前期 要素 複雑性 後期 オートポイエシス論 作動 晩期 動的双相理論へ 作動と相即的なメディア変容 →
このコーナーには、2009年08月10日に青山学院大学院大学にておこなった【毛利康俊論文集 出版前検討会】における配布資料を収録しています。 この頁には大森貴弘さんの配布資料を掲載しています。 はじめに Ⅰ、ルーマンシステム分化図式の変遷 Ⅱ、毛利康俊論文への論評 1、「リスク社会における科学評価のための法制度設計をめぐって─ ルーマン派システム論アプローチの新展開とその周辺」について。 2、「福祉国家における法現象の分析枠組み(ー)――ドイツ法化論の批判的継承に向けて――」について。 3、その他 はじめに 既発表論文をまとめ、これに基づいて毛利康俊論文について論評する。 大森貴弘(2006)「ニクラス・ルーマンの権力分立論──グローバル・コンテクストにおける応用可能性」早稲田法学会誌 56 大森貴弘(2007)「再びニクラス・ルーマンの権力分立論──民主制における権力循環」早稲田法学会誌
このコーナーには、2009年08月10日に青山学院大学院大学にておこなった【毛利康俊論文集 出版前検討会】における配布資料を収録しています。 この頁には酒井泰斗さんの配布資料を掲載しています。
このコーナーには、2009年08月10日に青山学院大学院大学にておこなった【毛利康俊論文集 出版前検討会】における配布資料を収録しています。 この頁には小宮友根さんの配布資料を掲載しています。 1. 社会学と法哲学 2. ルーマンの社会システム論による法記述 3. それは何をすることなのか 3-1. 毛利さんの考え 3-2. 質問1 4. それをして何なのか 4-1. 毛利さんの考え 4-2. ルーマンの非一貫性 4-3. 質問2 5. 私見 1. 社会学と法哲学 社会学者、ルーマン 意味の秩序としての社会秩序に照準しつつ 個人の心理にそれを還元しない 法哲学的関心とどう重なる/重ならないか a)法概念論的問い(法とは何か)との関係 法の理論である限り社会学もこの問いに接近するが、当然関心は異なる b)法実践に対する貢献 関心の違いからどのような帰結が導かれるか ルーマン理論の骨子との関係
このコーナーには、2009年08月10日に青山学院大学院大学にておこなった【毛利康俊論文集 出版前検討会】における配布資料を収録しています。 この頁には当日のディスカッションの一部を掲載しています。 * 西南学院大学法學論集 35(1/2) [PDF] (ニ) 法への期待、法理論への期待 こうして、我々が日常の法的政治的実践において、ひとかたまりの事実 として経験し理解している出来事に対して、構造的カップリングは、別の形で 経験しなおす ように促す。構造的カップリングの見方によれば、一塊の出来事 は、実は、個々の行為主体に対して広狭さまざまな範囲の行為と経験の可能性の地平を聞く複数の社会システムが、同時に関与して生じている錯綜した事態である。 ルーマンの理論は、このように我々のものの見方、むしろ経験の仕方を変更することに求めている。このことによって、ルーマンは我々に何を期待しているのだろう
Date: Wed, 18 Sep 2002 05:22:44 +0900 To: ■■■ML From: 酒井泰斗 Subject:【0】口上 酒井です。 ■さんと私のやり取りが、「もめごと」と呼べるようなものに発展してしまったように見えるにもかかわらず、現時点においても(あるいは今の所)、このMLにおける私(および■さん)の「発言権」が剥奪されていないことに──管理人氏およびメンバー諸氏に対して ──、まず感謝したいと思います。 ところで、今回の「もめごと」において、私は、私自身が、特別に非難に値する「不穏当/不適当な発言」を行ってしまった、とは、いまのところ思っていません。そこで、以下私は、 1)「自分の体面を保つ」(face work)こと、と 2)「自分の発言の妥当性あるいは無-問題性を証示する」こと という二つの要件を満たしつつ、寄せられている■さんの問いに答えることを目指して
Date: Thu, 6 Jul 2000 01:35:39 +0900 From: 大黒岳彦 Subject: [luhmann:01369] Re: 1364 大黒 :『メディアのリアリティ』目次 大黒です。 【略】 ルーマンのメディアに関する対概念「FORM-MEDIUM」を従来のコミュニケーション・メディアにまで適応・拡大した論文あるいは著作は存在するのでしょうか? 「自己言及について」「ルーマン自身を語る」でその内容の片鱗は窺えるのですが、今ひとつ具体性に欠けます。 もしご存じでしたら、教えていただけませんでしょうか? Date: Sat, 8 Jul 2000 01:14:06 +0900 From: 菅原謙 Subject: [luhmann:01374] Re: 1364 大黒 :『メディアのリアリティ』目次 菅原と申します。 Die Kunst der Gesellsch
このページに ものすごく久々にアクセスしてみたら、ものすごくどうでもいいことが書いてあって頭が痛くなったので 10年越しの追記をしておくことにする。 まず、文中「あとで追加する」と記しつつも放置してあった点について。 私が、「二歩目でルーマンはスペンサー=ブラウンから離れる」と言っているのは、たとえば「生活世界」論文の 次のような箇所のことを指している: しかし{スペンサー=ブラウンが「凝縮condensation」について述べるのとは異なり}、この世界では、その意味を変更せずに二度指示されるものはない。[...] 指示が繰り返されることによって、指示されたものは慣れ親しまれたものとなり、人がそこから出発したところの区別が同時に、慣れ親しまれたもの と 慣れ親しまれていないもの という付加的性格を獲得する。 ここでもわれわれは [...] {スペンサー=ブラウンのいう「無化cancella
2007年1月28日(日)に東京経済大学にておこなわれた、長岡克行著『ルーマン/社会の理論の革命』合評会 の配布資料です。評者は 馬場靖雄、三谷武司のお二人でした。この頁には三谷武司さんの配布資料を掲載しています。 1. 総評 感嘆すべきルーマン紹介書 研究書ではなくあくまで紹介書 他の論者への批判 訳語の問題 本書の意義 2. 各論 (1) コミュニケーション (2) 合理性 1.総評 感嘆すべきルーマン紹介書 本書は、ルーマンの所説を紹介した本、著者自身の言い方では「横のものを縦にした紹介書」である。本書の特徴は何よりもまずその分量であり、扱っているトピックの包括性であり、それらについてのルーマンの所説の網羅性である。これらの点において類書は本書に遠く及ばない。率直に言って評者は、通読して(というか途中から)、「ああもうこれでルーマンを読む必要はないな」と思った。それくらい、「~につい
次のページ
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『socio-logic.jp - エスノメソドロジー番外地』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く