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大阪万博
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自己憐憫は一種の魔薬だと思う。 こんなに浸れることは他にないから。 悲しい悲しい悲しい悲しいで事実から目を逸らして何も考えずいられる。 飼っているセキセイインコが病気になって、急速に状態が悪くなり、入院になった。検査でそれは治療法のない致死の病気だとわかった。 そんな病気があることも知らなかったから情けないことに獣医の前でオロオロするばかりで、気がついた時には道路にいて、ちょっとした注射と薬で調子が良くなった小さなかわいいおりこうな小鳥と一緒に帰るはずだったのに、なぜだか手には何も持っていなくて、それが受け入れられず脚が自分のじゃないみたいに感じた。 病院で告知を受けたあとはこんな感じだった。 それから、呆然としたままのろのろと脚を前にはこび、家に帰って、「今日入院になったセキセイインコの飼い主ですが、夕方に面会に伺ってもよろしいでしょうか」と動物病院に電話をして、やっと手足が自分のものに
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