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ドラクエ3
ushiostarfish.hatenablog.com
レイトレ合宿7 アドベントカレンダー 7週目の記事です。 IEEE 754 浮動小数点 IEEE 754 浮動小数点は、本当は完全に扱えるはずもない実数をコンピューター上であたかもそれが実数を扱えるかのような錯覚を感じさせるのに成功している浮動小数点の標準規格です。過去にはたくさんの表現方法があったようですし、新しい表現方法が研究されていたりもするようですが、本記事では浮動小数点はすべて IEEE Standard for Floating-Point Arithmetic のことを指します。 レイトレーシングに限らずコンピューターで浮動小数点を使った数値計算は極めて広い応用がありますが、それにもかかわらず浮動小数点の負の側面、誤差やそれに対する傾向と対策についてはそれほどスポットが当たっていないように思います。 そこで今回はゼロから浮動小数点の扱いについて考えてみようと思います。 内部表
前回からの続きです。 ushiostarfish.hatenablog.com If you like english version, Please check this ushiostarfish.hatenablog.com シェーディングモデル 本論文では、以下の図のように2本のたて糸とよこ糸が図のように直行している様子をモデル化します。 ※Fig. 2 IMAN SADEGHI, OLEG BISKER, JOACHIM DE DEKEN, HENRIK WANN JENSEN, UC San Diego, "Practical Microcylinder Appearance Model for Cloth Rendering" 図を見て分かる通り、明らかに たて(経)糸とよこ(緯)糸で見えている面積が異なります。これをシンプルに反映し、以下の式で出射放射輝度を定義します。 こ
スロープ空間 先のMicrofacet入門(1)でおざなりにしていた、 とは何かについて、見ていきます。それを整理するために、まずはスロープ空間について考えます。 スロープ空間とは、マイクロファセット法線を変数変換してできる空間です。マイクロファセット法線を、を使って表すと、 となり、スロープ空間は二次元であり、 と表すことにすると、変数変換は、 と表すことができます。一見直観的でないように思われますが、 である状況を考えてみましょう。 なんと、x が になりました。これが"スロープ空間"のゆえんであります。 これには幾何学的解釈もでき、以下のようにスロープ空間がxy平面だとすると、z=1の面に投射した、と考えることができます。 ※75 ページ Earl Hammon, Jr, GDC, "PBR Diffuse Lighting for GGX+Smith Microsurfaces"
動機 現在リアルタイムレンダリング、およびオフラインレンダリングにて、マイクロファセット理論をベースにした材質の表現は幅広く使われています。また、それらをベースにした発展手法も数多く存在し、それらを追いかけていく上でも基礎理論を整理しておくことは重要のように思われます。しかしながら、マイクロファセットベースのBRDF&BSDFによく使われる式そのものの情報は数多くあるにも関わらず、それらの導出の部分に関する資料はかなり少ないように思いました。 そこで本稿ではマイクロファセット理論に関する論文である、 Eric Heitz "Understanding the Masking-Shadowing Function in Microfacet-Based BRDFs" Bruce Walter, Stephen R. Marschner, Hongsong Li, Kenneth E. Tor
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