主に中国料理、ほかにベトナムなどインドシナ地域でも使われる混合スパイス。使用するスパイスは必ずしも5種類というわけではなく、一般的にスターアニス(八角茴香)、山椒、花椒(ホアジャオ)、シナモン、クローブ、フェンネルの種などがよく用いられる。独特の香りがあり、香りづけや材料の臭み消しに幅広く使われている。 ブレンドするスパイスは地方によって異なるが、基本的には「四香一辛」のスパイスが調合される。チンピ、シナモン、クローブは共通して使用され、残りの芳香系スパイスといして、中国の南の方ではスターアニスが用いられることが多く、それ以外の地域ではフェンネルが用いられることが多い。また辛味系スパイスはほとんどの場合は花椒が使用され、一部の地域ではペパーが使用される。