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投稿者 : 花崎哲 「緊急事態宣言」を許すな! 4月19日 共闘する市民集会〜憲法、こんなときだからこ そ〜 と き:2020年4月19日(日)13:30〜16:40 ところ:文京区民センター(地下鉄春日駅・後楽園駅) 「緊急事態宣言」を許すな! 4月19日 共闘する市民集会〜憲法、こんなときだからこそ〜 プログラム: 13:30 開会(共闘する市民集会・趣旨説明) 13:40 緊急リレートーク 報告・発言(安倍政権が壊したもの)それぞれの現場から、 闘い続ける市民運動を中心に 安保法制/基地/教育(根津公子)/医療(本田宏)/原 発(神田香織)/兵器・自衛隊/政治/メディア(醍醐聰)/文化(野田邦宏)/芸術( 中垣克久)/司法/労働運動・組合活動(関ナマ労組)/民主主義/三権分立/人権/言 論(鈴木邦男)………、 ほかアピール・スピーカー募集中 3/28現在 各10分〜15分のアピールを
あきらめずに闘ってよかった!〜「君が代」訴訟で逆転勝訴、停職処分を取り消し *根津公子さん(左)と河原井純子さん →動画(14分)・根津公子さんの報告 東京高裁は3月25日、「君が代」処分事件で東京地裁判決を変更し、停職6月の処分を取り消す原告の「逆転勝訴」の判決を言い渡した。安倍政権の下、司法の逆流が進む中で決してあきらめない粘り強い闘いがもたらした貴重な成果だ。 卒入学式で「日の丸・君が代」を強制する都教委通達(2003年10・23通達)に基づき、2009年3月、河原井純子・根津公子両氏は停職6月の処分を受け、その取り消しを求めて、法廷で争ってきた。停職6月というのは免職一歩手前の過酷な処分である。東京都教委は「君が代」を歌わないだけで累積加重によりかくも重い処分を科したのだ。 *司法記者クラブで会見 東京地裁は河原井さんの処分を取り消したものの(都教委控訴せず確定)、根津さんの停職6
【拡散希望】 原発問題や社会的弱者を丁寧に取材されてきた朝日新聞の青木美希記者が、4月から現場を外され、一行も新聞に書けない部署への人事異動があったと聞き、皆さまにご協力をお願いしたく投稿します。現場を一番大切にしてきた方が取材出来ない、被害者が取材してもらえない、事実が伝わらない歯がゆさを思うといたたまれません。朝日新聞「ご意見・お問い合わせ」にご意見を送っていただけませんか? https://www.asahi.com/corporate/contact/11589259 国家権力が揉み消そうとしている不都合な事実を「なかったことにはさせない」と抗い、被害者・弱者に寄り添い、いつも真に迫る記事を書き続けてくれている稀有な存在。特に原発問題をとことん追いかける記者は本当に貴重な存在だし、被害者の希望の光です。 3.11から10年目を迎えオリンピックやコロナウイルス騒ぎで追悼式さえ中止にな
→動画(5分48秒) 「桜を見る会」の疑惑に答えることなく、国会閉幕で「逃げ切り」をはかった安倍政権。その閉会日(12/9)に官邸前に集まった怒りの市民たち約30人がいた。いつも手作りのプラカードで新宿西口でスタンディングをつづけている大木晴子さん(写真下)。この日は「安倍政権がシュレッダーに掛けたのは民主主義なのです」の言葉を掲げていた。 「私も71歳。こんなひどい安倍さんの世の中を若い人に残すわけにはいかない。そのために何ができるかをいつも考えている。でも電車や街頭で周りを見ていると、無関心で目が生きていない人ばかりで同じ顔に見える。どうか無関心にならないで下さい。無関心は平和の敵です」と危機感をあらわにしていた。(大木晴子さんHP) ある男性はマイクでぶちまけた。「何もかもが腐りきっている! 書類は捨てられる。隠蔽、ねつ造、廃棄、何でもあり。他の国だったら捕まっている。自由も民主主義
毎木曜掲載・第129回(2019/10/10) フェミニスト批評の知的快感 『お砂糖とスパイスと爆発的な何か−不真面目な批評家によるフェミニスト批評入門』(北村紗衣、書肆侃侃房)/評者:渡辺照子 私なりに批評の定義づけをさせてもらうとすれば、批評とは、何が面白いか、なぜ面白いかを他者にきちっと言語化して伝えるワザだと思う。だから「得も言われぬ味わい」などという表現はきっと許されない。 さらに、表出されたものを通して、それが意味するものを解読する営みだと言ったら少しは批評の役割がわかるかもしれない。特に、本書は「フェミニスト批評」と銘打っている。長い歴史の中で、男性による創作、視点、価値観が普遍的なものだと思われてきた、その限界と偏りが解き明かされる。 男性性は、普遍的なものではなく、これまで欠落させてきた女性の、つまりフェミニズム的な視点が、批評をより豊かにしてくれる、という一貫した姿勢が
*写真=山本太郎氏 「外国人労働者の受け入れと排外主義」については昨年12月に書いた本連載の第26回目でも触れた。この間新しい情勢が生まれたこともあり、大事なことなので再論しておきたい。 今回の参議院議員選挙で山本太郎氏が率いる団体(その固有名詞を引き写しすることはしたくない)が、無風で退屈極まりない選挙状況に一定の波紋を投げかける役割を果たしたことは、その立場への賛否を超えて、疑いようもない。氏の街頭演説は「相互対話性」に満ちており、口汚いヤジにも的確に応答する。内容的にもひとの心を掴む勘所をおさえている。氏が声をかけて立候補を要請した人びとの顔ぶれを見ても、この社会が現在抱えている問題の在り処をおのずから明らかにしていて、巧みだ。社会を覆い尽す無風状態、選挙に対するしらけた感情、与野党の判別がしかとはつかぬ翼賛状況――こんなただ中にあって、ある種の「熱狂」が氏の周辺に巻き起こった理由は
反芸術活動家・自称室伏良平くんの逮捕について https://twitter.com/SAKAI_Tooru/status/1159546642267140096 友人の反芸術活動家である自称・室伏良平くんが「あいちトリエンナーレ」関連で逮捕さ れたとの一報を受け、前日の晩に急きょ、その場に居た友人一同で「室伏良平くん救援会 」をでっち上げた。そのせいで、昨日は朝から終日救援活動に奔走することになってしま った。頭の先からつま先まで全く理解も共感も出来ん事件で走り回ってる自分に我ながら あきれる。 自称・室伏良平くんは、官制芸術展・「あいちトリエンナーレ」にずっと前から激しい反 発を表明しており(それこそ、「少女像」とかが問題になるはるか以前から)、「なごや トリエンナーレ」とかいう対抗イベントをやっていた↓。 https://www.nagoyatriennale.info/ https
米国アリゾナ州の砂漠地帯で、移民たちに水や食料を提供する活動を行っているウオレン さん。こうした行為が「不法入国者をかくまった」などの容疑にあたるとして、起訴され てしまいました。起訴がただちに取り下げられるよう、要請してください。詳しくはフォ ーカスで。 □■□ 2019.6.13 通巻864号 ━━━━━━ アムネスティ・アップデート https://www.amnesty.or.jp/ □■□ 目次 ━━━━━━━━━━━━━━ [NEWS] 香港:警察はデモ隊への武力行使をやめよ https://www.amnesty.or.jp/news/2019/0613_8149.html [FOCUS] 米国:移民の命を守る人道支援を犯罪扱いしないで! https://www.amnesty.or.jp/get-involved/action/us_201906.html [ACTION]
1996年末、外国為替危機が迫った時、モラトリアムという見たことも聞いたこともない言葉が政府の口から飛び出してきた。 モラトリアム? デフォルト? 国家不渡り? いったいどうすれば国家が不渡りになれるのか疑ったが、 国家がほろびるかも知れないという政府の発表を深刻に信じるほかはなかった。 国際通貨基金IMFに救済金融を申請すれば経済信託統治が始まるとし、 日本帝国主義の信託統治から抜け出すために始めた国債報償運動のように 国民は金具を集める運動をしたりもした。 国家財政は黒字でも赤字でもなく、ぴったり合うように使う均衡財政が最も良いと信じている。 そして国家も借金することができ、その上、不渡りも出させると思う。 しかしいつでも金を刷って使える国家は均衡財政ではなく、 ずっと赤字状態でもよく、 借りることもせず、不渡りになることもないという貨幣理論があって、 心をときめかせる。 現代貨幣理論
ニーメラーの警告を無視してはいけない〜「関西生コンを支援する会」結成される →動画(11分) 4月15日、参議院議員会館にて「関西生コンを支援する会」結成総会が行われた。くしくも4日前、全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン支部の委員長・副委員長が、みたび逮捕されたタイミングとなった。参加者は約100名だった。 関西地区生コンに対する弾圧とは、2017年末に関西生コン支部が行ったストライキ決行を契機に、現在まで、のべ58名の逮捕者が出ている事件を指す。労働組合としての当然の行為であるストライキに対し、警察、裁判所、検察が一体となった弾圧行為が行われている。これに抗するため「関西地区生コンを支援する会」が作られた。会の目的は「不当な長期勾留と接見禁止の即時中止及び保釈」「組合つぶしを目的とした、憲法28条・労働組合法1条2項に違反する不当捜査の即刻中止」「公正かつ迅速な裁判による無罪判決の
〔福岡県TSより〕 新5千円札の肖像になることが決まった津田梅子は、日本の女子教育、英語教育 の先駆者でした。 教えていただきました。もう一つの顔があったことです。 津田梅子は朝鮮、朝鮮人を軽蔑していた事実です。 彼女は朝鮮人を動物よりも汚い野蛮人だと手紙に書きました。 (ここから) 2006 日本コミュニケーション学会九州支部 【 研究ノート 】 近代化の歪みに挑んだ明治の女性たち1) ―津田梅子と石井筆子の異文化受容のパラドックス― 清水孝子(日本文理大学) http://www.caj1971.com/~kyushu/KCS_04_Shimizu.pdf… 「2.2.2.1883(明治16)年9月30日の手紙父が帰ってきました。2、3日前 に、思ったよりも早く着いたのです。朝鮮についてとても興味深くおもしろい話 をしてくれました。いくつかの点では、動物の方がこのような汚い朝鮮人よりま
関西生コン弾圧事件の問題点(第1回) 関西地区生コン支部に対する異常な権力弾圧がつづいている。その問題点をあきらかにする連載をはじめる。 「仲間を返せ」と東京でも緊急報告集会(19年2月8日、全水道会館) 第1回は「湖東生コン協組事件」の不自然にくりかえされる逮捕劇の問題をとりあげよう。 この事件では、湖東生コン協同組合という中小企業の業者団体の理事長ら6人、組合の武委員長ら20人、合わせて26人もの関係者が逮捕されている。しかも逮捕は昨年7月から今年2月にかけて5回に分けておこなわれてきた。武委員長らの裁判はすでに昨年11月からはじまり、検察側の証人尋問がつづいている。 しかし、警察や検察はさらに逮捕、起訴を予定していると裁判で予告し、裁判官も逮捕者の勾留理由開示公判で「事件の全容解明に必要だ」などと主張している。いったい、どれほどの陰謀事件だというのか。捜査の問題点を順を追ってみてみよ
これでは真実はわからない〜ベネズエラ情勢をめぐる大手メディア報道 森広泰平(アジア記者クラブ事務局長) *2月号に掲載された風刺画 *記事の目次 アジア記者クラブ2月号(313号)は、特集「いかにメディアはベネズエラ報道で合意の捏造を続けているのか」を組み、5本の重要記事を掲載している。同クラブ事務局長の森広泰平氏は同号の「編集後記」で邦字メディアの問題点を痛烈に批判している。以下、紹介する。 * * * * * * 米政府がベネズエラへの軍事介入も辞さないという政権打倒宣言を1月下旬に行ったことを受けて、それに迎合する邦字メディアの目に余る報道内容のデタラメさを座視できず、本特集を組むことにした。邦字メディアの記者も読者も全く関心と反応を示さないことが想定されるので、時間と労力を要するこのような特集を組むと徒労感に襲われるのだが、心を奮い立たせて、このベネズエラ報道がジャーナリズムに突き
★ベネズエラ情勢に関する有識者の緊急声明 〜国際社会に主権と国際規範の尊重を求める 2019年2月21日 東京 ベネズエラ情勢が緊迫している。現マドゥーロ政権に反発するグアイドー国会議長が1月23日街頭デモ中に「暫定大統領」に名乗りを上げ、米国とEU諸国がただちにこれを承認するという異常事態が発生した。米国政府は軍事介入も仄めかしてマドゥーロ大統領に退陣を迫っている。世界の主要メディアはこうした事態を、「独裁」に対抗する「野党勢力」、それによる二重権力状況といった構図で伝えている。 見かけはそうなっている。だが、すでに干渉によって進められた国内分裂を口実に、一国の政権の転覆が目論まれているということではないのか。米国が主張する「人道支援」は前世紀末のコソボ紛争以来、軍事介入の露払いとなってきた。イラクやその後のシリアへの軍事介入も、結局は中東の広範な地域を無秩序の混迷に陥れ、地域の人びとの
●2019年2月発行「スペース21」110号より転載紹介 いわゆる〈徴用工問題〉について〜「日韓条約で解決済み」は誤り 大口昭彦(弁護士) *路上で会見する「徴用工」代理人弁護士(新日鉄前 2/15) 1 昨年秋以来、韓国人元徴用工に対する新日鉄を始めとする大手企業の補償問題が、大きな問題になっている。我々は、あくまでも日韓人民連帯の立場から、この問題をいかに考えるべきであろうか。 2017年11月に私は、スペース21の総会に於いて、韓国人元軍人軍属の靖國神社合祀問題・徴用工への未補償問題等について報告する機会が与えられたのであるが、そのときに触れた後者の問題が、現実に大きな政治課題として顕在化するに至っているわけである。 与えられた紙幅が少ないので十分には論じられないのであるが、私は、最低限の結論として、以下を強調しておきたい。 ①国際法の定説から見ても、「日韓条約で解決済み」は誤りであ
誇りをもって働ける職場めざして〜練馬図書館労組「指定管理者拡大に抗する闘い」の報告集会 染 裕之(東京清掃労組委員長) 2月12日、東京・練馬区立図書館専門員労組のたたかいの経過報告集会「“図書館司書のストライキ”を掲げて」に参加しました。区内に12館ある区立図書館は、既に9館が指定管理下に置かれています。昨年7月、区は残る3館のうち2館も指定管理に拡大することを提案。反発した専門員労組は、労使交渉を重ねながら、12月19日と26日の二波のストライキを構え、指定管理者拡大を撤回するよう求めました。 越年したたたかいは、区が「直営として残る1館での専門員全員の雇用を確保し、その1館を基幹図書館と位置づけ、区内図書館の統括的な運営を担わせる」ことを再提案しました。残念ながら指定管理者の拡大撤回には至りませんでしたが、雇用確保と図書館機能のサービスが維持できると判断して妥結しました。 人目
選挙の争点は「経済」〜反緊縮左派の躍進めざし「薔薇マークキャンペーン」が始動 久下 格 2019年4月の統一地方選挙と7月の参議院選挙の争点は「経済」だとして、 1.10%消費税引き上げの中止。 2.社会保障・医療・介護・保育・教育・防災への大胆な財政出動によって経済を底上げし、質の良い雇用を大量に創出。 3.最低賃金を引き上げ、労働基準を強化して長時間労働や賃金抑制を強制する企業を根絶、外国人技能実習生制度の廃止。 など6点の政策を提言し、こうした「反緊縮の経済政策」に賛同する立候補予定者を薔薇マークに認定し、有権者にアピールする「薔薇マークキャンペーン」が始動しました。 呼びかけたのは、松尾匡立命館大学教授をはじめとする経済学者、社会学者、ブレイディみかこさん、斉藤美奈子さん、池田香代子さんら、経済政策に関心をもつ社会運動家、評論家など22名。2月1日、衆議院議員会館でキックオフ
23日報道された明仁天皇の最後の記者会見(誕生日会見。実施は20日)をメディアはこぞって最大限に賛美し、「感動した」などの「国民」の声(だけ)を報じました。 しかし、会見内容を分析すると、そうした「賛美」とはまったく逆に、多くの問題を含むきわめて政治的な重大発言であることが分かります。 問題点は少なくとも10あります(こうした政治的発言を行うこと自体、憲法第4条に抵触しますが、ここでは発言内容の問題に絞ります。引用した発言はすべて宮内庁のHPからです)。 ① 日本が戦場にならなければ「平和」なのか 「平成が戦争のない時代として終わろうとしていることに、心から安堵しています」 メディアが大きく取り上げた言葉ですが、「平成」すなわち1989年〜2018年に、世界で紛争・戦争が絶えなかったことは周知の事実です。にもかかわらず「平成」を「戦争のない時代」と言うのは、日本が戦場にならなかったと
高井弘之 *1965年日韓基本条約の締結 強制「徴用工裁判」判決に関して、日本政府は、「日韓請求権協定で、完全かつ最終的に解決済み」にもかかわらず、それを破った韓国政府は許せない―言語道断だという類の「居直り―逆切れ」の「厚顔無恥」状態である。この状況は、もうこれ以上はないだろうと思えるほどのところにまで達している。 一方、マスメディアもそれらを垂れ流すだけで、では、それで「解決」したというところの「日韓請求権協定」とはどんなものだったのかという検証は、相変わらず、一切しない。 そもそも、「日韓基本条約―日韓請求権協定」を、日本政府は、日本による植民地支配は合法で正当なものだったという立場から締結し、そのことからの必然として、日本の植民地支配に対する賠償などいっさい行っていないというのが公然たる事実である。 この『協定』における請求権とは、日本の(不法な)植民地統治で受けた被害に対する賠償
執行までの日々、もし自分だったら〜映画『教誨師』が描いた死刑囚 堀切さとみ 人は必ず死ぬのだけれど、病気や事故ならしょうがない。だけど、死刑という死に方だけは望まないというのが自然な感情だろう。誰だって自分が死刑になるかもしれないと思って生きたりはしない。ただ、日本に生きていると「死刑」、しかも絞首刑という、かなり残酷な死に方をする可能性があることに、あらためてゾっとする。 映画『教誨師』を観た。オウム幹部の13人が処刑されて三か月。「死刑」について考えてみたかった。 教誨師を演じたのは今年二月に急逝した大杉漣。彼をはじめ、映画の制作に関わったすべての人たちが、死刑囚、あるいは教誨師と自分とを重ね合わせたことだろう。学はないけれど気の優しいホームレス、経済的に追い詰められた父親、愛する女性と結婚できなかった男、騙されて主犯にさせられてしまった女、親分肌のヤクザ、この社会を客観視してい
あるところで、「ロシア革命百年講座」を全6回で行なっている。ソ連体制崩壊から早や4半世紀が過ぎて、党と政府の下で厳格に管理されてきた秘密文書の公開も進み、ロシア革命は新たな視点で解釈・分析されるべき時期を経つつある。刺激的だ。前回は、最高権力者(独裁者)と文学者の関係の問題を考えた。スターリンも、一筋縄ではいかぬ人物だ。ボリシェヴィキに批判的な劇作家が書いた戯曲の舞台を観に、何度も足を運んでいる。「敵」を知り、その利用方法を考え抜くのだ。独裁者とはいえ、文学や舞台の世界にも浸る政治家がいた事実を思うと、日本の現在の政治家の文化的な「貧しさ」はどうしたものだろうと、と慨嘆する質問が出た。 確かに、と誰もが嘆息をつくだろう。若いころ、武田泰淳の『政治家の文章』を読んだ(岩波新書、1960年)。中身をよくは覚えてもいないが、政治家が書く文章の拙さをあげつらったものではない。政治的立場はどうあれ、
地下茎でつながる「ヘイト攻撃」にどう対抗するか〜シンポジウムを開催 10月3日、ネットを悪用した「ヘイト攻撃」をリアルタイムで受けている弁護士や労働組合のほか、大学教員やジャーナリストらが登壇したシンポジウムが、参議院議員会館で開催された。参加者は約80名だった。 シンポジウムの終盤に登壇したジャーナリストの安田浩一さん(写真上)は「市民運動や労働運動が遅れていたのは、インターネットへ対応できなかったことではない。レイシズムに対する危機感だ。単に弁護士や、労働組合が攻撃されているならば個別の問題で済むこと。しかしこれは、私たちの社会へ向けられた問題。社会を壊す問題だ」と発言。日本国内で跳梁跋扈(ちょうりょうばっこ)している、すべての「ヘイト攻撃」が地下茎でつながっていると問題提起した。 「私、ネットを悪用した『ヘイト攻撃』にさらされているんです」と冗談交じりに話したのは、長年ブラック企業問
毎木曜掲載・第74回(2018/9/13) マンスプレイニングってなに? ●『説教したがる男たち』レベッカ・ソルニット ハーン小路恭子訳 左右社/評者=渡辺照子 私の周辺のフェミニストの間ではこのところ「マンスプレイニング男」のことが「大流行り」だ。マンスプレイニングとは、「男性が偉そうに女性を見下しながら何かを解説・助言すること。man(男)とexplain(説明する)という言葉をかけ合わせた言葉」だ。(HUFFPOST:Jenavieve Hatchさんの説明による)それは私を含む女性の友人・知人が実に多くこのマンスプレイニングを「浴びて」いるからだ。私は当事者として派遣労働問題を発信しているが、その反応の中のあるパターンとして、例外なく「男性」から、「労働法のなんたるか」のレクチャーを受ける。その内容はおしなべて初歩的で一般的であり、残念ながら私の見識を深めるものにはならない。マンス
広州日弘機電有限公司(ニッパツの100%子会社)を不当に解雇された沈夢雨さん自身の文章も結構あるので、これから紹介していきたいと思います。彼女がなぜ中山大学の大学院を卒業して工場労働者になったのかを語っている文章をWさんと訳しました。(I.Y) ◎後悔なき選択:中山大学のエリート学生から組み立てラインの労働者へ(沈夢雨) 一 工業区の女子大学院生 二 自動車パーツ工場の女性労働者へ 三 変革のためにたたかう ■ 中国語原文 ■ 英語原文 沈夢雤:後悔なき選択 一 工業区の女子大学院生 2015年6月、私は中山大学数学コンピュータ科学部大学院を卒業した。しかし同級生たちとは異なり、高層ビルのオフィスで働くような仕事に就くかわりに、工業地区でブルーカラーの女性労働者になることを選択した。この選択は突然の思いつきや一時的な興味にかられたものではない。私の人生経験、労働者の状況について自ら経験し理
醜悪な"癒着"が問題となっています。 排外主義を主張し、各地で外国人への差別を煽るデモを繰り返してきたレイシスト集団が、生コンの業者団体と密接な関係にあることが判明しました。業者団体をスポンサーとしたレイシスト集団は現在、生コン業界における労働運動つぶしに加担しています。 私たちは、差別のない自由で公正な社会を願っています。そうした観点から、業界に寄生して利益を得るレイシスト集団も、レイシスト集団を"傭兵"として利用する業者団体も、ともに許すわけにはいきません。 企業がレイシズムの増長を促すような事態を、けっして看過することはできないのです。 いま、あるまじき"暴走"が問題視されているのは、大阪府と兵庫県の生コン企業によって組織される業者団体「大阪広域生コンクリート協同組合」(広域協)です。加盟社164社を誇る日本最大の生コン協同組合でもあります。 その広域協が、今年に入ってから"労組対策
一般的に言って「政治家」への不信が、私の心中深く渦巻いているのは事実だとしても、4月27日の朝鮮半島の南北首脳会談の様子は、中継されている限りは、山積している仕事を放り出してでも見るほかはなかった。ふたりの立ち居振る舞い、交わされている会話――それを現認したかった。歴史的な瞬間に立ち会っているという臨場感があった。金正恩氏と文在寅氏が握手し、南北を隔てる軍事境界線を南へ、そして北へと跨ぐシーンには、思わずこみ上げてくるものがあった。 文在寅氏が去る4月3日「済州島虐殺70年犠牲者追悼式」で行なったスピーチを読んだり、南北首脳会談実現に向けてのこの間の努力を見たりしていれば、この人物が世界的に見て並み居る政治家の中にあって頭一つ以上抜け出た見識を持っていることは明らかだった。今年に入ってから金正恩氏が打ち出してきた対話に向けての政策を見れば、確かに「変化」の兆しはあった。だが、最高権力者就任
最近目撃した いくつかのことで混乱した。 #1 あまり親しくない知人のAは、フェミニストを自任する女性だ。 彼女はこの前、公衆トイレに書かれた落書きに、ある電話番号を発見した。 トイレの壁の落書きにありがちな悪徳にとても忠実な落書きだ。 番号の主人は男性のものと推定された。 彼女がその電話番号を保存すると、保存された電話番号は番号の主人のSNSアカウントにつながった。 AはそのSNSアカウントの画面をキャプチャして自分のSNSに公開した。 番号の主人のSNSを公開するにあたり、Aは彼を「隠しカメラ犯」と指定した。 周辺の人々が彼が隠しカメラ犯ではない可能性、その番号の主人が彼の身上を把握した人々から後ろ指をさされる被害者になる可能性を指摘すると、 彼女は「彼に弁明の機会を与えるべきと考えた」と答えた。 理解し難いことだった。 もちろん隠しカメラの犯罪は悪い。 #2 ハン・ソヒという芸能人志
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