一般的に光学用フィルターとは、「ある特定の波長域、または光の一成分を吸収したり、透過する機能を持つ物と言われ、オプチカルフィルター、フォトグラフィックフィルター」呼ばれています。そして、写真用のフィルターは広く定義すると「紫外線から赤外線までを含めた光の特定波長部分を吸収、あるいは透過させ、場合によっては変形させる機能(働き)を持つ物」となります。簡単に言いかえれば、「光の濾過器」と言えるでしょう。 写真は光の芸術といわれています。光を理解することがフィルターの使い方をマスターすることに繋がります。 まず、私たちが光と言っているのは、電磁波の内400〜700nm(ナノメーター)の波長域のことで、人の目に感じる部分なので可視光線と言われています。光は大きな区分では、赤(R)・緑(G)・青(B)の三原色に分かれていますが、虹の7色で知られるように、波長により紫から赤まで多くの色で構成されて