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2023年9月、Apple StoreでiPhone 13 miniが販売終了し、iPhoneのコンパクトモデルが姿を消した。以降、miniモデルはiPhone 14、15でも発売されず、後継モデルの登場が期待しにくい状況だ。 そうした中、コンパクトサイズのスマホを好む人にとっては、今後の買い替えをどうすべきかが悩みの種になっている。実際に機種変更した人の中には、miniモデルに比べてサイズや重さが変わった新しい機種に馴染めず、迷走中の人たちもいるようだ。 iPhone 13 miniが一番使いやすかった メーカー勤務の30代男性・Aさんは、約2年前に買ったiPhone 13 miniのサイズ感に惚れ込んでいた。 「今のスマホは大きすぎてどうも“携帯”に不向き。コンパクトなiPhone 13 miniはポケットにもすんなり入るし、片手持ちでもストレスなく操作できて、とにかくサイズ感が最高。
多くの人が不安を抱える「老後資金」。“2000万円必要だ”という話もあれば、“もっと必要だ”という意見も聞こえてくる。実際のところはどうなのだろうか? 『家計ノート』で知られる家計のカリスマ講師・細野真宏さんが、消費者代表の「コロちゃん(以下コロ)」との会話形式で老後資金について解説します。【全3回の第2回。第1回から読む】 ニュースでわかる「老後不安」が起こる仕組み 細野氏:日本ではあまりに金融・経済教育が放置されていて、「考えるための知識」がないことで老後の生活を不幸にさせている面があるんだよ。 例えばテレビのニュースで年金を報道する際に街頭インタビューをして、「あなたは年金だけで足りていますか?」といった質問をするのが定番となっているよね。 そこでインタビューされた引退世代の人は、「年金だけでは足りないから、貯金を取り崩さないといけないよ」と怒ったように答えているよね。その結果、ニュ
表参道駅から徒歩5分に位置する、20階建ての高層都営住宅「都営北青山三丁目アパート」に応募が殺到している。同アパートは総戸数302戸で保育園や児童館も併設しており、外観は豪華タワーマンションのよう。賃料は所得等によって変動するものの、2LDKが月6万2000円というケースもあるという。 2019年12月に竣工した物件だが、今年4月から東京都が子育て世代などに向けた都営住宅の入居優遇制度を拡充し、その際に応募が殺到して改めて注目を集めていた。都の担当者は、都営北青山三丁目アパートの人気ぶりについて、こう語る。 「北青山三丁目アパートの定期募集は年に4回行なわれていますが、最も高かった倍率は単身向けでは2022年2月の775倍、家族向けでは2021年5月の579倍でした。それ以降、倍率は少し下がってはいますが、単身向けも家族向けも100倍近い応募倍率になっています」(都営住宅経営部) では、こ
若き日の思い出が胸に残っている人も多いことだろう。“全品270円居酒屋”で知られる飲食チェーン「金の蔵」。2009年にオープンし、最盛期の店舗数は100に迫ったが、いまや1店舗だけになってしまった。あの「金の蔵」に何が起きたのか。運営会社SANKO MARKETING FOODS(以下、サンコー)の代表取締役社長である長澤成博氏にインタビューした。【前後編の前編。後編を読む】 「東方見聞録」から転換、2011年の店舗数は98店舗 もともと「金の蔵」は、同社が「東方見聞録」の次に打ち出すブランドとして誕生した。1998年オープンの「東方見聞録」は、割烹出身の料理人などを集め、本格的な料理を提供しながらも客単価は3000~4000円ほど。2人用個室から宴席までプライベートな雰囲気を演出し、元祖・個室居酒屋とも言える存在だ。 「それまで居酒屋といえば、広々とした宴席で大学生がワイワイするようなイ
かつて“全品270円居酒屋”というコンセプトで人気を集めた飲食チェーン「金の蔵」だが、コロナ禍で大打撃を受けて、いまや東京・池袋の1店舗だけになってしまった。運営会社SANKO MARKETING FOODS(以下、サンコー)は、日常食ブランドである「東京チカラめし」を2014年に大量閉店をしたことでも注目を集めたが、人気ブランドふたつの衰退を経て、見据える先に何があるのか──。代表取締役社長である長澤成博氏にインタビューした。【前後編の後編。前編から読む】 「アカマル屋」の展開と水産業への進出 かつてのサンコーは“山手線の内側”に大きな店舗を出店していたが、今は方針変更し、“山手線の外側”に小さな店を出している。新ブランド「アカマル屋」の店舗はどれも30坪程度で、地元の仲間や家族と気軽に楽しめるような大衆酒場がコンセプトだ。料理も出来合いのものではなく、店内で丁寧に仕込むようにした。20
東京五輪の「選手村マンション」として話題になった晴海フラッグのタワー棟が販売され、抽選倍率も15倍と人気を博した。東京・湾岸地区などのタワーマンションが立ち並ぶ地域には中学受験塾が多く存在していることが多く、そこに居住する層の受験熱の高さがうかがえる。著書『中学受験 やってはいけない塾選び』が話題のノンフィクションライター・杉浦由美子氏がレポートする「タワマンと中学受験の関係性」の第1回。【全6回。第2回につづく】 * * * 中学受験の取材で大手塾の幹部の話を聞いていた時のことだ。相手はあるコミックを読んだと話した。『タワマンに住んで後悔してる』(KADOKAWA、窓際三等兵原作・グラハム子漫画)である。 主人公の平凡な主婦・舞は湾岸地区のタワーマンションに引っ越したことで、息子を中学受験させることになり、教育虐待に近い行動をするようになっていく。 アマゾンのレビューの数は170を越え、
新NISAと並び、納税額を圧縮して資産を形成できる制度が、毎月ないし毎年、一定額の掛け金を拠出して運用していく「iDeCo(個人型確定拠出年金)」だ。 その資金が原則60歳まで引き出せないなどの制約があるものの、それを補って余りある「3つの節税メリット」がある。 まず、掛け金の全額が「所得控除」になり、運用で得られた利益も「非課税」に。さらに、受け取り時にも「退職所得控除」もしくは「公的年金等控除」が適用される。 新NISAでは運用益のみが非課税となるのに対し、iDeCoは掛け金を「払う時」と、年金や一時金で「受け取る時」にも節税メリットを享受できるのだ。 税理士の山本宏氏が指摘する。 「3つの節税メリットのなかでも、特に掛け金の全額所得控除はインパクトが大きい。運用益の非課税のように投資のリスクに左右されず、確実に節税効果が得られる。そのことを考えれば、iDeCoを活用しない手はないでし
納税額を賢く減らすには、「働き方」を変える選択もある──新刊『世界はなぜ地獄になるのか』がベストセラーとなり、金融・人生設計に関する著作も多数ある作家・橘玲氏は、60歳定年を機に「会社員」から「法人」になる生き方を推奨する。 * * * 「人生100年時代」は少しでも長く働くのが当たり前、という考え方が定着してきました。 ただ、60歳の定年後も漫然と同じ会社で「再雇用」を選ぶ人が多いのが現実です。私はそれよりも、稼ぐ力のある人は定年を機に「マイクロ法人」を立ち上げ、会社と業務委託契約を結ぶことをお勧めしたい。 「マイクロ法人」は私の造語で、個人事業主の法人成り、つまりは株主と取締役が自分1人しかいない会社を指します。 法人は法的な人格ですから、マイクロ法人を設立すると、個人とは別のもうひとつの人格(法人格)を持てます。個人と法人という2つの人格を使い分けることで、様々な恩恵が受けられます。
社名には「エース」が そうしたなかで、大谷が実際に“株式会社・大谷翔平”とも位置づけられる企業の取締役に就任していることは注目に値する。2016年2月に設立された東京・新橋の雑居ビルを本社所在地とするA社がそれだ。社名には大谷に相応しい「エース」という単語が含まれ、大谷の母・加代子さんと父・徹さんが代表取締役に就任するほか、本人以外にも親族が取締役に名を連ねている。 大谷のスポンサー企業は多種多様だ。米経済誌『フォーブス』は、2023年シーズンの大谷のスポンサー収入等はメジャートップの3500万ドル(約52億円)に上ると報じている。2位のアーロン・ジャッジ(ヤンキース)が450万ドル(約6億7000万円)なので、まさに桁違いの額である。国内外のスポンサー収入の内訳は明らかになっていないが、A社が国内のスポンサー収入だけを扱っているとしても、億単位の資産に携わっていることになる。 この会社の
今オフのFA市場の目玉である大谷翔平(29)。契約は10年総額で6億ドル(900億円)に上ると見られ、実現すれば北米4大スポーツ史上最高額となるが、それに呼応するように「広告塔」としての価値も今や天井知らずと言っていい。米経済誌『フォーブス』は、2023年シーズンの大谷のスポンサー収入等は3500万ドル(約52億円)と報じている。 「過去の日本人メジャーリーガーと比較すると、2012年のイチロー選手(当時マリナーズ)のスポンサー収入が700万ドルとされます。ドルベースで単純計算すると、大谷選手はその5倍。いかに大谷選手の広告価値が高いかわかります」(全国紙経済部記者) 好感度抜群の大谷をCMに起用すれば、当然ながら商品の知名度や企業イメージの向上が期待され、その効果は広告宣伝費を補って余りある──そう考える企業が多いからこそのスポンサー収入の大きさである。 毎日のテレビニュースで大谷の姿が
スマホやタブレット端末などの液晶を守る保護フィルム。本来持つ保護機能だけでなく、指紋をつきにくくする、反射防止、ブルーライトカットなど、その仕様や機能は多岐にわたる。 多くの種類の中から厳選して購入しても、いざ貼ってみると想定外のことは起こるもの。そこで妥協できる人もいれば、フィルムを何枚も購入してしまう人もいる。「液晶保護フィルムの沼」にハマった人たちに、話を聞いた。 貼り付けの仕上がりに納得いかず「合計1万円近く」 メーカー勤務の30代女性・Aさんは、スマホのリセールバリューを確保するためにフィルムを装着している。 「買い替えで下取りに出す時、画面にヒビが入っていて価値が下がったことがあったんです。その経験以来、売却を前提に考えるとケースとフィルムは必須だと思っています」 フィルムの機能性にはあまりこだわりはないが、貼り付けの仕上がりだけは気になるという。 「画面が割れないように保護だ
消費税のインボイス(適格請求書)制度導入について、「増税を目的としたものではない」と説明したのは鈴木俊一・財務相だ。義兄の麻生太郎氏も財務大臣時代、インボイス登録が開始された日の会見でこう語っていた。 「複数税率で適正な課税をやっていくにはインボイス制度は必ず必要だ」 兄弟揃って白々しい嘘だった──。10月に導入されたインボイス制度には、免税業者との取引によって、国(地方分を含む)に消費税率10%以上の税収が入ってくる「消費税二重取り」の仕組みがある。財務省はそれを国民にひた隠しにしたまま導入したのだ。「インボイス増税」(消費税二重取り)のカラクリは図にすると簡単にわかる。 A社は税率10%の商品を1万円(消費税納税額は1000円)でB社に売り、B社は1万1000円(同100円)でC社に販売、C社は1万2000円(同100円)で消費者に小売りする。 このケースでは本来、国(地方分を含む)に
「電源使用禁止だったり、パソコン席に制限時間があったりする図書館がある反面、逆に電源が自由に使えるところもあるなど、ルールがまちまちなのがわかりづらいです」(イメージ) 新刊がなかなか読めない 神奈川県の公立高校に通っている男子生徒・ユウさんは、近所の図書館の蔵書のラインナップが「微妙」だと不満顔だ。 「一度、読みたい本があるかどうか聞いたら、市内にある別の図書館が持っていて、そこから取り寄せてくれるという話だったんですが、購入数に対して予約数が多いのか、全然回ってこない。雑誌もどんどん取り扱いを止めている気がします。もう図書館で新刊を読もうなんて考えなくなりました」(ユウさん) パソコンやタブレットを持ち込んでも充電できない 関西の公立高校に通う女子生徒・ミツキさんは、公共の図書館なのに、場所によってルールに差があることが不思議だという。 「電源使用禁止だったり、パソコン席に制限時間があ
お金に余裕のない若者にとって、無料で利用できる公共図書館の存在意義は大きいだろう。勉強用の本を読んだり借りたりできるのはもちろん、自習席を設けて利用を許可しているところもあり、その用途は様々。だが、最近の若者たちの間では「公共の図書館は利用しにくい」という声も出ているようだ。いったいどういうことなのか、若者たちのリアルな声を聞いた。 勉強したいのに「自習は禁止」 東京都都内の私立高校に通う女子生徒・マナさんは、家以外の勉強をする場所として「ファストフード店」と「ファミリーレストラン」を挙げる。 「家でも勉強はしますが、なかなか集中できない。学校の図書館は閉まる時間が早いし、私は塾に行っていないので、塾の自習室というわけにもいきません。結果、気分転換としても飲食店で勉強することは多いです」 無料で利用できる家の近くの図書館では参考書などを持ち込んでの自習は禁止されており、自習室もないのだとい
実家の墓を守る承継者がいない、遠方で頻繁に足を運べない……。様々な理由で「墓じまい」を考える人が増えている。しかし、正しい順序を踏んで進めないとトラブルにつながることもある。墓じまいで気をつけるべき点はどこにあるのか。 コロナ禍も明け、秋の彼岸で久々に大分の実家に帰省して墓参りをしたという都内在住の60代男性はこう呟く。 「何年も墓参りに行けず手入れができなかったので、墓の周りは雑草だらけになっていました。私は長男なので、そのうちこの墓の承継者になるのですが、山奥にあるので行くだけでも体力的に辛いし、私の妻や子供がその墓に入る予定もありません。 そのうえ、今回の墓参りの際に住職から『しばらく法要に見えていませんね。ご先祖様が嘆いていますよ』と、暗に法要の回数を増やすように促されました。もう墓を閉じたほうがいいのかなと考えるきっかけになりました」 この男性のように、久々の里帰りで“実家の墓”
「4000体以上の“ぬい”と4万冊近い蔵書は絶対に手放すことができません。いま住んでいる家は、ぬいと本と共に生きるための場所なんです」 作家の新井素子さん(63才)が1996年に夫婦で建てた一戸建ては、浴室や台所などを除くほぼすべての壁の上部にぬいぐるみを収容するための専用棚があり、1階には28畳(約46平米)の書庫がある。 新井さんが愛情を込めて“ぬい”と呼ぶ、ぬいぐるみに魅せられたのは幼稚園の頃。その後、高校2年生で小説家デビューするとファンや編集者、マスコミ関係者などから次々とプレゼントされて、ぬいは瞬く間に増えていった。 「ぬいは生きものだから感情があり、日によって表情が違います。しかも不死に近い生きものなので、捨てられるはずがありません。過去、虫に食われて中身がボロボロで修繕不可能になり、泣く泣く庭に埋葬したぬいが一体いますが、それ以外はみんなわが家で暮らしています」(新井さん・
ケンタッキーフライドチキンは、エネルギーや物流などコスト高騰が長期化していることを受けて、10月25日に全国の店舗において価格改定を行った。「オリジナルチキン」「骨なしケンタッキー」はそれぞれ290円から20円値上げして310円となり、バーガー類は40~50円の値上げ、ドリンク類も各サイズ10円の値上げとなった。 ケンタッキーフライドチキンでは、今年3月にも値上げを実施。このとき「オリジナルチキン」は260円から290円に30円値上げしており、今回の値上げにより約半年で50円上がったことになる。 “ガチャ要素”が大きいケンタッキー ケンタッキーのオリジナルチキンと言えばサイ(腰)、ウイング(手羽)、キール(胸)、リブ(あばら)、ドラム(脚)の5種類の部位がランダムで提供される。それぞれ大きさは異なるが、価格は同じだということで、SNSには 〈何より部位によって可食部重量がバラバラすぎる。以
音楽好きに愛されてきた「CDレンタル」という文化が、いよいよ終焉を迎えつつある。都内最大級の在庫数を誇った『SHIBUYA TSUTAYA』は10月16日で店頭レンタルを終了。TSUTAYAのみならず同業各社も縮小の一途をたどっており、業界が丸ごと消えそうな勢いだ。 音楽サブスクのラインナップにはあらゆるジャンルのアーティストが揃い、ネットでもいくらでも音楽を聴ける時代、いまだにCDレンタルを利用しているのはどんな人たちなのか。愛好家たちに“レンタルにこだわる事情”について聞いた。 Yさん(40代/男性)は、上述・渋谷TSUTAYAのヘビーユーザーだった。 「私はハードロックやプログレが大好き。好きなバンドのCDは買いますが、ちょっと聴いてみたいというレベルのバンドはレンタルです。サブスクに入れば、そういったバンドを全てチェックできることは知っていますが、私は歌詞をチェックしたいし、ライナ
立ち食いそば店「いわもとQ」が突然の全店閉店となり、愛好家の間で物議を醸している。同店は本格的なそばと揚げたての天ぷら、丼ぶりなどを低価格で提供する人気チェーン店。2005年9月に新宿歌舞伎町に1号店を出店すると評判になり、その後は着実に店舗数を増やしていった。近年は店舗数を縮小し、都内4店舗(歌舞伎町、池袋、神保町、浅草)となっていたが、ファンからの根強い人気で営業を続けていた。同店に詳しいフードライターが語る。 「『いわもとQ』といえば伊集院光さんや有吉弘行さんだけでなく若手お笑いコンビの空気階段さんもメディアを通して、ファンであることを公言する立ち食いそば店です。歌舞伎町店は吉本興業東京本部にも近く、深夜も営業していたため、これまでも吉本の若手芸人さんが多く通ってきました」 事態が急転したのは10月16日のこと。7月中旬から「移転」を理由に臨時休業を続けていた歌舞伎町店以外の3店舗が
高級店が軒を連ねるイメージの強かった銀座の街が、大きくモデルチェンジしているようだ。東京・銀座の商業ビル、マロニエゲート2の地下1~2階に、ディスカウントスーパー「オーケー」が10月17日に開店した。 オーケーは横浜市に本社を置くディスカウントスーパーだ。「高品質・Everyday Low Price」をモットーにしている。一定期間安売りをする「特売」を排除し、常に低価格で商品を提供することで消費者の支持を広げてきた。都内を中心に約150店舗を持ち、都心部や駅前立地の出店を増やしている。
飲食店のテーブルに無料のトッピング品が置かれていることがあるが、無料であることをいいことに、それを大量消費する客もいるようだ。だが、そうした客が飲食店を悩ませている現状がある。無料トッピングサービスをやめたラーメン店に、ネットニュース編集者の中川淳一郎氏が事情を聞いた。 * * * 私が東京出張時に時々行っているラーメン屋が、ある日から、キムチや高菜の卓上無料サービスをやめました。今はゴマ・紅生姜・胡椒のみが卓上に置かれています。キムチや高菜はラーメンに入れるもよし、ビールのつまみにするもよし、といった形で私は控えめに小皿に少し入れる程度でした。 しかし、中にはこれらを小皿一つ一つに山盛りにし、さらには追加でまた山盛りにする人もいるんです。こうした行為が相次いだことから、その店ではこれらの無料サービスをやめることになりました。店主はこう語ります。 「元々はラーメンをよりおいしく食べてもらう
傷痍軍人や遺族への優遇措置、陸軍からの要請だった 「結論から言えば、たばこの専売制度のなかで、戦争未亡人に対し優先的にたばこ店を開業できるような仕組みがあったのは事実です」(青木さん。以下「」内同) まず、たばこの税金と専売制度の歴史を振り返る必要がある。 たばこ税は明治時代、国家の財源確保のため、明治9(1876)年からかけられるようになった。大別して営業税と印紙税で、営業税は卸売業者やたばこ店から営業許可と引換えに、また印紙税はたばこの定価によって包装に印紙を貼り、徴収していた。 しかし収入印紙の再利用などによる脱税が横行。その後日清戦争(明治27(1894)年7月~明治28(1895)年4月)後の国家財政を補う目的もあり、税を正確に徴収するため、明治31(1898)年に『葉煙草専売法』が誕生した。 これは葉たばこをすべて政府が買い取り、民間のたばこ製造業者に販売するものだったが、結果
利益にかかる税金が非課税になる「NISA」(少額投資非課税制度)が“神改正”され、2024年から新しい制度に生まれ変わる。NISAがどう変わるのか、そして今何をすべきなのか。『1時間でマスター!マンガと図解でわかる新NISAの教科書』などの著書があり、マネックス証券、マネックス・ユニバーシティ室長で投資教育を行う福島理さんに話を聞いた。 生涯で最大1800万円まで投資できる 「そもそもNISAは『貯蓄から投資へ』という流れを後押ししようと、2014年に創設された制度です。例えば、20万円で買った株式が30万円に値上がりして売ったとすると、差額の10万円が譲渡益になりますが、約2割の税金を差し引いた約8万円しか受け取れません。ところが、NISA口座で売買したものについてはこの税金が非課税となるため、10万円をまるまる受け取ることができるのです」(福島さん・以下同) これまでやや使い勝手の悪い
建設費増、会場準備の遅れなど、様々な問題が浮上する大阪・関西万博。経営コンサルタントの大前研一氏は「大阪・関西万博は大失敗して税金の無駄遣いに終わる」と断じる。いったいどんな問題があるのか、大前氏が解説する。 * * * 2025年に開かれる予定の「大阪・関西万博」がピンチだ。同年4月の開幕が1年半後に迫ったのに、海外パビリオンの建設が全く進んでいないのである。 しかも、会場建設費は当初見込んだ1250億円から約1.5倍の1850億円に膨らみ、資材価格や人件費の高騰などでさらなる増額が検討されている。会場となる大阪湾の人工島・夢洲の土壌からは法律上の基準値を超えるヒ素・フッ素・鉛も検出され、用地の計画変更を余儀なくされた。 まさに弱り目に祟り目の切羽詰まった状況である。このため、ついに岸田文雄首相が重い腰を上げて「万博の準備は胸突き八丁の状況にある」「国際社会からの日本への信頼がかかってい
先日、ホノルル空港での入国審査で、観光目的の日本人女性が別室に連れていかれ、警察から取り調べを受けたうえで、入国拒否されたという報道が注目を集めた。ANN(テレビ朝日系)のニュースによると、昨今は、日本人を含めた給料の低いアジア人女性がお金を稼ぐために売春目的で渡米するケースが増えているといい、アメリカ入国時の水際対策も厳しくなっているのだという。このニュースでインタビューに答えていた女性は、職業が「インフルエンサー」と紹介されていたが、ネットニュース編集者の中川淳一郎氏は、この点が大変気になったという。いったいどういうことか、中川氏が解説する。 * * * 彼女は洋服を多数持っていた理由はインスタ等にアップする撮影のため、と警察に説明。売春目的ではないとANNのニュースで語っていました。このニュースについては「そんな疑いを持たれるとは、日本の国力も落ちたものだ。かつてフィリピンから日本に
「遺伝と学力」の関係が論じられた本がベストセラーになるなど、近年、才能と遺伝についての研究結果が話題になった。果たして、学力において遺伝はどのような影響を及ぼすのだろうか? 『中学受験 やってはいけない塾選び』(青春出版社)などの著書があるノンフィクションライターの杉浦由美子氏がレポートする「中学受験家庭を悩ませる、遺伝と学力の関係」の第1回。【全6回】 * * * 今年5月のことだ。子ども4人を東大理IIIに合格させ、その経験をもとに、教育法の著作を多く出版している佐藤亮子さん(通称・佐藤ママ)が「ChatGPTは12歳までは完全隔離にしてほしい」と発言。それに対し、何人かの論客が反論をした。 その際、“ひろゆき”こと事業家の西村博之さんが次のようにツイートをした。 《最近の研究だと「勉強を努力出来る才能」も遺伝という説が強いです。成功した教育ママは、単に優秀な遺伝子の子供が産まれただけ
やむなく貧困状態に陥って生活保護に頼りたいけど、「申請方法がわからない」「条件が細かそう」「周りにバレたくない」などさまざまな理由で尻込みする人は多い。生活保護に関する知識を、YouTubeやSNSなどでわかりやすく発信することで「生活保護おじさん」として知られる、つくろい東京ファンド新規事業部長の佐々木大志郎さんは、「ヤバいかもと思ったらまずはすぐに相談して」とアドバイスする。 「住まいのあるなしで申請の“楽さ”がまったく違うので、家賃を滞納した時点で絶対に家を出ず、早く申請を。また、役所や支援団体と連絡をとれるようスマホ料金だけは支払えるようにしておいてください」(佐々木さん・以下同) 申請は市区町村の役所にある福祉事務所や生活福祉課が窓口となる。申請書に定型はないが、支援団体がネット上で配布している雛形に記入していった方がスムーズだ。 申請から14日(特別な理由がある場合、最長30日
スマホの文字入力の定番である、キーを上下左右にスライドさせる「フリック入力」。スマホに特化した後発の入力方式だったが、いまや多くの人が使いこなしている。一方でフューチャーフォン(ガラケー)の文字入力のように、キーを連打する「トグル入力」(ガラケー打ち)を利用する人も根強くいるが、そうした人のなかには、フリック入力を使わないことに恥ずかしさやコンプレックスを抱く人もいるようだ。 ガラケーで染みついてしまいもう直せない メーカー勤務の40代女性・Aさんは、いまでも“ガラケー打ち”のクセが抜けない。 「ポチポチと連打する習慣が染みついていて、もうどうにもなりません。時々フリック入力に挑戦してみるのですが、慣れる前にイライラするだけ(笑)。もうあきらめています」 そんな我が道を貫くAさんだが、他人には「入力姿を見られたくない」と言う。 「フリック入力のほうがイケてて、頭の回転も早いように見えるよう
マイナ問題の泥沼化で支持率低落が止まらない岸田文雄・首相。それに追い討ちをかけるのが、10月から導入する消費税のインボイス制度だ。 インボイス制度は国税庁に登録した課税事業者だけが消費税の正確な税率や税額を証明するインボイス(適格請求書)という名の領収証を発行できるようにする制度だ。現在、課税売上高が1000万円以下の商店、自営業、農家、フリーランスなど小規模事業者は消費税を納付する義務が免除されているが、登録すれば売り上げ1000万円以下でも消費税を納めなければならなくなる。 インボイスを発行できないと取引から排除される可能性があるため、免税業者は登録=課税を選択するか迫られる。経済ジャーナリストの荻原博子氏が指摘する。 「一番影響が大きいのは売り上げが小さい事業者。年商300万円でその半分が仕入れ経費という個人商店や自営業者の場合、消費税を納めなければならなくなると手取りが年15万円も
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