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夏の料理
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最古のレシピ サフルーとズルム現存する最古の料理本書は、古代ローマ人のアピキウス・マルクス・ガヴィウス(BC80年~AC40年頃)が記した『料理帖(De Re Coquinarid)』です。しかし、断片的なレシピであればより古いものが見つかっています。 フランスの歴史家ジャン・ボッテロが、メソポタミア文明の粘土板にある楔形文字を解読したところ、紀元前1750年頃のアッカド語で書かれた3枚の粘土板に、王へ提供する最古のレシピが記されているとを発見しました。 それによると、ルッコラやディル、ミントやローズマリー、サフラン、タイムといった元代でもおなじみのハーブの他に、サフルー(sahlu)とズルム(zurumu)という現時点では特定できていないハーブが入っていました。 このレシピには材料が列挙されているだけで調理法などの詳細な情報はなく、もしかすると現在は絶滅してしまった幻のハーブなのかしれま
コンパニオンプランツとは ハーブを単独で楽しむのはもちろんなのですが、ハーブ類と野菜類をうまく組み合わせて一緒に植えると、野菜の生長を促進したり病害虫を防いでくれるなど様々な良い効果を生み出すことがあります。 これをコンパニオンプランツ(共栄作物)と言い、ハーブと野菜を近くで栽培することにより、互いの生長によい影響を与えて共栄し合う効果が期待でます。 例えば、カモミールの側にタマネギやキャベツを植えると、うまみを増し収穫量も増えると言われています。ただし、カモミールが多すぎるとマイナスになります。 また、バジルはトマトやトウガラシを相性が良く、風味を増し病気から守ってくれますし、タイムはナスやキャベツと相性が良く、青虫、ハエが嫌がり、益虫を引き寄せてくれます。 このように、コンパニオンプランツはハーブを育てながら野菜も栽培できるという、まさに一石二鳥の栽培方法なのですが、経験則で言われてい
種まきは、①すじまき、②バラまき、③点まきの3種類 ハーブの種は小さく初心者には育てづらいので、基本的に苗から育てた方が良いのです。しかし、生育の早いハーブや移植を好まないハーブの場合は、苗からではなく種を直まきしてハーブを育てた方が良い場合もあります。 ジャーマンカモミールやタイム、バジル、ボリジ、サンフラワー、シソなどは種から育てやすいのですが、ラベンダーやローズマリー、ミント、ゼラニウムあたりは種からですと手間がかかるため、苗や挿し木で増やした方が良いでしょう。 種まきには、土に種を適当にまけばよいというものではありません。種まきの方法には、①すじまき、②バラまき、③点まきの3種類があって、適確に選択しないと発芽しにくくなります。さらに、生育した株よりも、さらに保水性、通気性、排水性に気を付けてあげなくてはなりません。 まず、種をまく前の土の表面は平らにしておきます。場所によって種の
ハーブの土の条件は、水はけがよくかつ水持ちも良いことです。 ハーブは水はけがよく、かつ水もちのよい土を好みます。 この両方を兼ね備えるためには大玉や小玉などさまざまな大きさの土を用いるとよいでしょう。土の大きさが大きいものが混じっていれば、水はけがよくなります。 多くのハーブは地中海沿岸地方生まれ。この地方の土はアルカリ性なので、ハーブ栽培には弱アルカリ性の土が向いています。 ところが、日本の土は酸性なので石灰類を混入して弱アルカリ性に土壌を改良する必要があり、土を弱アルカリ性にするための苦土石灰や草木灰というものが園芸店に売っています。苗を植える前の畑の上が白くなっているのを見かけることがありますが、あれは苦土石灰や草木灰で土壌改良している風景です。 ハーブを栽培するための土には、1㎡につきバケツ1杯の腐葉土をまき30センチほどすき込みます。酸性度の高い土ならここで苦土石灰を大さじ1杯入
ハーブティーの分量ハーブティー1人分は、ドライ・ティーでティースプーンに約1杯、ティーカップ1杯分(約150~200cc)に対してスプーン1杯(5g)となります。 フレッシュとドライ、どちらが良いかは好みによります。 摘みたてのフレッシュは新鮮な感じはしますが、水分が多くちょっと青臭い感じがして、多少量が必要になります。ドライは一手間かかりますが、乾燥したぶん多く量を使うことになるので、濃縮されます。 例えると、野菜サラダと炒めたサラダの違いに似ていて、生野菜はフレッシュですが見た目に対し意外と量は取れませんが、炒めたり煮たりするとギュッと濃縮されて取れる感じです。 市販のドライ・ティーは、葉が細かく細断されている場合とホール状(葉の原形を保っている)のものとがあるので、形状によって若干分量の判断に違いが出ます。 細かいものはやや少なめにしますが、ホールのものはわざわざ細かくする必要はあり
用途別にハーブの効能を紹介安眠には 心を落ち着けるティーや半身浴、ピローを利用小さなもの音でも目が覚めてしまったり、気持ちが高ぶって眠れない夜には、心を穏やかにして安眠を誘うハーブを。ラベンダーやカモミールが最適です。 ハーブ効果・効能
カモミールの特徴古代エジプトでは最高のハーブ古代エジプトではローマンカモミールを太陽神への捧げ物とし、治癒の秘薬、最高のハーブとしてたたえ、ギリシャでは、熱病や婦人病の治療薬として使われていました。 アングロサクソン人の神話では、カモミールは薬草の神ウォドン神がこの世に与えた9種の聖なるハーブの1つだとされており、イギリスで最も古くから知られていた薬用植物です。 属名の「Matricaria」はラテン語のマトリックス(子宮の意味)に由来し、古くから婦人病の治療薬として使われてきたことにちなんでします。 カモミールの花の芳香は、よくリンゴの香りに例えられます。 ギリシャ人が、カモミールを「カマイ・メロン」(地面のリンゴ)と呼んだのもそのためで、このカマイ・メロンからカモミールの英語名、カモマイルができています。 また、カモミールのスペイン語名マンサニージャ「manzanilla」も「リンゴ(
アーティチョーク オレガノ キャットニップ コンフリー セージ チャイブ マシュマロウ ミント ラベンダー ヒソップ ベルガモット ルバーブ レモンバーム 熱帯原産のハーブは鉢上げして冬越しする 夏には生長著しいハーブも、冬になると成長が止まり、枯れてしまうものなどが出てきます。 放っておくと、霜や霜柱などでハーブが凍結してしまうこともあるので、特に庭や花壇では霜や寒風対策が必要です。 関東地方程度の寒さでしたら、セージやオレガノ、ミントなどは特に防寒しなくても越冬することができます。 寒さの厳しいところですと、霜よけに ワラやモミガラ、ビニールなどでのマルチングが必要になります。また、寒風を避けるためにはワラやヨシズを立てかけたりして風をさえぎってやります。 鉢で育てているようでしたら、室内のよく日が当たる窓辺などに取り込んでおきます。 どうしても屋外で越冬させなければならない場合は、
ミントの特徴 清涼感でおなじみのミント清涼感あふれる香りでおなじみのミントは、お菓子や飲料、化粧品、そのほか多くのものに利用されており、最も親しまれているハーブの一つと言えます。 日本でも昔からハッカの自生が見られていて、日本在来のハッカ(M.arvensis var.piperascens、ニホンハッカ、国外ではワシュハッカと呼ばれる)は、メントールの含有量が多く薬用としては大変優れていますが、お茶や料理にはメントール臭が強く、また味も苦味が強く、適しません。 この日本産のハッカに比べるとヨーロッパ産のペパーミントやスペアミントはメントールの含有量は少ないのですが、その分風味がよくいろいろなものに利用されています。 「禍害なるかな、偽善なる学者、パリサイ人よ、汝らはミント、ディル、クミンで10分1税として納めて、律法の中にても重き公平とあわれみ忠信とを等閑にす」(マタイ伝第23章23)と
バジルの特徴 イタリア料理や地中海料理には必須バジル(バジリコ)という名前は、ギリシャ語の「バジリコン」、すなわち「王の(バシレウス)」薬剤ということを意味する言葉から由来したものです。 キリスト教では、キリスト復活の後、キリストの墓の周りにはこのハーブが生えたという伝説もあり、ギリシャ正教の教会では、今でも祭壇の下にこのバジルを入れた壺を置きます。 和名のメボウキは、この種子を水に浸すとゼリー状になりそれで目のゴミを取ったので、この名があります。 バジルは料理、とりわけイタリア料理や、地中海料理に利用されていて、種類によってはアジア料理に使われます。 ペーストにしたり、バターに練りこんだり、オリーブオイルやビネガーに漬け込みます。パンに焼きこむこともあります。 ただ、乾燥葉は黒ずむなど風味が落ちやすいので、オイルやビネガーにつけたりペーストにして保存することが多いです。 バジルはアジアの
タイムの特徴古代ギリシア・ローマでは勇気の象徴ヨーロッパ南部原産の、基部から枝分かれして高さ20~30センチになる常緑の小低木です。 葉は対生につき、濃緑色をした長円形で長さ7ミリたらず、6月ごろに枝先に白か桃色の小花を輪生して穂状につけます。 古代ギリシア・ローマ時代の人たちにとって、タイムは勇気、品位、優雅の象徴を表していました。男性は入浴後、このタイムの香りを胸に擦り付けたと言われています。 属名のThymusは「力(ちから)」の意味で、強壮薬にされたことによります。 口内清涼剤、歯磨き、男性ローションなどに利用 タイムの精油成分はモチール、カルバクロール、その他で、水蒸気蒸留によって得た精油をチアミン油といって、香水の原料にするほか、十二指腸虫駆除薬、鎮咳薬にされます。 料理には肉類、魚類の香味料として、新鮮葉、乾燥葉ともに使われ、単独でも煮込みなどの時のブーケガルニとして用いられ
各ハーブの主な効果・効能ハーブは、紀元前3500年ごろからエジプトやメソポタミア文明で利用されてきましたが、人類が植物と関わり育んできた知恵は、現代でも活かすことができます。 ちょっと風邪気味でのどが痛い時や疲れがたまった時、あるいは様々な料理でハーブを利用することで、私たちを多くの面からサポートしてくれます。 もちろん観賞用としてみても楽しいのですが、やはり自分で育てたハーブを利用した時の喜びに勝るものはないでしょう。 次に、ハーブの効果・効能等を紹介します。ただし、これらは一般的な情報でこれを保証するものではありません。当サイトの情報からハーブなどを選ばれる際は、必ず信頼できる文献を再度確認の上でご利用ください。 1.高血圧、糖尿病など、さまざまな疾患にかかっている人が使用する場合 2.妊娠中の方 3.食物アレルギー、アナフィラキシーショックなど予測しがたい反応が起きる場合 4.過度に
コリアンダーの特徴◇古代インドやエジプト、千夜一夜物語、聖書などに登場コリアンダー>は、3,000年以上にわたって薬用や食用として栽培されてきました。 古代インドのサンスクリット語の書物、古代エジプトのパピルス、千夜一夜物語、聖書などに登場しています。聖書では、神から与えられた食物マナが、このハーブの種子に例えられています。 好みがはっきり分かれる独特の香り 中国、タイ、ベトナム料理などのエスニック料理には欠かせないハーブで、その香りはカメムシやナンキンムシのようです。 属名のコリアンドルムはカメムシのようなにおいのする、という意味で、嫌いな人はまったく受け付けない一方、好きになるとクセになるほど夢中になるようです。 また、タイでは「パクチー(Phak-chii)」、台湾では「シャンツァイ(香菜)」と呼ばれていて、果実は香辛料として使われ、カレー粉の主成分のひとつです。 コリアンダーは葉と
イタリアンパセリの特徴古代ギリシャでは医薬用パセリは、古代ギリシャ人に尊ばれていました。当時パセリは主として医薬用に用いられ、ホメロスの詩によれば、軍馬に与える餌でもありました。 和名は、オランダから伝えられたセリの意味です。 イタリアンパセリを食卓にのせるようになったのはローマ帝国の人々で、宴会の際にはこのハーブのガーランドを飾りました。 普通のパセリのようなちぢれ葉でなく、やや大型の細長く裂けた葉にはやさしい芳香があります。 サラダやスープ、パスタにも 生でサラダに散らしたり、ハーブバター、ハーブオイルを作り、スープやパスタに利用します。どの品種もビタミン、ミネラル、防腐作用のあるクロロフィルが豊富です。 乾燥、冷凍保存ができるので、たくさん収穫して、ストックしておくと便利です。 また、必要の都度切り取って使うようにすれば年中緑色の葉が収穫できて便利です。 イタリアンパセリの育て方 半
ローズマリーの特徴 集中力・記憶力を高めるハーブローズマリーは集中力・記憶力を高めるハーブとしてよく知られて、花言葉も「記憶」です。 ローズマリーという名前は、ラテン語で海のしずくを意味する「ロス・マリヌス」から来ており、これはよく海岸沿岸に自生していることと花の色が青いことが由来です。 英名の意味は「聖母マリアのバラ」ということで、女性の名前にも付けられます。聖母マリアがキリストの上着をローズマリーに掛けて干したところ、上着と同じ青い花が咲き、香りも授かったと言われています。 地中海沿岸地方原産で、基部からよく枝分かれして高さ50~120 センチあるいはそれ以上になる常緑低木です。 葉は対生して長さ1~3センチ、肉質で両縁が内曲して棒状になります。花は早春から夏に見られ、淡紫色、濃紫色、白色のものもあり、日本では不定期に咲くことが多いです。 フレッシュでもドライでも利用可能で、抗菌作用や
育てやすいハーブとは「ハーブを育てる」と聞くと、なんだか丁寧に育てないといけないような印象を抱きますが、そんなことはありません。もともとハーブは強健で、野菜と違って人間が手を加えなくても自生できる植物だからです。ハーブの一部は雑…
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