サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
ドラクエ3
xembho.s59.xrea.com
日本式(訓令式)の表に対しては不満の声を聞く。外来語の表記(平成3年6月28日内閣告示第二号)に用いる仮名の公的なローマ字が示されていないからである。しかしローマ字表は五十音に従って一律に定義される類いのものだから、既存のローマ字表に明記されていなくても理論的に包括することは可能である。 音韻体系と表記法 まず、ローマ字の方式について整理したい。一般の方がローマ字のつづり方で混乱するのは、音韻体系と表記法の区別ができていないからである。日本式ローマ字と訓令式ローマ字(およびヘボン式)は、理論と応用の関係にある。訓令式は「現代語の音韻」(昭和61年7月1日内閣告示第一号 現代仮名遣いの付表)を採用した表音式仮名遣いの表記法として確立した。歴史的仮名遣いと現代仮名遣いが異なる表記法であるように、表音式仮名遣いもまた異なる表記法なのである。従って、それぞれ別の表記法である歴史的仮名遣い、現代仮名
長音「エイ」 標準語の「エイ」の発音は「エエ」と同じであり、表音式を掲げるローマ字では「ê」と表記すべきだが、現代仮名遣いになぞらえて「ei」で表す。ただし、片仮名で書く外来音などで、これを伸ばす音(ー)で表す習慣があるものは「ê」と書く。 きれい kirei (kirê は誤り) けいえい keiei (kêê は誤り) メール mêru (meiru は誤り) これは昭和61年7月1日内閣告示第一号による。付記に「次のような語は、エ列の長音として発音されるか、エイ、ケイなどのように発音されるかにかかわらず、エ列の仮名に『い』を添えて書く」という一文があり、「かれい、せい(背)、かせいで(稼)、まねいて(招)、春めいて、へい(塀)、めい(銘)、れい(例)、えいが(映画)、とけい(時計)」を例示した。ローマ字での書き方もこれに依拠し、表記上は「エイ」を長音としない。もっとも大阪ローマ字会の
各種ローマ字の表を中心に、一般の方からの要望の多いローマ字関連資料を集めた。あまりに専門的な内容をここで取り上げるつもりはない。疑問点は管理者へ。 国際規格 日本語(仮名書き)のローマ字表記 訳)財団法人 日本のローマ字社 ISO3602。国際標準化機構の公文書を邦訳した全文。 日本語(仮名書き)のローマ字表記(抜粋) 同上の公文書は余分が多いため、序文や付属文書などの規格とは無関係な部分をばっさり切り落とした。文面に変更は加えていない。 内閣告示 内閣告示第一号 昭和29年12月9日付。ローマ字のつづり方。現在の国内標準規格。訓令式とは、この告示の第一表を指す。 内閣告示第一号(英語) 同上の公布文書の英訳。添え書きに例を補う。 内閣訓令第三号 昭和12年9月21日付。国語のローマ字つづり方。昭和29年の内閣訓令第一号により廃止。文書は現代仮名遣いに改めた。 日本式・訓令式 日本式と訓令
ローマ字には数多の方式があるが、国語学者が支持したのは日本式だった。日本式の現代標準語版である訓令式は1937年に内閣訓令によって公布され、1989年には国際標準化機構が国際規格として承認した。この国際規格は同時に日本式を厳密翻字として採用している。1885年に田中館愛橘が日本式を提唱してから104年。標準化には長い歳月が必要だった。 日本式が標準化の基盤となったのは、この方式が音韻学理論に基づく体系であり、単純かつ明快で、破綻がなかったからである。日本式系統とは袂を分かつヘボン式は、それ自体では日本語の体系を説明できない。日本式に関連付け、英語の発音に準拠させた変形版と捉えることで説明可能になる。 かくして90年代初めにローマ字は日本式系統に収斂したかに思えたが、そののち離反があった。すなわち日本ローマ字会(京都市)が、99式ローマ字という新しいローマ字つづりを提唱した。99式はヘボン式
そえがき 前表に定めたもののほか、おおむね次の各項による。 はねる音「ン」はすべて n と書く。 はねる音を表す n と次にくる母音字または y とを切り離す必要がある場合には、n の次に ' を入れる。 つまる音は、最初の子音字を重ねて表わす。 長音は母音字の上に ^ をつけて表わす。なお、大文字の場合は母音字を並べてもよい。 特殊音の書き表し方は自由とする。 文の書きはじめ、および固有名詞は語頭を大文字で書く。なお、固有名詞以外の名詞の語頭を大文字で書いてもよい。 内閣訓令第一号 各官庁 ローマ字のつづり方の実施について 国語を書き表わす場合に用いるローマ字のつづり方については、昭和十二年九月二十一日内閣訓令第三号をもってその統一を図り、漸次これが実行を期したのであるが、その後、再びいくつかの方式が並び行われるようになり、官庁等の事務処理、一般社会生活、また教育・学術のうえにおいて、多
「三十世紀の森」は国字ローマ字化の理論と実践である。日本語がローマ字でも成立しうることを実証するために、主な内容は正書法ローマ字(訓令式)で記した。一般の方を対象とした資料集や小論は和文表記とした。 見出し ローマ字の文法 正書法ローマ字の手引書。ローマ字の望ましい体系を探る。 ローマ字の資料集 各種ローマ字一覧表、国際規格公文書(ISO3602)、長音対応表など。 ローマ字の小論 ローマ字論者向けの話。昨今のローマ字に対する話題や小論。 寄せられた質問 繰り返し耳にする気がかりな質問に対してざっくばらんに回答。 ローマ字の鎖 ローマ字のホームページのほか、ローマ字を論じたページなど。 ユニコード掲示板 ローマ字は代書法で入力すると正書法に書き換える。 表記法 表記法は国際規格(ISO3602)を用いる。ただし、固有名詞などで普通一般にヘボン式その他の方式が揺るぎなく定着した場合(例 ye
ドキュメンテーション―日本語(仮名書き)のローマ字表記 訳:財団法人 日本のローマ字社 序文 ISO(国際標準化機構)は、国家標準化団体(ISO会員団体)による世界的規模の連合体である。国際規格の案の作成は通常ISO専門委員会によって行われる。ある問題について専門委員会ができれば、関心のある会員団体はすべてその委員会に代表を送る権利がある。政府機関であってもなくても、この作業に参加することができる。ISOは、国際電気標準会議(IEC)と、電気規格に関するすべての事項について厳密な協力関係にある。 専門委員会で採択された国際規格案は、ISO会議に国際規格として採択される前に、会員諸団体に配布して承認を得なければならない。承認を得るのには、ISOの手続きに従えば、投票に加わった会員団体の少なくとも75%の賛成を必要とする。 国際基準ISO3602の案は、専門委員会ISO/TC46、ドキュメンテ
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『ローマ字の日本語 - SANZYUSSEIKI-NO-MORI』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く