米先住民ナバホ居留地でコロナ流行、「手洗い」できず…歴史的な格差浮き彫りに 2020年04月28日13時12分 【ワシントンAFP=時事】米国最大の先住民居留地、ナバホ・ネーションで新型コロナウイルスが猛威を振るっている。感染者が急増する中、かつて入植者が持ち込んだ伝染病によって大勢が犠牲になったこの地で、長年にわたる格差が表面化している。(写真は米ユタ州のモニュメントバレー・ナバホ・トライバル公園) 新型コロナ予防の手洗い、数百万人の手に届かないぜいたく イエメン 砂岩の卓上台地(メサ)がそびえ立ち、雄大な渓谷や遺跡を有するナバホ・ネーションは米南西部3州にまたがり、英スコットランドと同程度の面積に約17万5000人が暮らす。 3月17日に居留地内で新型ウイルス感染が初めて確認されて以降、感染者数はたちまち1282人に膨れ上がった。人口当たりで比較すると、米国最大の被害が出ているニューヨ