Gビット/秒を超える高速無線LANを実現する動きが,いよいよ始まる。無線LANの国際標準化を進めるIEEE802委員会は,超高速無線LANの実現を目指す作業部会「Very High Throughput Study Group」の設立を,2007年3月のIEEE会合で内部的に承認した。 現在無線LANでは,MIMO技術などを導入して200~300Mビット/秒まで高速化する次世代規格「IEEE802.11n」の標準化が終盤を迎えている。11nの正式な標準化は完了していないものの,既に準拠をうたう製品が登場している。Very High Throughput Study Groupは,この11nより,さらに高速な規格作りを目指す。実用化が近づく11nの後継規格の議論を開始することで,4~5年後を見据えた次次世代無線LANの準備を進める狙いだ。 2007年3月に米国で開催されたIEEE802委員会
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