Microsoftに対する欧州連合(EU)の新たな訴えは、まるで10年ほど前のもののように感じられる。 OSにブラウザをバンドルすることは独占禁止法に違反するというEUの主張は、1996年に米国の規制当局が申し立てたのと同じである。 今回のEUの主張は、Microsoftは「Internet Explorer」(IE)を「Windows」に組み込んだ上、ウェブの標準に従わず、そのことで競争を阻害していると、2007年にノルウェーのOperaが訴えたことから生じたものだ。 最も奇妙なのはEUがこの問題を取り上げたタイミングである。EUは何年もの間、独占禁止法の問題でMicrosoftを追及してきたが、その焦点はWindowsへの他製品のバンドルであり、ブラウザについては注目していなかった。さらに、IEのシェアが「Netscape」時代以来最低となった時期にこの動きが起こったのである。 EUが
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