Twitter社に届いた「亡くなられたユーザーに関するご連絡」、この半年で世界計0件:古田雄介の死とインターネット(1/4 ページ) 国内ではオンライン上の死を扱うサービスや機能のニーズがまだ本格的に高まっていない様子。では、海外の事情はどうか? TwitterやFacebook、Memolaneの現状を探った。
グランドデザイン&カンパニー代表取締役社長。西武文理大学特命教授。 1971年生まれ。1995年慶応義塾大学法学部卒業後、大手損害保険会社勤務を経て、2004年にグランドデザイン&カンパニーを創業。テクノロジー×クリエイティブの視点で、ソーシャルメディアとモバイルを軸としたインターネット事業を手がける。その黎明期から、ソーシャルメディアを中心とした題材の執筆や講演を多数行っており、ソーシャルメディアの普及とその背後にある課題等を論じ続けている。 なぜ「つながる」ほどに「疲れ」を感じるのか? twitterやfacebookが世界中で利用されるようになり、「社会インフラ」として定着してきた感のあるソーシャルメディア。使わないと乗り遅れそうで始めてみたものの、何となく手を余してはいないだろうか。そして使っているうちに、どこか「行き詰るような疲れ」を感じてはいないだろうか。 ソーシャルメディアは
2012年7月3日、無料メール・通話アプリ『LINE(ライン)』のプラットフォーム化がNHN Japanより発表された。いや、「アプリ」ではなく、ここからは「SNS」と言おう。ローンチ時の利用デバイスがスマートフォンだったこと、無料でメッセージのやりとりをする機能があったこと、このふたつからこれまでLINEは『skype』の競合だと言われてきた。しかし、その本質はmixiやFacebookと同じ。すなわちソーシャルネットワークサービス『LINE』だ。今回発表された新機能“ホーム”と“タイムライン”により、それはさらに強固なものとなった。 筆者は週刊アスキーのWebにおけるプレゼンスの拡大と事業化を担当している。オンラインメディア『週アスPLUS』の立ち上げから運営、最近ではコマース領域が中心だ。編集の現場からは遠ざかっているが、LINEカンファレンスでは直接会場に足を運び、取材に臨んだ。本
著者プロフィール:古田雄介(ふるた・ゆうすけ) 1977年生まれ、名古屋工業大学工学部社会開発工学科卒業。マンション施工の現場監督を経験したのち、葬儀社を経て、編集プロダクションに所属。2007年に独立し、現在はフリーランスのライターとして活動している。ITmedia PC USERでは「古田雄介のアキバPickUP!」などを連載。近著に『中の人 ネット界のトップスター26人の素顔』(アスキー・メディアワークス)がある。自ブログは「古田雄介のブログ」。 厚生労働省の人口動態統計によると、2011年に亡くなった日本人は125万人を超える。これは全人口のおよそ1%に達する値だ。100人に1人。その1人がインターネットにブログやSNSのページ、写真やイラスト、あるいは口座や有料サービスのIDなど、何らかの痕跡を残したまま亡くなることは、今の時代、よくあることだろう。 では、それらの遺産はどのよう
「イノベーター理論」および「キャズム理論」。 マーケティングに関わる方ならよくご存知の用語だと思いますが、今回は特に日米シニア層におけるWebサービスの利用率データから、それぞれのサービスがイノベーター理論でいうどの段階まで来ているのか、あらためて確認してみたいと思います。 参考:イノベーター理論とキャズム理論 | マーケティングis.jp アメリカのシニアショッピングユーザーはおよそ35%先日公開になったTechCrunch Japanの記事によると、アメリカの65歳以上のインターネット利用動向は、以下のような状況とのことです。 65歳以上の60%、約2000万人がインターネットを利用して友だちや家族とコミュニケーションし、人生を楽しんでいるインターネットを利用する人の90%以上がメールを使う59%が過去3か月内に何かを買ったことがある49%がFacebookのアカウントを持っている46
そんな地域住民同士の交流に一役買いそうなサービスが、オーシャンズ株式会社が提供する「Eyeland2.0」である。同サービスは、位置情報を利用したコミュニケーションプラットフォーム。ご近所さんとの一対一のコミュニケーションや、自分の居住エリア全体に向かって、つぶやきや写真を投稿できる。位置情報は意図的に誤差表示される仕組みになっており、個人の特定はされないまま、緩やかに地元コミュニティでの情報交換を可能としている点が特徴だ。 「SNSが普及したことで、“友人”や“同僚”とのコミュニケーションは活発になりましたが、“地域”という軸においてはあまり影響がありません。インターネットをもっと“実”生活に役立つものにするためには、地域の人々とのコミュニケーションと、そこで行われる生きた情報のやり取りが不可欠であると考えたのです」(オーシャンズ株式会社 河村龍 代表取締役COO) 「Eyeland2.
どうも、リョウサトウ(@ryosatony)です!先日Google+がリニューアルしたということで、Google+について思ってることをここにまとめておこうと思う。 僕はGoogle+が楽しくて仕方がない。 何でこんなに楽しいのか?とふと考える。これまでも何度か考えてきたんどけど、気がついたその答えは意外なほど簡単で、シンプルなものだった。 自分の好きなことを自由に言えて、それに関心をもってくれるたくさんの友だちがいる そう、気軽にそして素直に語り合える仲間がいるからだと。 AKB48がいるとか芸能人がいるとかは全く関係ない。その証拠に僕は彼女たちをほとんどフォローしてないし、たまに共有して流れてくるものがあっても、それは一時的な面白さでしかなかった。 考えてみたら当たり前の話だ。世の中、友だちと話すことより面白いことなどありはしない。 信じられないかもしれないが、ここでいう「友だち」は、
SNSを使って自分の生活を記録したり、友人と交流したりすることがすっかり定着しつつある今日このごろ。 特にFacebookでは、去年から自分年表として投稿や写真を記録できる「タイムライン」機能がスタートし、毎日の行動や思考の記録として活用している人も多いようです。 こうした中で最近話題となっているのが、自分が他界した時のウェブページの「終え方」。 とりわけ近況報告ツールとしても利用されているSNSにおいて、自分の死を知らせ生前の感謝を伝えるという機能に関心が集まっているようです。 例えば『if i die』という生前に登録しておいたメッセージを自分の死後にアップすることができるFacebookの無料アプリ。 Facebookを利用している家族や友人3人を管理者としてあらかじめアプリに設定しておき、その3人全員が自分の死に同意すると、生前に作成しておいたメッセージを自分のウォールに自動投稿
ネット上の死は、現実の死とイコールではない。 死んでも情報発信はできる。 そんな不思議な時代がやって来つつある。 ●冗談のようで、これほどシリアスなことはないアプリ 利用者が死んだときにフェイスブックがどう対応しているかについて前回書いたが、ワイアードの記事がおもしろいフェイスブック・アプリを紹介していた。「もしも私が死んだなら(if i die)」というアプリだ。 死んだ後にフェイスブックに自動投稿してくれるアプリなのだそうだ。このアプリのサイトにアクセスしたら、雲の上に羽根が舞っている「いかにも天国」といったイラストが現われた。 Q&Aを見ると、のっけに「これは冗談ですか?」と書かれていて、笑ってしまった。 たしかに、冗談みたいなアプリだ。こう解答している。 「もしも死があなたにとって冗談なら、それならば、そうでしょう‥‥ 実際のところはこれ以上シリアスなことはないです。われわれがユー
フェイスブックは、社員の死に直面し、 独自の死者追悼の仕組みを作った。実名SNSは、 とりわけ死者と向かいあわなければならないようだ。 ●死者のことを考えるには日本のネットは若すぎる? このところ利用者が死んだときにネット企業がどう対応しているかについて書いている。 故人が遺言を残しでもしないかぎり、サービス提供者が独自に対応しなければならないわけだが、勝手にやれば問題になる。 前回書いたように、グーグルやツイッター、リンクトイン、英語版ウィキペディアなどは利用者が死んだ場合にどうするか、ヘルプページなどで明記していた。しかし不思議なことに、ヤフー・ジャパンやミクシィ、グリーなどの国産ネット企業のサイトにはこうした記述は見あたらなかった。メメント・モリ(死者を思え)のキリスト教文化圏と、死を不浄のものと考える文化圏の違いということなのか。 匿名が中心のサービスならば問題が起きにくいというこ
「ソーシャル」を冠した新サービスは数あれど、話題性でいえば今の「ソーシャルランチ」に比肩するものは少ないだろう。グーグル出身の2人が2011年10月に始めたこのサービス、「見知らぬ人とのランチの機会を提供する」というごくシンプルな内容ながら... 「ソーシャル」を冠した新サービスは数あれど、話題性でいえば今の「ソーシャルランチ」に比肩するものは少ないだろう。グーグル出身の2人が2011年10月に始めたこのサービス、「見知らぬ人とのランチの機会を提供する」というごくシンプルな内容ながら、すでに3万人以上の登録ユーザーを集め、国内のベンチャー界隈では最もホットなサービスの一つになっている。創業から半年あまりですべてを作り上げた2人の力量はもちろん、KDDIが出資している点でも注目度の高いこのサービス。なぜ話題になっているのか。KDDIが出資する狙いは何か。ソーシャルランチを運営するシンクランチ
ネット企業は、死んだ利用者のコンテンツをどうするかについて苦慮している。 今後ネット上の死者はますます増えていくわけだが‥‥ ●年間110万人の利用者が死んでいる 自分のコンテンツがどうあつかわれるかは、死んでいく人も気になるかもしれないが、死んでしまったらどうしようもない。遺言を残しでもすれば別だが、そうでなければ生きている人にお任せするしかない。生き残った人たちのほうは、解決しなければならない問題として突きつけられる。 難問だが、幸いなことには、たいていはそうしょっちゅう向きあわなければならないことではない。しかし、サービス提供者はそうはいかない。「デザート・ニュース」の「ソーシャルメディアにおける死後の生」という記事によれば、1年間で110万人のソーシャルメディア利用者が死んでいっているそうだ。サービス提供者にとっては日常的な問題ということになる。 ネット企業はどう対処しているのだろ
「タイムライン」が全世界で本格的に導入され始めた。 利用者の一生を記録し、一覧表示できるようになり、 「永久保存」されて格好のネット墓地になる? ●フェイスブックはどうしておもしろいのか アマゾンが日本で電子書籍事業を始めるかどうかについて途中1回だけ書いたが、それをはさんで秋からずっとフェイスブックについて書いてきた。この連載は今回で714回目だが、ひとつのテーマをこんなに続けて書いたことはない。グーグルもずいぶんとりあげてきたのでトータルするとグーグルの回数のほうがまだ多いだろうが、こんなに続けてとりあげはしなかった。 そうなったのは、SNSについてけっこう早くにとりあげたものの、その後あまり興味を持てず放置していたこともある。ところが、少し調べてみると、フェイスブックはほかのSNSに比べてずっとおもしろかった。使ってみておもしろかったというよりも、「思想」がおもしろかった(こんなにと
巷では、ネット上やソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)でのプライバシー保護についての議論が盛んだ。 SNS会社の関係者と話をすると、彼らは一様に「ネット上のプライバシーという概念そのものがすでに古い」と語る。 誰もが自分に関することをすべて公開すれば、他人の生活にある「秘密性」やプライバシーそのものが消える。結果、誰もが持つ他人の生活の隠れた部分を知りたい、もしくは暴きたいという願望そのものが消える、という。 また、何もかも公開されれば、人は世間の目を気にするため、清廉潔白な人生を送ろうとし、長期的に見ればよりよい社会に貢献する、という。 もちろんこの意見は、クレジットカードの悪用や、不正に得た個人データの流用など、犯罪性のないプライバシー保護についてのみである。 にわかには賛同しかねる見解だが、SNS経営者及び関係者は、本気でそう信じている。それが次世代の人間関係だと考えてい
電気自動車(EV)にコネクテッド(つながる)、自動運転――。新技術を搭載するクルマが続々と登場しているが、大ヒットを記録しているものは少ない。どうすれば普及期に突入できるのか。 「…続き エコカーに「無関心の壁」 米自動車市場の現実 [有料会員限定] EV時代はまだ来ない 現実解は「マイルドHV」
私のお葬式 田島エリコがお葬式のこと、宗教のこと、お墓のこと、はたまた編集者のボヤキなど思いつくまま書いていきます。 Facebookに登録するだけしておいて、マジメに参加してないワタクシですが、 FBのパワーには驚いています。 FBは、旧友と再会したり、仲良しこよしの連絡ツールみたいに思っていたのですが。 いやいや、お葬式情報、 これにはFCを活用すべきだと思いました。 ファックスや電話では伝えきれない人たちに、自然に情報が届きます。 FBで知ったお葬式は、これが2件目です。 ここ数年お付き合いがなかったのですが、雑誌でお世話になった方が亡くなったということを 先ほど知りました。 具合が悪いとは聞いていましたが、まさかこのようなことになるとは……。 まだ信じられません。 でも、そうなのでしょう。とってもとっても残念ですが。 心よりご冥福をお祈りいたします。 働きすぎましたね。どうぞゆっく
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