2006年09月29日 「変わりゆく高齢者の医療費」 カテゴリ:家計 厚生労働省は8月、「2004年度の国民医療費(病気やケガの治療のために医療機関に支払われた医療費の総額)が32兆1千億となり、2年連続で過去最高を更新」と発表しました。年齢別の内訳によると、全体の過半数(51.1%)を65歳以上の医療費が占めています。 今や日本は世界にも例を見ない高齢かつ少子国家。なんと65歳以上が5人に1人という割合です。今後も高齢化による医療費の拡大や、医療技術の高度化により一人当たりにかかる医療費の増加が予想されます。 医療費の増大は高齢者だけでなく、保険料の負担増や増税という形で現役世代にも影響を与えます。医療費の抑制を目標に制度改正が行われますが、高齢者の医療費がどのように変わるのか簡単にみてみましょう。 ~2006年10月から変わる、70歳以上の医療費~ ■ 病院窓口での自己負担 現在、3歳