知っている人は知っている御が3つ並ぶ「おみおつけ」 「付け」は飯に付けて出すもののことで、吸い物のことでした。 味噌を女房言葉で「おみ」と言い、「付け」と合わせて味噌汁のことを「おみおつけ」と言うようになりました。 まどっろこしい言い方ですね。 さて、ここで「女房言葉」の説明を少々。 宮中に仕える女房が使い始めた隠語的な言葉で、上品な言葉遣いだとされました。 今でも残っている言葉がけっこうあります。 女房言葉には、主に2つのパターンがあります。 ●語の頭に「お」を付けて丁寧さをあらわすもの。 ・おかき(欠餅) ---- 当初は「鏡餅」を砕いて食べたことから。 ・おかず(御菜)---- 惣菜は数々取り揃えるものであることから。 ・おまわり、おめぐり(巡査) ・おから ---- 大豆から豆乳を絞った後の残りかす。 ・おこわ(強飯:こわめし) ●「文字詞(もじことば)」と呼ばれる、語の最後に「も