街頭でスタンディングをしたり、ビラなどを配ったりすることは、自分の意見を表明するための有益な手段の1つです。ロシアや香港など一部の国や地域では、そのような表現行為が自由にできない状況にあることを見ると、それが保障されていることは決して当たり前のことではなく、いかにかけがえのないものであるか痛感させられます。 ただ、インターネットで検索すると、街頭宣伝には警察(署長)の許可が必要と書かれたサイトが散見されます。しかし、「通常の方法」でビラ配布などの街頭宣伝を行う際に、警察署の道路使用許可を得ることが不要であることは、法的にも政治的にも決着済みの問題です。 人権は行使を怠っていると、いつのまにか内実が失われ、範囲が狭められたり、損なわれたりしてしまいます。特に表現の自由は、「もっとも傷つけられやすい権利」であると言われています。委縮することなく、堂々と権利を行使していきましょう! 第1 警察署