高齢者の健康を保つ食生活は何か。浜松医科大学名誉教授の高田明和さんは「統計的に見ると赤身の肉を多く食べる国の人は、病気をしがちで短命であるというデータがある。また、最近の研究では、とくに高齢になってからは、長寿遺伝子に異常を引き起こすアミノ酸を含む動物性のタンパク質を減らし、植物性のタンパク質に変えたほうが病気になりにくいことが証明されている。高齢になったら摂取するタンパク質を肉から魚へシフトするほか、大豆やナッツ類に切り替えるといい」という――。 【写真】高田明和氏の著書『20歳若返る習慣』(三笠書房) ※本稿は、高田明和『20歳若返る習慣』(三笠書房)の一部を再編集したものです。 ■高齢になってから「赤身の肉」は本当に健康を保てるのか 「肉を食べれば元気になる」という主張は、近年、多く見られます。 炭水化物の摂取量を減らし、タンパク質をその分、多くとること。そしてそのタンパク質を、主に