1987年度の高校サッカー選手権で7得点を挙げ、大会得点王になった平澤政輝(東海大一高)。華のあるプレーで、高校サッカー史に残る“スター選手”と記憶される。彼はなぜJリーガーの道を選ばず、表舞台から消えたのか? 元得点王のもとを訪ねた。【NumberWebインタビュー全3回の第2回/第1回、第3回へ】 ◆◆◆ 高校サッカー得点王、なぜJリーグにいかなかった? 全国高校サッカー選手権で1986年度優勝、1987年度準優勝と2大会連続で決勝に進出。黄と黒の縦縞のタイガージャージで旋風を巻き起こした東海大一(静岡、現・東海大静岡翔洋)。そのチームで同学年のMF澤登正朗とともに中心的な役割を果たし、1987年度には7ゴールを挙げて得点王に輝いたのがFW平澤政輝(54歳)だ。