脳トレドリル、早口言葉は脳の老化を防げない 書店に行くと、「脳を若返らせる」とうたうドリルが数多く並んでいます。もちろん、それらに取り組むこと自体を否定するわけではありません。たとえ90歳の方でも、毎日こつこつと練習を続ければ、早口言葉がスラスラと言えるようになったり、暗算のスピードが上がったりすることは十分にあります。人間には、いくつになっても新しいことを習得する力が備わっているからです。 ただし、そこで鍛えられるのは脳のごく一部分にすぎません。計算が速くなったからといって、アルツハイマー型認知症の原因とされるアミロイドβや、レビー小体型認知症に関わる異常たんぱく質の蓄積を止められるわけではありません。つまり、「早口言葉の達人」や「計算のプロ」にはなれても、脳の老化や病気の進行そのものまで制御できるわけではないのです。 もし本気で、認知症の発症や進行を少しでも遅らせたいと考えるなら、脳の