日本橋三越本店が開催した「イタリア展2026」で、高級サンドイッチ店の不適切な衛生管理行為が批判を浴び炎上した。東北大学特任教授で人事・経営コンサルタントの増沢隆太さんは「三越は自らの看板を信じる顧客に対し、他人事ではなく『自分事』として断固たる怒りを示した。これこそが『やっぱり三越は一流だ』と言わしめる、老舗の圧倒的なブランド防衛術である」という――。 「さすが三越」と言わしめる危機管理術 謝罪においてスピードはきわめて重要です。しかしただ早ければ早いほど良いのかといえば、そんな単純な話ではありません。謝罪の目的は「事態収拾」と「ダメージコントロール」であり、「事情はともかくとりあえず謝っておく」というような機械的対応は消費者に見透かされ、かえって事態を悪化させます。 このゴールデンウィーク期間中、日本橋三越本店の催事で起きた出展テナントの炎上事件において、見せた三越の振る舞いは、まさに