ハリウッド映画では、いまやシーンを盛り上げる名脇役としてクルマが欠かすことのできない存在になっています。ただ、それらを見るとアメリカのモーターカルチャーを窺い知ることもできる模様です。 「クルマは名脇役」その重要性を熟知したハリウッド映画 映画やドラマにおいて、クルマはシーンを盛り上げる小道具となるだけでなく、車種が備える個性や特徴を登場人物に重ね合わせることで、その人間の性格や立場、生い立ち、思想信条、趣味趣向を視覚的に表現する名バイプレイヤーとなることがしばしばあります。 なかでも名作と呼ばれる映画になると車種選びにも抜かりがなく、キャラクターやストーリーにあった「これぞ」という1台が選ばれるものです。 拡大画像 ニコラス・ケイジ主演で2000年にリメイクされた『60セカンズ』に登場するフォード・マスタング・シェルビーGT500「エレノア」のレプリカ(山崎 龍撮影)。 映像作品における