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投稿日 : 2017年6月12日 最終更新日時 : 2017年6月12日 投稿者 : MoriokaTsuyoshi カテゴリー : 知る 「13才からのコンピュータサイエンス物語」シリーズ。第一弾は「コンピュータって何だろう編」と「プログラミングって何だろう編」です。 この記事は、講演資料として作成した「13才からのコンピュータサイエンス物語」スライド資料のうち、主要なスライドの画像を貼りつけて、簡単な説明を加えたものです。 それでは、はじまりはじまり。。。 13才からのコンピュータサイエンス物語「コンピュータって何だろう編」と「プログラミングって何だろう編」のタイトルページ 13才からのコンピュータサイエンス物語「コンピュータって何だろう編」と「プログラミングって何だろう編」の見出しのページ コンピュータサイエンスを知るために、まず「コンピュータって何だろう」を考えてみましょう。 わた
投稿日 : 2017年5月5日 最終更新日時 : 2017年5月5日 投稿者 : MoriokaTsuyoshi カテゴリー : 知る 最近ようやく、コンピュータサイエンスへの関心が日本においても高まってきたようです。米国では「コンピュータサイエンス学科」が出来たのは1960年代のことですが、日本はながらく、モノ作りのための工学の枠組みでコンピュータを捉えることが多く、もっと広い学問領域である「コンピュータサイエンス」が存在したことは長らくありませんでした。 今回は、日本にありがちな「コンピュータサイエンスへの10の誤解」を通して、コンピュータサイエンスとは何か、を考えてみたいと思います。 今回取り上げるその「10の誤解」とは以下です: コンピュータサイエンスとはコンピュータの作り方の学問である。 コンピュータサイエンスとはコンピュータの使い方の学問である。 コンピュータサイエンスとはアプ
大事なファイルを暗号化してメール添付で送るとき、そのパスワードはどうやって相手に伝えますか?あなたが日常的に直面するこの課題、実は現代暗号学の扉を開くきっかけになった重要な問題なのです。 重要なファイルを取引先などにメールで送る。そんな場面は現代日本のオフィスワーカーにはよくある風景と思います。 暗号化ツールなどを使って、パスワードを設定。これでよし!パスワードを知らない人にはもう、このファイルをのぞき見することはできません。 取引先へのメールに暗号化ファイルを添付します。「パスワードは次のメールでお送りします」あれ?それって本当に安全でしょうか? 「パスワードはメールで別途送ります」は暗号学的課題への(不完全な)対処法 暗号化ファイルをメールで送ったあと、別のメールでパスワードを送る。わたしも多くの日本企業でそれが行われていることはよく知っています。 なぜそうするのでしょうか?その理由は
小学校でのプログラミング必修化を提唱する有識者。しかしその論理には飛躍が多く、事実に立脚しない理想論です。このままでプログラミング必修化に賛同できない理由を説明します。 「プログラミング必須化」に論理はあるか?データに立脚しているか? 2016年7月17日、日本経済新聞朝刊に、「プログラミング教育 小学校に必要か」と題した全面記事が掲載されました。必修化推進の立場から石戸奈々子氏(CANVAS理事長)、拙速な推進を戒める立場から新井紀子氏(国立情報学研究所教授)それぞれのインタビュー記事があり、新聞社による短い論考がつけられています。 「プログラミング教育」は否定しませんが、その実現性については心配してる私。この記事を読むと、心配が確信に変わりました。今のプログラミング教育推進論者の論理には大きな飛躍があります。「プログラミング教育で論理的思考を伸ばす」としていますが、プログラミング教育が
プログラミング教育必修化の目的の一つに、「課題解決に向けて順序立てて考える思考力の育成」があります。でも、本当にプログラミングと論理的思考力は関係しているのでしょうか?関連する研究成果を紹介します。 プログラミング教育の小学校・中学校での必修化が議論されている日本。その主目的は「プログラミングスキルの取得」ではなく、「プログラミングを通して、21世紀の社会に生きる人間としてのスキルを身に付けること」にあります。文部科学省の有識者会議ではこれに関連し、「課題解決に向けて順序立てて考える思考力」、つまり論理的思考力の育成をプログラミング教育の目的の一つに位置づけました。有識者会議での議論内容には違和感を覚える点もあったとはいえ、全体的な方向性は正しいものと言えるでしょう。 参考情報: 「小学校におけるプログラミング教育の在り方と、日本におけるコンピュータサイエンスの欠如」、かながわグローバルI
HOME » 読み物 » 読み物 » みんなのコンピュータサイエンス » 教える » 小学校におけるプログラミング教育の在り方と、日本におけるコンピュータサイエンスの欠如 前回記事「『プログラミング経験を持った初めてのアメリカ大統領』のコンピュータサイエンス教育施策」では、アメリカの連邦政府2017年予算に盛り込まれた「Computer Science for All(全ての人にコンピュータサイエンスを)」イニシアチブの根底にある考え方を紹介しました。 その中でも少しだけ触れましたが、日本の文部科学省においても、有識者会議において小学校段階におけるプログラミング教育の在り方が議論され、その内容が2016年6月に公開されています。まだ政策にどのようなかたちで反映されるかわかりませんが、日本の有識者においても、「プログラミングスキルの取得」を主目的とするような教育を目指すべきではなく、「プログ
小学校・中学校・高校レベルへのコンピュータサイエンス教育の導入に大きく舵を切った米国。ホワイトハウスとオバマ大統領が公表した教育施策の概要をご紹介します。プログラミング教育にフォーカスしている日本とは対照的です。 前回記事では、日本ではあまり知られていない学問分野であるコンピュータサイエンスの概要を解説しました。「情報を動かし、情報で動く」という情報機械としてのコンピュータの原理や活用方法を探り、便利なものを創り出すという目的を持った学問分野です。プログラミングはあくまでコンピュータサイエンスの中の基本知識の一つ、という位置づけです。 プログラミング教育への関心が高まっている日本。文部科学省においても、有識者会議において、小学校段階におけるプログラミング教育の在り方を議論したりと、方向性を模索しているところですが、アメリカではすでに国策としてのコンピュータサイエンス教育の拡大に動いています
北米など海外では数十年の歴史がありながら、日本ではあまり聞かない学問分野であるコンピュータサイエンス。「コンピュータに関する学問」ではなく、「森羅万象を、情報の動きとして表現することで、自然法則を発見したり便利なモノを創り出す」ことを目的とした学問分野です。 「プログラミング教育」への関心が高まっている日本。社会におけるコンピュータ活用の重要性が増していることを反映した動きと言えますが、コンピュータ活用全般を扱う学問分野である「コンピュータサイエンス」への関心は高くないようです。プログラミングは、コンピュータを動かすための手段であって、コンピュータサイエンスを構成するスキルの一つ。例えていうならば、「自動車の重要性が高まっているので、自動車を作る工具の使い方の教育を始めようとしているが、そもそも自動車を動かすのに利用している自然法則や、内燃機関などの自動車の構成要素についての教育については
「プログラミングに性差はあるのか?」という疑問に答えます。能力には男女差はありません。でも、プログラミングで女の子がしたいことは、男の子とは違うようです。 子ども向けプログラミングというと「ゲームを作ろう」、「ロボットを動かそう」、「機器(デバイス)を動かそう」というネタが多いと思います。子どもたちに関心を持ってもらうための施策として考えられているとは思いますが、それが果たして女の子にも楽しめる活動なのかというとちょっと首をかしげてしまいます。 「女の子と男の子とプログラミング教育」では、プログラミング教育に従事している15歳の米国女性の記事を紹介しました。男の子は、教えられたテクニックの応用に興味があり、女の子は「なぜ?どうして?」に興味がある、という内容でした。少し一般化すると、 プログラミングそのものが楽しい男の子 「プログラミングで何をするか?」が大事な女の子 という傾向があるよう
日本はプログラミング教育を普及させようという段階ですが、海外諸国では既に、男の子と女の子のプログラミングへの態度の違いに着目した研究や活動が蓄積されています。 最近、子ども向けプログラミング教育が盛り上がりを見せています。ITが社会に普及している現在、人の役に立つ新しいサービスや便利な商品を考えるうえでコンピュータとソフトウェア、つまりプログラミングから無縁でいられる事業はないことを、会社で働いているお母さん・お父さんも実感しているからなのでしょうか。 小学生以下の子どもを対象とするプログラミング教育の書籍も多くでてきていますが、まだまだ物足りなさを感じます。諸外国ではあくまで「プログラミングはコンピュータサイエンスの要素の一つ」との認識のもとで、プログラミングを入口とするコンピュータサイエンス教育に取り組む姿勢が明確なのに対し、日本ではものづくり教育としてプログラミングそのものを教えると
情報処理学会 IPSJ2016 情報処理学会とは、コンピュータ活用による健全な情報社会の実現に向けて1960年に設立された歴史のある学会です。2016年3月上旬にその第78回全国大会が開催され、わたしも初めて参加してきました。(情報系の学生の多くも参加経験あると思いますが、わたしはずっと海外にいましたので。。。)「超スマート社会への扉」と題された今回の全国大会、ちょうど人工知能や自動運転車、オープンイノベーションや情報教育の在り方に関する議論が盛り上げっている今日、専門家による議論を聴くことができたのはわたしにとっても大きな収穫でした。 全国大会での収穫についても書いていこうと思いますが、今回はまず「IPSJ-ONE」というイベントについて。「ISPJ」とは「Information Processing Society of Japan」、つまり情報処理学会の略称です。そして「ISSJ-O
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