サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
画力アップ
kyushu.yomiuri.co.jp
万引きをして懲戒免職と退職金不支給の処分を受けたのは不当として、元県職員の男性(59)が12日、県を相手取り、二つの処分の取り消しを求める訴訟を長崎地裁に起こした。 男性は2012年11月10日、長崎市内のスーパーで食料品を万引きし、13年1月に窃盗罪で長崎簡裁から罰金20万円の略式命令を受けた。男性は10年にも万引きで停職4か月などの処分を受けており、県は12年11月19日付で懲戒免職と退職金の全額不支給処分を決めた。 訴状では、男性は犯行以前から職場での人間関係などからアルコール依存症やうつ病などにかかっており、10年の窃盗事件後、県が十分な原因調査を行わず、男性の精神不調にも対処しないなど、安全配慮義務を怠ったと指摘。「自らの安全配慮義務違反を顧みず、本件の『上っ面』だけを問題視した」「長年の勤続の功績を抹消し、退職後の生活保障を全て奪い去るに値するとは言えない」としている。 県人事
暴力団の警戒活動のために派遣されていた福岡県内の警察署で、休憩中に同僚警察官に拳銃を向けたとして、大阪府警は12日、生野署直轄警察隊の男性巡査部長(33)を銃刀法違反容疑で書類送検し、停職1か月の懲戒処分にした。巡査部長は同日付で依願退職した。 府警監察室の発表では、巡査部長は昨年12月13日夜、同県警八幡西署(北九州市)の食堂で、隣席にいた生野署の男性巡査(26)のこめかみに銃口を向け、同21日夜には脇腹に突き付けた疑い。いずれも夕食前の休憩時間だった。 巡査が同署の上司に報告して発覚。食堂には巡査以外に福岡県警の警察官らもおり、巡査部長は「(巡査の)リアクションで場を和ませようと思った。軽い気持ちだったが一線を越えてしまった」と話しているという。 文科省が竹富町に是正要求へ、公民教科書問題 (2月13日) 北九州空港でMRJ飛行試験、地元は歓迎の声 (2月13日) 九州経済 アジアクロ
国土交通省は25日、整備を進めている東九州自動車道の佐伯インターチェンジ(IC)~蒲江IC間(約20・4キロ、ともに大分県佐伯市)の開通について、予定していた2015年度中から14年度中に前倒しすると発表した。これにより、北九州市~宮崎市の区間(約320キロ)が14年度中に全面開通する見通しとなった。九州自動車道、宮崎自動車道と合わせ、九州をほぼ一周する高速道路網が実現する。 同省によると、佐伯~蒲江IC間では、距離の長い「蒲江トンネル」(約2・8キロ)と「佐伯トンネル」(約1・6キロ)の早期貫通が課題だった。大型の掘削機械や車両を使うなどし、蒲江トンネルは今月6日に貫通、佐伯トンネルも掘削が約9割まで進んだ。さらに政府の14年度予算案で整備費確保のめどがついたため、前倒しが可能と判断した。 奄美復帰60年、住民ら喜び新た (12月26日) タカ二・三軍本拠筑後市へ、移転最終候補地に (1
南九州市知覧町の知覧特攻平和会館が収蔵する特攻隊員の遺書や日記などについて、市は来年2月上旬にも、世界記憶遺産への登録を国連教育・科学・文化機関(ユネスコ)に申請する方針を示した。霜出勘平市長は「戦争の悲惨な歴史を伝える貴重な遺産として登録を実現し、全世界に平和への思いを発信したい」としている。 市は昨年6月、同館の収蔵品の世界記憶遺産登録を目指し、文化財や特攻隊に詳しい有識者、市幹部らでつくる準備会を設置。登録対象とすべき資料を選定し、現在、登録申請書の作成作業を進めている。 申請を予定しているのは、同館が所蔵する資料約1万3000点のうち、隊員の自筆の手紙や遺書、日記など333点。「知覧からの手紙」のタイトルで申請することにしている。 旧陸軍の特攻基地があった同館には、沖縄戦で亡くなった特攻隊員1036人の遺影が並び、家族に宛てた遺書や手紙などの遺品が展示されている。 市によると、申請
昨年12月の衆院選を巡る医療グループ「徳洲会」の選挙違反事件で、徳田毅(たけし)衆院議員(42)(鹿児島2区)の姉で再逮捕されたスターン美千代被告(46)が13日、東京地裁の勾留理由を開示する法廷で、「徳田家が違法選挙の中心にあった」と公職選挙法違反容疑を全面的に認めた。裁判でも罪を認めるとしており、毅議員には公選法の連座制が適用され、失職する公算が大きくなった。 美千代被告は法廷で「法をないがしろにし、責任を覚える。選挙運動に関わった方々に深くおわびする」と謝罪。その上で、容疑を否認しているグループ創業者で父親の徳田虎雄・元衆院議員(75)や母親の秀子容疑者(75)ら家族に対し、「きちんと責任を取らなければならない。何事も隠さず、罪を恐れず真実を語ってほしい」と呼びかけた。 勾留理由開示は、逮捕や起訴後に捜査当局に身柄を勾留された者に対し、裁判所が勾留を許可した理由を公開の法廷で本人に説
大分県中津市の市立中学校図書館で非常勤の司書として33年間勤めた男性(60歳代)が、一般職と同様に働いたのに退職手当を支給されないのは違法として、市に約1090万円の支払いを求めた訴訟の控訴審判決が12日、福岡高裁であった。古賀寛裁判長は「勤務条件などから一般職に当たる」とし、請求を棄却した1審・大分地裁中津支部判決を取り消し、市に全額の支払いを命じた。 判決によると、男性は1979年4月から週5日、午前8時~午後5時まで勤務。1年ごとに雇用契約を更新し、2012年3月に退職した。だが、市の条例は一般職を退職手当の支給対象としており、市は非常勤の男性に対して退職手当を支払わなかった。 1審は、男性の勤務実態が一般職と同一であると認めながらも、非常勤として任用してきた市の取り扱いをより重視し、一般職には当たらないと判断。しかし、高裁は「地方公務員法は、勤務条件などから一般職か否かを判断するよ
スターフライヤー(北九州市)は北九州―羽田、福岡―羽田など国内4路線の運賃を、来年2月1日から平均5・7%値上げする。 大人片道の普通運賃(通常期)でみると、北九州―羽田と福岡―羽田はともに現行より8・9%高い3万5500円、福岡―関西は8・6%上昇の1万5200円、羽田―関西は9・2%アップの2万2600円とする。 また、北九州―羽田と福岡―羽田、福岡―関西の3路線の一部運賃には、空席が多いと安くなり、少ないと高くなる「空席連動型」を導入する。収益改善につなげるのが狙いで、大手の日本航空や全日本空輸、格安航空会社(LCC)のピーチ・アビエーションなどはすでに実施している。
サッカーJ1・大分トリニータの運営会社「大分フットボールクラブ」の東京都内の株主が同社と青野浩志社長を相手取り、100%減資を認めた4月の株主総会決議の無効確認などを求めた訴訟の判決が28日、大分地裁であり、中平健裁判長は請求を棄却した。 原告は「決議は既存株主を無償で排斥するもの」と主張。しかし中平裁判長は「手続きに違法性はない。会社法の趣旨に照らせば、帳簿上も実質的にも債務超過の会社が無償で株式を取得したことが不当であるとはいえない」とした。 同社は、2015年1月末までに債務超過を解消できなければJリーグ参加資格を失うため、全株式を同社が無償で取得し、資本金約5億3700万円を負債の返済に充てる議案を株主総会に提出、承認された。
山口県周南市が、2018年度の開業を目指している新JR徳山駅ビル内の図書館の運営について、レンタルソフト店「TSUTAYA(ツタヤ)」を展開する「カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)」と連携することで合意した。市が18日に正式発表する。 CCCが指定管理者の図書館は現在、佐賀県武雄市にあるほか、宮城県多賀城市でも運営委託に向けた検討が進んでいるという。 計画によると、新駅ビルは、徳山駅ビルの解体跡地約1700平方メートルに建設。3階建てで、2、3階に図書館を設ける。 佐賀のホテルに爆発物? 玄関ガラス割れる (11月16日) ソフトバンク、FA中田賢と交渉 (11月16日) ホークス 選抜高校テニス、九州・中国大会きょう開幕 (11月16日) ハウステンボス、来年4月に入場料値上げへ (11月16日) 不適切発言「とっとちゃん」年内活動自粛 (11月16日) 建設会社社長銃撃、組幹
資金繰りが悪化していたサッカー・J2アビスパ福岡の大塚唯史社長は15日、福岡市内で記者会見して資金集めの状況などについて進捗(しんちょく)状況を説明し、「年内に関しては一定のめどが見えてきた」と語った。給与遅配の可能性については「そこを避けるべく、まだ進んでいかないといけない」と説明するにとどめた。 同社によると、個人、法人からの資金集めで2645万円が寄せられたほか、試合会場などでの募金活動で約255万円、12社からシーズン最終戦の協賛金が約1000万円、来季の年間シートの売り上げ489万円。スポンサー企業の辛子明太子製造販売「ふくや」(福岡市)からの応援商品の売上金を加えれば、11月末で不足すると説明していた5000万円を超える見通しとなった。 大塚社長は「経営に関してご心配をおかけして、改めておわび申し上げます。多くの支援をいただき、ありがとうございました」と頭を下げた。ただ、「非常
「ホテルニューオータニ熊本」(熊本市)の食材に不適切な表示があった問題で、同ホテルは5日、「ビーフステーキ」として提供した加工牛肉にアレルギー成分が含まれていたと明らかにした。健康被害は把握していないという。 ホテルによると、牛脂を注入した加工牛肉に乳と小麦の成分が微量に含まれていた。他施設での同種事例を受け、納入業者から成分の資料を取り寄せて判明したという。加工牛肉は、ビュッフェ形式のレストランで約2年前から今年10月22日まで提供していた。 虚偽表示加工肉にアレルギー成分、ニューオータニ熊本 (11月6日) 「虚偽説明で損害」福岡の2人が金販売会社提訴 (11月6日) 宮崎・鹿児島でG戦、来季セ・リーグ日程発表 (11月6日) タカのドラフト1位・加治屋「新人王目指す」 (11月6日) ホークス サンゴ密漁容疑の中国船拿捕、宮古島沖EEZ内で (11月6日) 虚偽表示百貨店に拡大、博多
サッカー・Jリーグ2部に所属するアビスパ福岡の資金繰りが悪化している問題で、福岡市の高島宗一郎市長は29日の定例記者会見で、新たな財政支援は行わない意向を示した。 市は1994年と98年に計5億円を出資し、2006年には大幅減資にも応じた。現在の出資比率は2番目に高い14・1%。年間の支援総額は、試合観戦への招待やスタジアム使用料の減免などで約2億1700万円に上るという。 高島市長は「(新たに)税金を投入する考えはない」としたうえで、「市民や企業の支援運動が盛り上がっておらず、原因を真剣に考える時期。アビスパが変わることも大事だ」と述べた。今後は市のイベントなどでPRを強化する方針。
サッカー・J2のアビスパ福岡の資金繰りが悪化している問題について、福岡銀行の谷正明頭取は28日の定例記者会見で、「それなりの協力はしてきたが、これ以上やるつもりはない」と述べ、追加的な支援は行わない方針を示した。 この問題では、西日本鉄道の倉富純男社長も24日の定例記者会見で「追加支援は難しい」との考えを示している。福岡銀と西鉄は共にアビスパの株主企業に名を連ねているが、トップがそろって追加支援に否定的な考えを示した。 福岡商工会議所の末吉紀雄会頭(コカ・コーラウエスト会長)も23日の定例会見で、(追加の)協賛金をあてにした経営は難しいとの認識を示すなど、アビスパに自助努力を求める意見が相次いでいる。
私設私書箱を悪用した振り込め詐欺事件で1000万円をだまし取られた大分市の女性(70歳代)が、この私書箱を管理していた会社の代表取締役の男性(33)を相手取り、被害全額の損害賠償を求めた訴訟の判決が23日、大分地裁であった。宮武康裁判官は請求通り全額の支払いを男性に命じた。 判決によると、女性は昨年10月、息子を装った男から「会社の金を使い込み、警察署に勾留された。金を送ってくれ」などと電話を受け、同社が私設私書箱サービスを行っている東京都内のマンションの一室に宅配便で1000万円を送り、だまし取られた。 男性は詐欺容疑で大分県警に逮捕された後、不起訴(嫌疑不十分)となった。宮武裁判官は「(犯人とみられる男と)荷物受け渡しを繰り返しており、共謀して振り込め詐欺を行っていたと推認できる」と指摘した。 教諭が椅子投げ女子生徒けが、佐賀の中学 (10月25日) 参院選不在者投票で偽造、元特養ホー
環境省対馬野生生物保護センター(長崎県対馬市)などは22日、国の天然記念物「ツシマヤマネコ」の繁殖を成功させるため、国内の施設で飼育されている若い雌雄を福岡市動物園(福岡市中央区)と九十九島動植物園(長崎県佐世保市)に集め、交配させると発表した。 センターなどによると、ツシマヤマネコは井の頭自然文化園(東京)など10施設で飼育されている。うち5施設で繁殖を試みているが、2009年を最後に成功していない。そのため、対馬に気温や日照条件が似た福岡市動物園と九十九島動植物園で集中的に繁殖に取り組むことにした。両園で飼育中の計9匹を他施設に移し、若い雌雄計10匹を受け入れる。 ツシマヤマネコは、環境省レッドリストで絶滅の危険性が極めて高い「絶滅危惧1A類」に分類されている。10~12年度の調査では、野生での生息数は70~100匹と推測されている。 名護市長選に自民県議出馬へ、辺野古容認派が要請 (
公文書館で資料調査を行う深堀さん(左)と奥野さん(右)(9月30日、米メリーランド州カレッジパークで)=遠藤信葉撮影 【ワシントン=遠藤信葉】米政府予算案が議会を通らず、政府機能の一部が停止したあおりを受け、米国立公文書館で被爆資料の収集を予定していた長崎市の調査が、同館の閉館に伴い、1日で中断した。 同館に保管された被爆資料の本格的な調査は約40年ぶり。9月28日に現地入りし、同館新館(メリーランド州カレッジパーク)で10月10日まで、米軍が収集した写真を調べ、複写する予定だった。30年以上写真を収集、調査している被爆者の深堀好敏さん(84)と、長崎原爆資料館の奥野正太郎学芸員(27)が参加。9月30日には、数百枚の写真や裏書きを確認し、100枚程度を複写した。 しかし、1日に閉館したため、予定を変更。メリーランド大図書館に保管されている連合国軍総司令部(GHQ)民間検閲局によって集めら
県教委は、肝付町に2015年4月に開校する全寮制の県立中高一貫校「楠隼(なんしゅん)中学校、楠隼高校」の教育内容を発表した。同町に施設を持つ宇宙航空研究開発機構(JAXA(ジャクサ))との連携講座を企画しているほか、難関大学進学を目指したカリキュラムを組み、外国語教育に力を入れる。 同校はJAXAと年度内に提携の調印を行うことを計画し、JAXA職員や宇宙飛行士らによる年間を通じた講座の実現を目指している。 また、中高ともに7時間授業を実施。中学では珍しいという。寮は全室個室で、下校後も学習指導員による講義や個人指導を寮で受けられる。 外国語教育では、中3までに英検準2級、高3までに英検2級以上の取得を目指し、中2、中3で中国語会話も学ぶ。新科目として「ことば探究」を採用し、ディスカッションやスピーチなど実践的な日本語力の定着を図る。 このほか、著名な経営者らによる講演を聞いたり、国内外の大
岡部裁判長は判決を言い渡した後、「裁判官と裁判員からのメッセージ」として、「遺族は死刑を求めた。私たちも死んでほしいと思っている。生物学的な意味でなく人格的な意味で。他人を思いやる大人に生まれ変わってほしい」と異例の説諭を行った。 河瀬被告は11日の被告人質問で、遺族には「大事な娘さんを奪ってしまい、申し訳ない」と謝罪の意思を示す一方、殺害の動機についての質問には詳しく答えようとしなかった。 岡部裁判長は「事件に真正面から向き合っていない。真実を話し、自分をさらけ出す勇気もない。真に反省していない」と語り、「生まれ変わるのは容易ではないが、そのとき初めて遺族に許しを請う資格を持ったと言える。やりきれない事件で、あなたの更生が唯一の希望です」と締めくくった。被告は涙を流しながら小さな声で「はい」と答え、退廷した。 ななつ星緊急停止、ブレーキ不具合か (9月14日) 福岡のひったくり6割減、防
JR九州は13日、約30億円をかけ新造した豪華観光寝台列車「ななつ星in九州」の車両を、北九州市小倉北区の小倉総合車両センターで報道関係者に公開した。内外装とも、従来の列車とは一線を画す高級感が特徴だ。10月15日から九州各地を運行する。 機関車と客車の8両編成で、デザインは観光列車などを手掛けてきた工業デザイナー・水戸岡鋭治さんが担当。外装は鏡面加工した濃いえんじ色に統一し、客車は1号車がラウンジ、2号車がダイニング、3~7号車がスイートルームだ。 いずれも洋風な仕様の一方、壁や床、天井に国産材をふんだんに使うなどして「和」の雰囲気も演出。部屋は計14室と少なくし、ゆったりした空間を確保した。有田焼の洗面鉢を配するなど「九州」も表現している。 内部まで公開されたのは1~3号車。1号車はソファやピアノ、バーカウンターがある。2号車は各テーブル脇の窓が大きく、食事とともに風景を満喫できる。3
JR九州は10日、充電式リチウムイオン電池で走る「蓄電池電車」の走行試験を報道関係者に公開した。JR九州の非電化区間を走る従来のディーゼル車に比べ、CO2排出量は半分程度で済むとされ、2015年度までの実用化を目指している。 5月から線路上で走行試験を行っている蓄電池電車は2両編成。蓄電池2個を車両下部に取り付けており、停車中に架線からパンタグラフを通じて電力を取り込み、充電する仕組みになっている。蓄電池の電力を利用すれば、架線がない非電化区間でも最大約30キロ走行できる。 10日の試験では、非電化区間の日田彦山線城野―石原町間(往復18キロ)を約40分かけて走行した。走行前には城野駅に停車し、約8分間でフル充電した。
元同僚にメールを繰り返し送りつけたとして、福岡県警折尾署は26日、北九州市八幡西区鉄竜1、医師土井美樹容疑者(33)をストーカー規制法違反の疑いで逮捕した。執拗(しつよう)なメールによる嫌がらせを対象に加えた改正ストーカー規制法(7月23日施行)による摘発は3件目。 発表によると、土井容疑者は、7月23日から8月6日にかけ、元同僚の福岡県内の男性医師(31)の携帯電話に、「私のこと本当に好き?」などのメールを計104回にわたって繰り返し送信した疑い。6月25日から8月6日までの間、計56回の電話をかけた疑いも持たれている。「メールを送ったりしたことは認めるが、送信先が(被害者の)男性とは知らなかった」などと否認しているという。 土井容疑者は2008年4月から約1年間、北九州市内の同じ病院で男性医師と勤務していた。
県は21日、財団法人・県中小企業振興センターのホームページ(HP)が第三者からのサイバー攻撃を受け、一時、改ざんされたと発表した。HP内で別のページへアクセスしようとすると、兵庫県内の会計事務所のHPに強制的に飛ばされるように、プログラムが書き換えられていた。 福岡県によると、HPの利用者が20日午後4時頃に異常に気付き、センターに連絡。HP運営業者が調べたところ、15日午後6時頃から断続的にプログラムが書き換えられていたことが分かった。20日午後9時頃、復旧を終えた。 県は、異常状態の期間中にアクセスした利用者のパソコンが、ウイルスに感染した可能性があるとしている。復旧作業中にHPを閉鎖するなどの措置は取られておらず、県は「感染リスクに対する運営業者の認識が甘く、遺憾だ」としている。 同センターが運営する別のホームページでは7月にも、英文で「釣魚島(尖閣諸島の中国名)は中国のものだ」など
宮崎地裁の裁判員候補となった女性について、父親が「娘がドメスティック・バイオレンス(DV)の被害に遭っている」と候補からの除外を求めたにもかかわらず、地裁は辞退を認めず、別の事件の候補にも選んでいたことが分かった。地裁は女性を「不出頭」として扱った。裁判員法では、正当な理由なく呼び出しに応じない不出頭の場合、10万円以下の過料を科すことがあると定めている。心配した父親側から指摘を受け、地裁は7月、「配慮に欠けていた」と謝罪した。 地裁総務課によると、裁判員候補が裁判員に選ばれると、公開の法廷に出なければならない。DV被害を恐れて身を隠している場合など、正当な理由があれば辞退や除外の対象になる。 地裁は昨年5月、女性がある事件の裁判員候補になったと、実家に呼び出し状を送った。候補者から辞退の希望などを確かめ、理由の適否を判断するための質問票を同封し、問い合わせの電話番号も付記していた。
大規模な補強が行われた区間を走るJR豊肥線の九州横断特急(4日午前、熊本県阿蘇市で、本社ヘリから)=片岡航希撮影 JR九州は4日、昨年7月の九州北部豪雨で被災して不通となっていた豊肥線・宮地(熊本県阿蘇市)―豊後竹田(大分県竹田市)間(34・6キロ)の運転を再開した。同線は約1年1か月ぶりに全線が復旧した。 宮地駅で午前6時40分から行われた始発便の出発式で、阿蘇市の佐藤義興市長は「運転再開は復興の証し。災害前より活気ある阿蘇にしたい」と述べた。豊後竹田駅の式典では、竹田市の首藤勝次市長が「夏休みに全面復旧を迎えられてよかった」とあいさつした。 JRによると、熊本―大分間の148キロを結ぶ豊肥線のうち、宮地―豊後竹田間に被害が集中。雨水でトンネル内のレールが押し出され、線路を支える盛り土が流失した。同区間の利用者は1日約400人で、バスの代替運行が続いた。宮地―豊後竹田間の復旧費は約40億
JR西日本は29日、山口、島根両県の豪雨により、山口線(新山口―益田間)では山口市阿東地区で少なくとも3か所の鉄橋が流失し、山陰線益田―長門市間の複数箇所で、線路上への土砂流入を確認したことを明らかにした。復旧のメドは立っていない。 JR西によると、流失した鉄橋は、いずれも阿武川に架かり、増水で橋桁が流され、橋脚の一部も倒壊した状態だという。 このため、山口線の新山口―津和野間を走る蒸気機関車「SLやまぐち号」は、夏休みで予約が多数入っているが、8月中の運転再開は困難として新たな発券を取りやめた。
19日午前3時41分頃、北九州市小倉南区新道寺のJR日田彦山線・石原町駅構内の信号が、赤から青に切り替わらない状態になった。同駅を挟んだ城野駅(北九州市小倉南区)~田川伊田駅(福岡県田川市)間の上下線で始発から運行を見合わせ、午前7時48分頃に復旧した。 JR九州によると、線路に流れる電流の変化で列車の位置を確認するシステムにトラブルがあり、石原町駅に列車が止まった状態と認識され、信号が赤のままになった。ケーブルを交換し、正常に戻ったという。18日に起きた運行管理システムの障害とは関係ないとみられる。 今回のトラブルで、上下線の普通列車4本が運休・部分運休し、3本が最大で1時間7分遅れ、通勤・通学客ら約1200人に影響が出た。
18日午前4時半頃、JR九州の列車の運行管理システムで障害が発生、鹿児島、若松、福北ゆたか各線で列車の位置が表示できなくなり、同社は運行中の列車をストップさせ、他の始発列車の運行も見合わせた。システムは約2時間半後に復旧したが、運休や遅れなどダイヤの乱れは九州全域に及び、各駅は足止めされた通勤客らで混乱した。 同社によると、障害が起きたのは、JR九州管内の在来線の運行を管理する博多総合指令(福岡市)のシステム。各列車の運行位置を示す画面に列車が表示されなくなった。 このため、同社は運行中の鹿児島線の普通列車をストップさせ、他の区間でも始発から運転を見合わせた。その後、無線で位置を確認しながら一部の列車を運行する一方、故障時の代替システムに切り替えたところ、列車の位置が画面で表示されるようになり、午前6時55分頃、運行管理システムは復旧。同7時20分頃から運行を再開した。 新幹線の運行には影
久留米大(福岡県久留米市)は11日、新たながん治療法として注目されているワクチン療法に関する研究や治療の拠点施設「がんワクチンセンター」を開設した。迅速で高度な臨床試験が可能になり、同大が開発している「がんペプチドワクチン」の3~5年以内の医薬品承認を目指す。 がんペプチドワクチンは、がん細胞のたんぱく質の一部をワクチンとして合成し患者に注射、免疫力を高めてがん細胞を撃退する療法。抗がん剤などの治療が難しくなった患者に適用でき、副作用が少なく、一定の延命効果を確認している。 同大は1998年、ワクチンの治療効果を証明するための臨床試験を国内で最初に始め、2009年には同大学病院にワクチン外来を開設した。 がんワクチンセンターは、久留米市の同大医療センターに設置。全ての患者が臨床試験としてワクチン投与を受けられる。保険診療の適用外のため、必要な13回の受診費用として計約130万円かかる。従来
NPO法人「日本ウミガメ協議会」(事務局・大阪府枚方市)と奄美海洋生物研究会は、鹿児島県・奄美大島の海岸で、ウミガメの交雑種の産卵を確認したと発表した。国内初で、世界でもブラジルに次いで2地域目という。両団体はDNA解析を進める一方、「純粋な種を保全する上で脅威になる可能性もある」として、孵化(ふか)しても海に帰さないなどの対策も検討している。 同協議会主任研究員の石原孝さん(32)によると、東シナ海に面した奄美大島北部の龍郷(たつごう)町安木屋場(あんきゃば)の海岸で26日夜、産卵中のウミガメ(甲羅の長さ82・4センチ、幅65・2センチ)が見つかった。一見、同島で産卵する絶滅危惧種・アカウミガメのようだが、甲羅が瓦状に重なり、縁がとがっているなど、同じく絶滅危惧種で、主に同島より南の地域で産卵するタイマイの特徴も備えていた。 石原さんらはこのウミガメに標識を付け、母方の種がわかるDNA解
次のページ
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『九州発:読売新聞(YOMIURI ONLINE)』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く