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ドラクエ3
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Starting Strength(スターティングストレングス)という英語書籍の日本語版が出版されました。翻訳は全編を通してAthleteBody.jpの八百が担当しました。販売価格は5800円(税抜)で、2019年4月5日からご購入いただけるようになっています。 この特別販売ページでは無料サンプルを試し読みしていただけます。 Starting Strengthとは? 出典:スターティングストレングス Starting Strengthはバーベルを使った筋力トレーニングを解説した書籍です。バーベルトレーニングの教科書と評されることもあり、世界的に高い評価を受けていて現在は第3版まで出版されています。 著者はMark Rippetoeというアメリカのトレーニング指導者で、スクワット、プレス、デッドリフト、ベンチプレス、パワークリーンという5種目を中心に取り上げて、非常に詳細に解説しているのが
カロリー収支と体重変化 筋肉を増やす、体脂肪を減らす、スポーツのための体重維持、競技力の向上などなど、何を目標にする場合でも、栄養管理のパズルを解くのに一番大切なピースはカロリー収支です。 三大栄養素の配分を考えたり、特定の食品を選んで食べたり避けたりする前に、まず自分にとって正しいカロリー摂取量を考えましょう。 この記事の要点をまとめると次のとおりです。 現状の体脂肪率に合わせて、体脂肪を落とすペースを決める方法 現状のトレーニング経験(筋力レベル)に合わせて、筋肉を増やすペースを決める方法 上記のペース設定に合わせて、カロリー摂取量を決める方法 カロリー計算は「推定値」を求めるだけで、調整が必要なワケ 計算通りに進まないときのカロリー摂取量の調整方法 この栄養管理の重要度ピラミッドシリーズで一番大事な所で、一番長い記事になると思いますが、ここを押さえれば全体の2/3くらいはカバーできる
甘いものを口にしたいけれどもカロリーの摂り過ぎは避けたいとき、「ゼロカロリー 」や「カロリーオフ」の炭酸飲料やお菓子を利用したことのある方が皆さんの中にもおられるかもしれません。こういう食品では、カロリーを減らす目的で砂糖の代わりに人工甘味料で甘さが加えられていることがあります。 この人工甘味料に関して、次のようなことがインターネットや雑誌の記事などで言われることがあります。 人工甘味料を摂ると太る 人工甘味料は健康に良くない こういう話を受けて、体形や健康を気にする方の中には、食べ物に人工甘味料が含まれていないか心配する人も少なくないです。 人工甘味料を摂ると本当に体重が増えるのでしょうか。また、人工甘味料は健康に害があるのでしょうか?今回は人工甘味料についてご紹介していきます。 人工甘味料とは 食品や飲料に甘さを出す調味料を「甘味料」と言い、その中でも自然界には存在せず、人工的に合成し
筋力トレーニングを行なったときに、どれだけ筋肉を増やすことができるかには大きな個人差があります。 以前に、「遺伝的に生まれ持った筋肉量の限界とは?」の記事で、遺伝的に非常に恵まれた人がドラッグフリーで到達できる筋肉量の限界について取り上げました。体質的に筋肉を増やしやすい人が何年にもわたってトレーニングを続けた場合に、どのくらいまで筋肉を増やせるかということです。こういう条件に当てはまるのはごく一部の限られた人で、大多数の人にとって現実的ではありません。 今回は、筋肉が増えやすい体質の人と、増えにくい体質の人では、実際にどの程度の個人差があるのかについて考えます。この記事は情報量が多く複雑な内容なので、筋肥大に関連の高い部分に絞る形で40%程度短縮しています。少しでも多くの情報に触れたいという方は、フルバージョンをご覧ください。 この記事のキーポイント 体質的に筋肉の増えやすい人と増えにく
皆さんは身体づくりに行き詰まりを感じた時に、サプリメントを使うかを悩んだことがあるかもしれません。 「プロテインの10倍の筋肥大効果がある!」「数週間でモテボディに!」という宣伝文句と一緒に、カッコいい体形をしたモデルの写真が載っているのを見ることで、なんとなくそのサプリメントがすごい効果を持っているのだと感じることもあると思います。中には、そうした宣伝を見ていくつかの商品を試したことがある方もいるかもしれません。 こういうサプリメントを使って、うたい文句通りの効果が本当に得られているのかを確認するということはほとんどないと思います。また、ご自身の身体を使ってサプリメントを摂る場合と摂らない場合と違いを比べるのには限界があります。そこで、公正に行われた研究の結果を見ることで、サプリメントの効果がどれくらい期待できるのかを知っておくことに価値が出てきます。 最近、「HMB」と呼ばれるサプリメ
ここまで数種類のトレーニングプログラムを紹介しました。各プログラムの詳細はそれぞれの記事で確認してもらえますが、今回は、実際に自分に合ったプログラムを選んで実践するためのガイドをまとめました。 トレーニング経験や目標、身体の回復力など、どういう状況でどのプログラムが適しているのか、どういう変更を加えるべきか、いまの自分には何が必要なのかを考えるヒントにしてもらえればと思います。 減量期間(カロリー収支マイナス時) トレーニング初心者・経験者に関わらず、減量中はリニアプログレッションと言われるタイプのプログラムが向いています。 リニアプログレッションとは、日本語にすると「直線的な進め方」というような意味になります。ここまでに紹介した中では、BIG3ルーティーンやスプリットルーティーンが当てはまりますが、できる限り同じ挙上重量をキープするか、少しずつでも増やしていくことがポイントになります。
挙上重量を伸ばしていくには、大きく分けて「筋肉量」と「神経系の適応」が重要になります。筋肉量が同じであれば、重たいバーベルを挙げるための身体の使い方がうまい方が大きな重量を挙げられるということです。今回は挙上重量を伸ばしていくのに、ご自身のトレーニングでどちらに力を入れて進めるのがいいかを考えるツールをご紹介します。 相対筋力のおさらい シンプルに何kg挙げられるかを見る絶対重量という意味では、体格が大きい方が有利になります。しかし、人の身体の大きさはさまざまなので、自分の体格に対する挙上重量がどの程度なのかを考える方が、より現実的に自分の筋力レベルを知る助けになります。これが「相対重量」という考え方です。 相対筋力スコア BIG3の前進を測る相対重量計算機の記事では、身長・体重に対する相対重量をスコアとして出す計算機を紹介しました。まだ読まれていない方は、今回の記事を読み進める前にチェッ
筋力トレーニングの醍醐味のひとつに挙上重量があります。扱える重量が伸びることがトレーニングを続けるモチベーションになっている人は多くいます。また、自分の筋力はどのくらいのレベルにあるのか他の人と比べたくなる人も少なくありません。そこで、今回はBIG3の挙上重量の比べ方をご紹介します。 挙上重量を比べる目的 挙上重量を比べる目的は人によってさまざまです。 初心者、中級者、上級者など、自分自身のトレーニーとしてのレベルを推し量る。 ジムにいる強い人やトレーニング仲間と自分の筋力レベルを比べる。 パワーリフティングなどのバーベル競技での自分の競技力を推し量る。 挙上重量を比べる方法はいくつかあります。シンプルなものから順に紹介していきます。 絶対重量を比べる(体重の小さな人に不利) 挙上重量を比べるのに誰もが思いつく最も一般的な方法は「絶対重量の比較」です。例えば、ベンチプレスで100kg挙がる
体脂肪を減らすには、カロリー収支をマイナスにすることが必要です。それには、食事制限でカロリー摂取量を減らすのが効きますが、運動でカロリー消費量を増やすという方法も考えられます。一般的に、時間を掛けて長距離を走ったり泳いだりする有酸素運動がよく使われます。 最近では、有酸素運動よりも体脂肪を落とす効果が高いとして、「高強度インターバルトレーニング」という運動が注目を集めています。 有酸素運動よりも高い効果が得られるワケとして、次のようなことが語られています。 体内で体脂肪を分解する物質がたくさん出る 運動中に多くのエネルギーを消費できる 運動後は何もしていないのにエネルギーを消費し続ける 高強度インターバルトレーニングを行うと、本当に身体の中でこんな起こるのか?そして、本当に有酸素運動よりも体脂肪を落とすことができるのか?について考えたいと思います。 高強度インターバルトレーニングってなんだ
別腹シリーズの第2回目です。 別腹シリーズ初回記事「ダイエットの大敵「別腹」の正体にせまる」の中で、身体に必要なカロリーや栄養素を十分に摂れているのに、ついつい食べてしまう背景には「エネルギー密度」と「飽きないおいしさ」があり、特に加工食品には注意が必要だとお話ししました。さらに、ついついの程度がひどくなると「食品依存症」という特定の食品に対する依存症とされます。 今回は私たちのおいしさの感じ方と食欲の関係を見ながら、どうにもやっかいな別腹をどうにかできないか考えていきます。 別腹はあれこれ上書きする 食欲と体重・体脂肪のセットポイント 私たちの身体には体重や体脂肪レベルを一定に保とうとする働きがあり、特に厳密にカロリー計算をしなくても空腹感に合わせて食事をしていると、概ね一定の体重が保たれるように食欲が調整されるようになっています。 自分の身体が自然と一定に保とうとする体重・体脂肪のレベ
今回は新しいゲスト投稿者をご紹介します。「ドクターオブカイロプラクティック」の河合智則先生です。 今回は、河合先生から「筋力トレーニング中に起きる腰痛」についてお話を伺う機会を頂きました。AthleteBody.jpの読者さんにも、スクワットやデッドリフトなどのトレーニングで、腰痛に苦しんだ経験のある人は少なくないと思います。 以前から読者さんからリクエストがありましたが、トレーニングで起こる痛みや怪我はスポーツ障害の一種で、専門的な教育を受けていなければ、無責任に情報発信すべきでないトピックです。 河合智則という人 科学的エビデンスに基づく治療家 「ドクターオブカイロプラクティック」という言葉を初めて耳にする人もいると思います。 これは、アメリカ合衆国のカイロプラクティック専門の大学で学び、国家試験に合格した者だけに与えられるアメリカの国家資格です。日本にはない資格制度ですが、スポーツ障
カロリー収支がプラスになると、身体はあまったエネルギーを体脂肪として蓄積します。 このとき、食事から摂ったたんぱく質、炭水化物、脂肪は扱われ方に違いがあります。各栄養素ごとに体脂肪として蓄積される優先順位があります。また、各栄養素を体脂肪として蓄積するプロセスで、いくらかエネルギーが消費されます。 体脂肪として蓄積される優先順位とエネルギーロス 優先順位1位:脂肪 カロリー収支がプラスになったとき、食事から摂った脂肪が最も優先的に体脂肪として蓄積されます。蓄積のプロセスで消費されるエネルギーは2%程度と言われます。 優先順位2位:炭水化物 食事から摂った脂肪が体脂肪になったあと、まだ余剰カロリーがあって、さらにグリコーゲンの補充が必要ない場合に、炭水化物が体脂肪として蓄積されます。蓄積のプロセスで消費されるエネルギーは25〜28%程度と言われます。 優先順位3位:たんぱく質 ヒトの身体のメ
低炭水化物ダイエットや糖質制限ダイエットと呼ばれるダイエット法が流行って長くなります。 「炭水化物=太る」であったり、「減量=炭水化物カット」というぼんやりしたイメージだけが広く浸透してしまっているようにも見えますが、本当に炭水化物は太るのか? 減量時の炭水化物との付き合い方を考えるにあたって、参考になりそうな研究をいくつかご紹介していきます。 炭水化物とは? このサイト上では基本的に「炭水化物」という言葉を使っていますが、よく似た文脈で「糖質」や「糖類」という言葉も一般的に使われます。この記事を読み進めるのに必要な言葉をサッと確認しておきたいと思います。 糖類から順番に見ていきましょう。十分にご存知の方はスルーされてください。 単糖 糖は複数の「分子」がくっついてできています。なにもくっついていない状態で分子単体の物を「単糖」と言い、私たちの食生活では主に以下の2種類が出てきます。 ブド
カッコいい身体づくりのために必要なことは、筋肉を増やし、体脂肪を落とすということになります。このサイトを読んでくれるみなさんは、筋肉を増やすべく日々トレーニングに励んでいる方が多いと思います。 安全かつ効果的にトレーニングをするためには、適切なフォームを身につけることが不可欠ですが、筋肉を増やすためのフォームを考えるときには、可動域の使い方が重要になります。 たとえば、ベンチプレスでは、バーベルが胸につくところまで下ろすのか、半分までしか下ろさないのかという違いと言うと分かりやすいかもしれません。可動域の一部分に限定してウェイトを動かすと扱える重量が大きくなるので、こういうフォームを好んで使う人も少なくありません。 こういう方法は、本当に効率よく筋肉量を増やすことにつながっているのでしょうか?今回は、筋力トレーニングでの可動域の使い方と筋肥大の関係について検証していきましょう。 筋肥大のた
適切に筋力トレーニングを行うことで、筋力をつけ、筋肉を増やして体形を良くし、そして健康に対するさまざまな恩恵を得ることができます。 良い効果が多くある筋力トレーニングですが、どのトレーニング種目を選択して、どんなトレーニング内容にすればいいのかはトレーニング経験の長短にかかわらず頭を悩ませるところです。 今回はトレーニング種目をどうやって選択してトレーニングプログラムを組み立てていけばいいのか、その考え方をトレーニング経験のレベルごとに見ていきましょう。 トレーニング初心者が知っておきたいこと トレーニング初心者は、トレーニング種目選びとプログラム作りに悩む前に知っておいてほしいことがあります。まずは筋力トレーニングに関する基本的な考え方と、この記事に出てくる用語について確認していきましょう。 挙上重量の前にフォーム習得 筋力トレーニングを始めると、とにかくどれだけ大きな重量を挙げられるか
今日は、新たな「ゲスト投稿者」としてExamine.comというウェブサイトを紹介します。 Examine.comはいち個人ではなく、数多くの専門家が集まり、あらゆるサプリメントに関するエビデンスを集め、使えるサプリメント、使えないサプリメント、摂取方法などを網羅した巨大なデータベースを作っています。 アンディが創設者のひとりと知り合いで翻訳記事を掲載できることになりました。 基本的にサプリメントにはヤル気のないAthleteBody.jpですが、興味を持つ人は絶えませんし、「効かない、要らない」という情報が役に立つ人もいると思うので、ときどきご紹介していこうと思います。今日は、「グルタミンは効かない」という話です。 :::::::::::::::::::: ここから本編 :::::::::::::::::::: 食品から摂れるたんぱく質には20種類のアミノ酸が含まれており、グルタミンはそ
ボディビルダーをはじめ、健康やフィットネスに興味のある人の多くが、グリセミックインデックス(GI)を使って炭水化物を含む食べ物の良し悪しを判断しています。しかし、炭水化物の摂り方を決める尺度としてGIが妥当だとは言えない要素が複数あります。 体形改善や健康増進に役立つ可能性を求めて一生懸命になるのは自然なことで、ときに視野がせまくなってしまったりするのも多くの人が経験することでしょう。 GIに関しては、研究データに一貫性がなく、システムとしての欠陥もあって完璧とは言えません。この記事を読んでGIにまつわる固定概念や、自分自身のGIに対する理解を見つめ直す機会にしてもらえればと思います。 グリセミックインデックス(GI)とは? カンタンに言うと、GIは食べ物が血糖値をどれだけ上げるかを数値化したものです。ここでは、ほぼ例外なく血液にブドウ糖が入っていくことに焦点が当てられることになります。し
このサイトでは、高重量を扱えるバーベルの基本種目を中心にしたトレーニングを勧めています。筋力を上げて筋肉を増やすために必要な要素を押さえやすく、もっとも着実に結果につなげられる方法だと考えています。 ただ、日本にはバーベルを使えるジムが少なかったり、だれでも自宅にパワーラックが置けるわけではなかったり、少しハードルが高いのも事実です。 筋力トレーニングにはいろいろな方法があり、どのトレーニング方法でも要点を押さえれば身体を鍛えることはできるので、「ヤル気はあるけど環境がない」という人に向けて、シリーズでバーベル以外のトレーニング方法を使ったプログラムを紹介していきます。第2回目は一般的なジムにあるマシーンを使ったトレーニング種目です。 マシーントレーニングプログラム解説 プログラムであること 日本の一般的なジムは、ほぼ例外なく筋力トレーニングマシーンを揃えていて、ジムに加入すると各マシーン
インスリンはあわれにも、できるだけ分泌を避けるべきホルモンとして悪者にされてしまっていますが、本来そういう扱いを受けるべきホルモンではありません。 この記事のリンク先はすべて英語です。 インスリンとは? インスリンは血液中の糖分のレベルを調整するホルモンです。私たちが食事をすると、食べ物から摂った炭水化物は細胞でエネルギーとして使えるようブドウ糖という形に分解されます。 ブドウ糖が血液に入って血糖値が上がると、すい臓がそれを感知してインスリンを分泌します。インスリンは肝臓、筋肉、脂肪細胞がブドウ糖を取り込むのを助ける役割をします。そして、血糖値が下がってくるとインスリンの分泌量も下がっていきます。このように食事をすると血糖値が上がり、インスリンが分泌され、血糖値が下がるとインスリンの分泌量も下がるというサイクルは1日を通して起こっています。 朝起きてすぐは、最後の食事から少なくとも8時間程
腕立て伏せは自分の体重を使った筋力トレーニングの中でも基本中の基本種目です。しかし、懸垂やディップスといった種目に比べて、あまり効果が注目されたり評価されたりすることがありません。 「簡単すぎて初心者にしか効かない」とか、「腕立て伏せよりベンチプレス」と言われることも多いです。 適切なフォームで、自分に合った負荷の掛け方を工夫すれば、性別や筋力レベルを問わず効果を発揮する種目です。十分に理解せずに切り捨ててしまうのはもったいないので、腕立て伏せとは何なのかをじっくり見ていきたいと思います。 腕立て伏せ VS ベンチプレス 腕立て伏せはベンチプレスと同じく、身体が水平な状態で行うプレス種目です。 ベンチプレスはオープンチェーンと言われる運動に分類されます。それに対して、腕立て伏せはクローズドチェーンという分類になります。オープンチェーンとクローズドチェーンの違いは四肢の末端が固定されているか
身体づくりにおいての自分の立ち位置を知り、できるだけ効率的に前進するためのダイエットとトレーニングのコース設定のアドバイスをお送りするシリーズ記事です。 第3弾の今回は4つの体形カテゴリーをカバーします。 体脂肪は多く、筋肉は少ない 肥満(とにかく体脂肪が多い) 洋ナシ体形(体脂肪はそこそこで筋肉が少ない) 中途半端(体脂肪そこそこ筋肉そこそこ) 「洋ナシ体形」と「中途半端」に関しては、身体づくりがうまく進まなくて困っている人に使えることがたくさんあります。多くの人にとって聞きたい答えではないと思いますが、停滞から抜け出して前進するには向き合わなければいけない答えです。 体脂肪は多く、筋肉は少ない(体脂肪率23〜30%) 体脂肪は多く、筋肉は少ない人の太ももの断面図 行動プラン:体脂肪ダウン・筋力アップの同時進行 なんともさえない体形カテゴリーの名前ですが、今回のシリーズで紹介するすべての
体形改善のための重要度ピラミッド(1=最高重要度 / 5=最低重要度) 筋肉を増やすにも体脂肪を落とすにも、栄養管理を考える場合の優先順位はハッキリしています。ここがしっかり理解できていないと、必要のない出費が増えたり、ムダな努力に時間を費やすことにつながったりします。 残念ながら「何が本当に大切か」ということについて、多くの誤解やカン違いがあります。クライアントさんとのやりとりの中でもたくさん出てきますし、みなさんもインターネット上で混乱を招くような話や、実際困惑している人を見かけることも多いと思います。 フィットネス業界がバラまくデタラメを信じていると、このピラミッドの重要度が正反対の順番に思えてくるでしょう。サプリメントや食事タイミングが誇張して取り上げられがちですが、しっかり「土台を固める」なんて話は出てきません。 これから計6回に分けて、このピラミッドの解説をしていきたいと思いま
リフティングベルトを使ったトレーニングの効果、利点、問題点に関して、インターネット上で読める中で、ほぼ間違いなく最も広くカバーした記事です。 長くなるので、要点だけまとめると以下のとおりです。 ベルトを使うとジムでのパフォーマンスが上がる。 パフォーマンス向上は、長い目で見ると筋力・筋肉量の伸びにつながる。 ベルトを使わずにトレーニングするのが良い場面はあるものの、トレーニングの大部分でベルトを使う利点がある。 記事からのリンク先はすべて英語ページです。 ベルトを使ってトレーニングをするべきかどうかというのは、おどろくほど議論の多いテーマです。 「ベルトを使うとケガのリスクを劇的に小さくできるから、いつでもベルトを使ってトレーニングするべきだ」と主張する人がいます。一方では、「体幹が弱くなるからベルトを使うべきではない」という人がいたり、「ベルトのような外的な補助に頼って大きな重量を挙げて
筋肥大について語るときに、「ウェイトトレーニングで作った筋肉とスポーツで鍛えられた筋肉はちがう」と言われることがあります。ハッキリ言ってこれは迷信です。 例えば、野球で太くなった筋肉とウェイトトレーニングで同じだけ太くなった筋肉をそれぞれ切り取って比べてみると筋力は同じになります。どのような方法で鍛えても私たちの身体にとって筋肉は筋肉なのです。 スポーツのスキル練習と身体づくり スポーツを始めてすぐの頃は、動きに慣れていなくて、いろんな筋肉にムダな力が入ってしまいがちです。体力レベルも低いので、スポーツの練習を通じて結果的に筋力・筋肉量・心肺機能が伸びることはあります。 スポーツを続けると、動きに慣れて、身体にムダな力が入らなくなります。筋力・筋肉量も多少は伸びてきますが、筋力レベルが高くなるとスポーツ練習で掛かる相対的な負荷が下がるので、さらに伸ばして行くのは難しくなっていきます。逆に言
ウェイトトレーニングをすると筋肉痛が起こります。それがイヤでトレーニングを避けたがる人は少なくありません。 ランニングでも筋肉痛は起こりますが、ウェイトトレーニングのように全身に痛みがくることはありませんし、程度もそこまでひどくなりません。ランニングの方が人気がある一因です。また、自転車をこいでも筋肉痛は起こらないと気付いて、運動不足解消のためウェイトトレーニングやランニングではなくサイクリングを選ぶ人もいます。 しかし、信じられないと思うかもしれませんが、筋肉痛になりたくて運動する人もいるのです。そういう人たちは筋肉痛を勲章のように捉え、筋肉痛がなければ伸びはないと考えています。 ちょっと説明しておくと、一般的に「筋肉痛」と言われる遅発性筋肉痛は、運動や肉体労働のあとに起こる現象で、慣れない身体の使い方をしたあとに筋肉痛が起こるのはごく自然なことです。なぜ筋肉痛が起こるかは、細胞レベルで
リバースピラミッドトレーニングとは?(以下RPT) セット毎にレップ数と使用重量を変えるトレーニング方法です。リーンゲインズ考案者のマーティン・バークハンが使って広く認知されるようになりました。 メイン1セット目が最も高重量の設定になります。2セット目、3セット目と進むごとに、ピラミッドを降りるように重量を落とし、代わりにレップ数を増やします。メインのコンパウンド種目で使うのに特に適しています。 とても時間効率が良いですが、非常に高いトレーニング強度が求められるのが特徴です。 RPTのオススメ対象者 全体のボリュームを抑えつつ、高い強度でトレーニング効果を出す方法なので、十分な強度でトレーニングができるだけの経験が必要になります。初心者向けのトレーニング法ではありません。 RPTの使いどき うまく使えば減量中・増量中どちらでも効果的ですが、ボリュームを抑えることができるので特に減量中に相性
今回はゲスト記事のご紹介です。 サイト内のリンクページでも紹介している河森直紀S&Cコーチが、AthleteBody.jpの読者さんに向けて書いてくれました。 河森コーチは、国内でスポーツ科学を学んだ後、海外の大学院に留学され博士号まで取得されました。自身のブログで科学的研究の論文レビューなどを掲載される一方で、日本のトップアスリートのS&Cトレーニング指導を行う、まさに筋力トレーニングの「博士」です。 今回のテーマは「トレーニングの原則」です。少し長いですが、要点をまとめると以下のとおり。 少しずつ負荷を上げて、身体を適応させて行くことが不可欠。 どういう能力を伸ばしたいかで負荷の種類や上げ方を考える。 ずっと同じ負荷で続けるのは「運動」で、「トレーニング」とは呼ばない。 当たり前のように聞こえるかも知れませんが、しっかり実践できているかは別の話。トレーニングで結果を出したい人、身体を変
「朝食は1日の中で最も大切な食事である」と合言葉のように語られます。また、体形を維持するためには朝食を摂ることが大切だという話は、テレビ、雑誌、インターネットなどでよく耳にすると思います。 「朝食を摂らなければ太る」だったり「朝食を摂らなければ痩せにくい」と言われるときには、以下のような理屈が付いてくることが多いと思います。 睡眠中はなにも食べないので、朝は身体がエネルギー切れ状態になる。 朝ごはんを食べることで内臓の働きが活発になり、基礎代謝が上がる。 朝ごはんを食べることで、身体を動かす活力が出てカロリー消費量が増える。 朝ごはんで摂ったカロリーは、昼間の活動で消費されるから体脂肪にならない。 なんだかもっともらしく聞こえますが、実際には人によって生活リズムが違いますので、必ずしもすべての人が朝食を摂っているとは限りません。 例えば、お仕事の都合で夕食が遅くなるので朝はお腹が空かないと
甘いものを口にしたいけれどもカロリーの摂り過ぎは避けたいとき、「ゼロカロリー 」や「カロリーオフ」の炭酸飲料やお菓子を利用したことのある方が皆さんの中にもおられるかもしれません。こういう食品では、カロリーを減らす目的で砂糖の代わりに人工甘味…
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