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『三体Ⅲ:死神永生ししんえいせい』を読み終わった三体シリーズ最終巻、『三体Ⅲ:死神永生ししんえいせい』を読み終わった。『三体』と『三体Ⅱ』はSFエンタメだったが今作は純粋SFの域に差し掛かってて、非常に濃厚な読書体験だった。例えるならカツカレーピラフ天ぷらうどん定食半チャーハン付きを食べたような満腹感というか……いやこれは感想の表現が形而下すぎるが。 2巻の訳者あとがきで3巻は「二一世紀最高のワイドスクリーン・バロック(波瀾万丈の壮大な本格SFを指す)」と言っていたが確かに時間軸は冷凍睡眠でバンバン移動するし、空間軸も宇宙船でビュンビュン移動していろんな時代といろんな「人の住む世界」を見せてくれた。 それだけでも面白いのだが、前作で出てきたこの小説世界を貫く「暗黒森林理論」の帰結、「猜疑連鎖」と「技術爆発」の果てにあるゾッとするような黙示録的宇宙観を見せられた読者としては、もう広げた風呂敷
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