品田 遊さん(しなだ・ゆう)/ペンネーム「ダ・ヴィンチ・恐山」でも活動。近著に『納税、のち、ヘラクレスメス のべつ考える日々』(朝日新聞出版)(撮影/写真映像部・上田泰世) この記事の写真をすべて見る 読書の秋、新しい発見と気づきによって広がる世界を堪能したい。識者はどんな本を読み、どう影響を受けたのか。ペンネーム「ダ・ヴィンチ・恐山」でも活動する小説家・漫画原作者の品田遊さんが振り返る。AERA 2024年11月11日号より。 【写真】「品田遊さんの『根源的な答えを得る本』」はこちら * * * 10代の頃はお金に余裕もなく、買うかどうか時間をかけて悩み、立ち読みをしたうえで本を購入することが多かったです。いまは、多少はお金の自由ができたので、信頼する人が話題にした本があったとして、そのタイトルを別の人からも聞いたとしたら、迷わず買うようにしています。これを「2回理論」と呼んでいて。