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大阪万博
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仕事で楽しいものとうんざりするものが両方同時進行していて、そこまで感情が振れているわけではないが気持ちの行ったり来たりは結構疲れるものがある。そうでなくとも疲れやすいのに。こういう時は甘いものだなと帰り道途中にあって、味も値段も手頃なちょいちょい買っているケーキ屋(チョコと焼き菓子の店)に行く。だいぶ顔馴染みになり、適当な会話もするようになって今回も桜がもう散っちゃってねえなどと話していたら、「もうお店締めますから、余ってるやつでよければ一つどうぞ」と言われた。いいんですか本当にと言いながらちゃんとレアチーズケーキを頼み、お返しといってはなんだがクッキーを二枚ばかし追加購入した。これだけで気分はずいぶん良くなった。やはり疲れた時には甘いものだな。
ddnavi.com 私が読んだのは単行本でだが、この回を読んで「わかるーーー」と共感した。一緒に住んでから、カミさんが家でラーメンを作ってくれたら炒めた野菜が乗っかっていて、「ちゃんとしたラーメンやんけ!」と驚いたからだ。それ以降、家でラーメンが出るたびに「ご馳走やんけ」と感謝している、先日も出て感謝した。自分一人だったらとてもこんな事はしない、といっても一人暮らしの時に私は家で袋ラーメンを作った事はなく、たしかカップラーメンもなくて、何なら一人でラーメンを喰いに行った事も少なかった。そもそもラーメンには全然興味がなかったのだが、ラーメン好きの彼女と付き合いだしてから次第に好きになったのだった。以前、「女子がマニアックな趣味を持つのは男の影響」と発言して炎上した人がいたが、決めつけはよくないにしても付き合っている相手から影響は受けるものではある。私はラーメンを喰うようになったし、彼女はカ
ヴィルヌーヴの作品は物語が遅く、見ている者が先回りしてしまうところを、後からゆっくり追いつたり、いつの間にか追い抜いて見果てぬ地平にいたり、不意に背中を押していったりするのだが、今作でもその筆致は健在で、見ている最中や見た直後よりも、見終わって少し経ってから感じ入るものがあるほど遅く、それは前作『ブレードランナー』が「近未来を描いた過去作」であり、そこから35年経った『2049』が「過去作の未来であり、現在の少し先」である事などを考えると、作品とフィットしているように思えた。まぎれもなく、前作の続きであり、あの世界と地続き。テレビはいつもブラウン管。傘は絶対ビニール傘。大きなソニーの広告が輝いている。 ロジャー・ディーキンスの撮影による出来上がったワンショットワンショットに対し、物語も人物も幾分揺らぎがあって、それは言うまでもなく「本物」と「紛い物」の揺らぎでもあり、彼・彼女らレプリカント
『ソーシャル・ネットワーク』/The Social Network 『ザ・タウン』/The Town 『シリアスマン』/A Serious Man 『BIUTIFUL ビューティフル』/BIUTIFUL 『光のほうへ』/Submarino 『ゴーストライター』/The Ghost Writer 『さすらいの女神〈ディーバ〉たち』/Tournée 『ミッション:8ミニッツ』/Source Code 『マネーボール』/Moneyball 『サラの鍵』/Elle s'appelait Sarah 見た順。まだ見たい作品があと数本あったのだがスケジュール的に厳しいので現時点での10本を選んでみました。もしかしたら後日修正を入れるかもしれません。かなり悩んで、泣く泣く落とした作品多数有り。当初は順位をつけるつもりだったが、1位くらいしか決められなかったのでやめた。ちなみにその1位は『マネーボール』。
増田俊也『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』(新潮社)を読んだ。全700ページと分厚い超大作ながら、夢中でぐいぐいと読み進み、どっぷりと昭和柔道史および戦後の魑魅魍魎の世界に浸る事ができた。右を向いても左を向いても、少なくとも聞いた事のある伝説級の名前がゴロゴロ出てきて、彼らの生年月日を考えれば当たり前ながら、戦後すぐの日本は一体どんな世界だったんだよと思ってしまった。この本をドンと出した新潮社は偉い。そして長きに渡り、連載ページを割いてきた『ゴン格』はもっと偉い。 タイトルを読めば予想されるように、あの“昭和の巌流島”力道山vs木村政彦を中心点に置いた木村政彦伝であり、また柔道史であり、格闘技史プロレス史であり、つまりは戦後日本史そのものである。主要人物事象だけでなく、その周辺を徹底的に調べ尽くし、資料と調査をしまくった大力作。連載されていたのでやや重複が多いのは仕方ないか。ドキュ
エログロナンセンスは基本的に苦手なジャンルで、優先順位は低くなりがち。本作も見たいと思いつつ、ずっと敬遠していたが、劇場で見なければDVDでレンタルする事はまずないだろう、という見解の一致した友人と、手に手を取ってテアトル新宿へと向かった。 『冷たい熱帯魚』を見た。監督・脚本、園子温。脚本、高橋ヨシキ。出演、吹越満、でんでん、黒沢あすか、神楽坂恵、梶原ひかり。 覚悟しすぎたらしく、前評判通り血しぶきたっぷり、内臓ゴロリとグロ満載ではあったが、意外とあっさり見れて、しかも鑑賞後に焼肉なんぞを喰いに行ってしまった。それとも、自分で思っているよりもグロ耐性があるのだろうか。 でんでんのキュートなオッサン風味にかぶさる圧倒的な演技は言わずもがな、言及する人は少ないが個人的には吹越満の空疎な演技もかなりよかった(その後の空疎な暴走も)。一方、もう一つの要となる女性陣も、ここというシーンでビシッと裸を
『レスラー』を見た。チケット売り場につくまで、見るか見ないか悩んだ。見たくない気持ちはあったんだけど、見なければならない気もした。結局、日曜最終回は安くなるし、と言い訳をして見る事にした。一体、俺は何に対して言い訳をしたのだろう。 たぶん俺はこの先一生、この映画を冷静に見る事なんかできないだろう。頭にはあらゆる事が浮かんでは消え、まとめる事なんかできない。涙しか出ない。 * 俺は「三沢光晴がいない」意味がわからなかった。理解できていなかった。Nakamyuraさんが書いた「三沢光晴が亡くなってしまったこと」を読み、『レスラー』を見て、ようやくストンと心に落ちるものがあった。ただ、それがなんなのかは、やっぱりわからないままなのだ。 三沢はバックドロップを受けた瞬間、どう思っただろう。「受け身、失敗しちゃった」かな。「溜まっていたからなぁ」かな。なんにせよ、たぶん「やばいかも」と悟っただろう。
昨夜、「私の10のルール」という番組に、エレファントカシマシ宮本浩次が登場した。ミヤジのルールは以下。 白と黒しか着ない 毎朝、腹筋背筋をする よく考えてしゃべる 車は絶対ポルシェ 読みかけの本に爪あとを残す サインは楷書で書く 時間は守る 堂々とヒットチャートを気にする 必ずメンバーと握手してステージに立つ 届け!! という一心で歌う しょっぱなから一所懸命、本気で生きているミヤジを見て、ぐっときてしまう。1の「白と黒しか着ない」理由で、「やりたい事はたくさんあって、一生がいくつあっても足りない。だから服を選んでうまいレストランでメシを喰うよりも、いい歌を作って届ける方が、僕にとってご馳走かもしれない」という言葉に、ああ、この人のファンでよかったなぁと思う。 ポルシェにこだわりがあったとは知らなかった。ピエール瀧か石野卓球が初期のアルバムを見ながら「まさかこの時、宮本がポルシェで江角マキ
単行本に大幅加筆され文庫となった柳澤健『完本 1976年のアントニオ猪木』を読んだ。*1再読になるわけだが、やはり圧倒的におもしろく、あっという間に読み終えてしまった。情緒的な感情を排し、事実や証言を書く事で猪木を浮き彫りにさせている(その証言の虚実はあるものの)。だからこそ、血が通っていない冷たい本、とも言えるわけだが。 増補されたのは、韓国プロレスの歴史とパキスタンのグレート・ガマについて。どちらも興味深いのだが、特に韓国プロレスと大木金太郎がおもしろい。壮絶な権力闘争に政治まで絡んでくる。日本でも児玉誉士夫や大野伴睦が絡んできている事を見ると、こと昭和のプロレスは国単位のでかい物語だったんだとわかった。 単行本時には実現しなかったアントニオ猪木インタビュー。IGFが出来た時に『Number』で実現したものを再掲載しているが、本編の勢いのままに読むと、さらに味わい深いものになった。猪木
田村潔司vs桜庭和志が決定してから、一切の情報を耳に入れなかった。テレビ、雑誌、ネットで出てきた様々な言葉を、俺は知らない。田村が、桜庭が、そして前田日明が何を語ったのか、気にならないと言えば嘘になるが、俺は聞きたくなかった。 田村vs桜庭というカードは、世間的にどれくらいのカードだったのか。桜庭はともかく、田村なんていやらしい試合をする選手としか見ていない人が多いのではないだろうか。 俺にとってこの二人の名前を聞けば、Uインターのあの3試合を思い出し、あれが一つの理想形なのかもしれんと考えていた(リアルタイムではないにせよ)。そこから時間が過ぎ、油ののりきった二人が再び出会う、という「物語」を夢見ていた。仮にPRIDEでこのカードが成立していたとしたら、全く違う空気になっていたはずだ。 だが、今や全く違う場であり、また違う状況に陥ってしまっていた。 もはや、この二人に、何を背負わせればい
Yahoo!知恵袋で「プロレスはやらせか?」というテーマで激論らしい。今さらというか、未だにというか、この議論はいつまで続くのだろう。プロレスがある限りだろうか、それとも日本でもビンス・マクマホンのように「脚本がある」と公に認めるまでだろうか。 ここに、理不尽大王こと故・冬木弘道氏の言葉を転載させていただく。 あのな、プロレスを「八百長だ!」と言う奴はプロレス見なきゃいいんだよ。 「八百長でも面白ければいい」、そういう割り切り方をできる奴じゃなきゃプロレスは楽しめない。セメント(真剣勝負)見たけりゃ総合へどうぞ、ってさ。 馬鹿な客は、頭の中で楽しむべき部分を変に明確にしようとするんだ。「勝ち負け決まってんだろ?」とかな。決まってたらどうなの?って逆に聞きたいな(笑)。それをはっきりさせてどうしたいの?って逆に聞きたい、俺は。 プロレスにむいてないレスラーってたくさんいるけど、プロレスにむい
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