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超党派でLGBTの課題について考える「LGBT議員連盟」の総会が18日、参議院議員会館で開催された。 戸籍上の性別を変更できる「性同一性障害特例法」をめぐって、未婚であることや手術を必要とするなどの「要件」の見直しや、今年5月末に成立した「パワハラ関連法」で「SOGIハラ」や「アウティング」の防止を企業に求める「指針」の審議内容について議論が交わされた。 戸籍上の性別を変更するための「5つの要件」 日本では、2003年に成立した性同一性障害特例法によって、現在は以下の5つの要件を満たせば戸籍上の性別を変更することができる。 1. 年齢要件:20歳以上であること(成年年齢の引き下げに伴い、2022年4月1日から18歳以上に) 2. 非婚要件:現に婚姻をしていないこと 3. 子なし要件:現に未成年の子がいないこと 4.手術要件(生殖不能要件):生殖腺がないこと又は生殖腺の機能を永続的に欠く状態
「婚姻平權!亞洲第一!(婚姻平等!アジア初!)」 今月17日、台湾で同性婚を認める法律が成立。今日(24日)から、台湾の同性カップルは法的に結婚ができるようになる。 報道では、少なくとも157組の同性カップルが結婚登録をする予定だという。 アジアにおける歴史的な一歩を踏み出した台湾。同性婚法制化の実現の道のりは決して簡単なものではなく、その背景には、当事者の粘り強い運動や台湾の民主主義に対する強い意識があった。 台湾はどのようにして同性婚法制化を実現できたのか、台湾の法律に詳しい明治大学法学部の鈴木賢教授に話を伺った。 民主化と共にはじまったLGBTムーブメント 台湾では80年代の民主化運動にともない、LGBTの権利獲得運動も盛り上がりを見せはじめた。そんな中、1986年にゲイの祁家威さんが同性婚を求めて、国会である立法院に請願するも「同性愛は公序良俗に反する」と回答された所から、同性婚法
2019-05-04 ゲイがバレて同僚から暴力、そして路上生活へ。LGBTの住まいを支援する「虹色ハウス」の実践報告 参加者数が20万人を突破した東京レインボープライド2019。パレードでは約1万人がレインボーに彩られた渋谷の街を行進した。沿道から投げかけられる「Happy Pride!!」という祝福の声に、勇気付けられた当事者も多いのではないかと思う。 この社会には、すでに多様なジェンダーやセクシュアリティの人たちが共に生きている。年に1回の華やかなパレードの影には、日々の生活に不安や困難を抱えるLGBTの当事者も多くいる。代々木公園の会場を出ても、そもそも東京レインボープライドに来ない・来ることができない人も、性のあり方にかかわらず、今生きているその場所で安心して生きられる社会を作っていきたい。 「LGBTx貧困→ハウジングファースト〜虹色ハウスの実践報告〜」の登壇者 今月6日まで、東
LGBTの権利保障や認知について「日本は欧米に比べて遅れている」と言われることが多い。実際、G7で同性カップルを法的に保障する法律がないのは日本だけだ。 国際社会から日本はどのように見られているのだろうか。「日本は遅れている」という言説で止まらず、LGBTに関して国際社会と比較した際、具体的にどのような法律が整備されていないのか。 東京レインボープライドのPRIDE WEEKに合わせ、5月2日にイベント「世界は日本をどう見てる?まきむぅとともに学ぶLGBT」が開催された。 国連から日本に出されている数々の「勧告」 登壇者は金沢大学の谷口洋幸准教授と、タレント・文筆家の牧村朝子さん。谷口さんから、国連を通じて国際社会から日本に対して出ているさまざまな勧告や、その背景にあるシステム、そして根本となる「人権」という考え方について解説があった。 日本は国連のさまざまな委員会や人権理事会からLGBT
2019-03-07 「LGBT報道ガイドライン」ができました。取材をする側、される側両方に向けたチェックリストが特徴 LGBTに関する取材を受けたことがある人を対象に、2018年に毎日新聞が実施した調査によると、「記者が勉強不足だと感じた」人は、回答者70人中46人に上ったそうです。 ここ数年でLGBTに関する報道が飛躍的に増え、性の多様性に対する社会の認識も変わりつつあります。一方で、報道が増えることにより、上述した毎日新聞の調査結果にあるような、当事者とメディアの不幸なすれ違いによるトラブルも増えてきました。 そこで、LGBT法連合会が中心となり、報道8社9名の有志の記者らが「LGBT報道ガイドライン – 性的指向・性自認の視点から – 」を策定しました。一般社団法人fairとしても、代表理事の松岡が策定に携わり、冊子のデザインも担当しました。 報道する側、される側に向けたチェックリ
「男同士のパートナーシップにこだわって生きてきました」 そう語るのは、新宿でバー「TAC’S KNOT」を営む大塚隆史さん。 まだゲイの当事者の間でさえ「男同士で一緒に生きること」が珍しかった1970年代から、自身がゲイであることを公表し、その存在をポジティブに可視化してきた。 アーティストとしても長年活動し、1990年代のゲイ・ブームを牽引した。そんな大塚さんが、70歳をむかえる節目に制作した映像作品が、現在Youtube上で公開されている(全5話)。 タイトルは「トモちゃんとマサさん」 “ゲイの老後”が中心となる作品だが、描いたのは男性同士のパートナーシップではなく、「その周囲の人との関係」だ。 長年こだわって発信してきたパートナーシップではなく、なぜ”周囲の関係”に焦点をあてたのか。昨今のLGBTをめぐる社会の動きや、同性婚についての考えを伺った。 死はいつも意識しているけど、楽しく
LGBTをめぐる今年のニュースを振り返るイベント「Year in Review 2018:LGBTニュースから振り返る2018年」を開催。 勝間和代さん、ロバート・キャンベルさんら著名人のカミングアウトや、杉田水脈議員の寄稿文を発端とする騒動など、今年のLGBTをめぐるさまざまなニュースを振り返った。(今年のニュース一覧はこちら) イベントでは、トランスジェンダー活動家の杉山文野さん、神戸市看護大准教授の藤井ひろみさん、明治大学法学部教授の鈴木賢さん、世田谷区議会議員の上川あやさんが今年特に印象的だったニュースや、杉田水脈議員や新潮45をめぐる騒動について語った。 杉田水脈議員・新潮45騒動 東京レインボープライドに今年15万人が参加し、浜崎あゆみさんがライブを行なったことは非常に話題になった。 「女性のカミングアウトはまだまだハードルが高い」という藤井さん。 勝間和代さんのカミングアウト
2018-09-20 「同性婚が認められると、あなたにどんな不利益がありますか?」木村草太、小島慶子、ブルボンヌが同性婚の実現性を探る 同性婚ができるようになると家族が崩壊する。同性婚は憲法で禁じられているーー。 同性婚を認めないために、これまでさまざまな理由が述べられてきた。一方、世界では現在25の国で同性婚が認められており、日本でも、近年自治体のパートナーシップ制度が広がりを見せ、国レベルの同性カップルの法的保障についても議論が少しずつ進み始めている。 日本で同性婚は「可能」なのだろうか…?この疑問に答えるため、弁護士を中心とする組織「結婚の自由をすべての人に」実行委員会が、今年5月に行われたイベント「いる?いらない?同性婚」に引き続き、第2弾「できる?できない?同性婚」を開催。憲法との整合性などについて解説した。 登壇したのは女装パフォーマーのブルボンヌさん、エッセイストの小島慶子さ
2018-07-16 「どんな形で終わっても、兄は戻ってきません」一橋大学アウティング事件裁判で問われる大学の責任 本人のセクシュアリティを第三者に暴露する「アウティング」を理由に、当時25歳のゲイの一橋大学院生が転落死してしまったのが2015年の8月。 翌年に遺族が起こした裁判報道をきっかけに、アウティングの危険性は広く知られることとなった。 事件からもうすぐ3年を迎えようとしている。先日、アウティングをしてしまった同級生とは「和解」という形で裁判が終結したが、もう一方の相手である大学との裁判は継続中だ。 責任を認めず、問題をうやむやにしようする一橋大学。裁判の争点はどこになるのか、遺族は何を望んでいるのか。今日、明治大学で一橋大学アウティング事件裁判の報告会が行われた。 大学の対応は適切だったのか 事件の経緯や裁判については、以下いくつかの報道にまとめられている。 【BuzzFeed】
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