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衆院選
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はじめに今回は川端康成の書いた「バッタと鈴虫」をご紹介したいと思います。 雪国が有名な川端康成ですが、他にも素晴らしい短編作品が多くありますので、この記事を呼んで川端康成に興味を持っていただけたら嬉しいです。 あらすじ男が夜散歩をしていると、草むらで虫取りをしている子供達をみつける。よくみると子供達は夜の暗闇を照らすために、店に置いてある出来合いの提灯ではなく自作した提灯で暗闇を鮮やかに照らしている。 すると虫取りをしている男の子の1人が「誰かバッタ欲しい物いないか。バッタ!」と叫び、その声を聞いた子供達が男の子に群がるが、男の子は虫を渡さないばかりか、虫を隠す。 再び男の子が離れて虫を取っている別のグループにむかって「誰かバッタ欲しい物いないか。バッタ!」と叫ぶ。すると新しく近寄ってきた女の子が「頂戴な。頂戴」というと男の子は「バッタだよ」と言いながら鈴虫を渡す。バッタと思っていた女の子
はじめに。今回は芥川龍之介の羅生門について私🍏なりに、あらすじ、感想、そして解説をしていきたいと思います。 国語の教科書にも載っている作品で、誰もが1度は読んだ事のある作品だと思います。 今回はそんな誰しもが1度は読んだ事がある羅生門について私 なりに書いていきたいと思います。 芥川龍之介の「羅生門」を教室ではなく自室で、制服ではなくパジャマで、リラックスして改めて手に取って最初から読み通してみると色々な発見があると思いますよ あらすじ地震、飢饉、火事が続き衰退した京都では窃盗、人殺しが横行していた。 そんな京都の羅生門の下で主から暇を言い渡された1人の下人がどこに行くあてもなく途方にくれていた。 途方にくれながら下人は生きるために盗みを犯すか、それともこのまま餓死するのか、善悪の間で揺らいでいた。 夜を超すために下人は門の上を登った時、生きるために死人の髪を抜きカツラを作っている老婆を
はじめに今回は芥川龍之介の「野呂松人形」について私🍏なりに、あらすじ、感想、そして解説をしていきたいと思います。 短い作品ではありますが、芥川の芸術観と芸術家としての熱い思いが描かれています そしてなにより芥川の人間性が色濃く出ている作品だと思いますので、芥川を初めて読む人にもオススメです あらすじある日、芥川は友人の知人から野呂松人形の人形劇に招待される。 野呂松人形への知識も、興味もない芥川だが断る理由もないので参加する。 会場つくと衰退の一途をたどっている旧式の人形劇を眺めながら芥川は時代と場所に制限を受けない美は存在するのかと考える 芥川の芸術観 芥川は会場で興味のない旧式の人形劇を眺めながら、フランスの作家アナトオルの一節を思い出します 「時代と場所との制限を離れた美は、どこにもない。自分が、ある芸術の作品を悦ぶのは、その作品の生活に対する関係を、自分が発見した時に限るのである
はじめに今回は太宰治の「正義と微笑」について私🍏なりに、あらすじ、感想、そして解説をしていきたいと思います。 皆さんは、初対面の人と会う時、その人のどこに注目しますか。容姿、服装、清潔感。見た目の印象は凄く重要な情報だと思います。また、会話の内容はどうでしょうか。最近、笑ったこと、感動したこと、逆に怒った事。この人は何で笑い、何で泣き、何をしたら怒るのかを知ることはその人を知る重要な情報だと思います。 多くの作家がいるなかで、自分の「推し」の作家と出会うことも同様だと思います。その作家の価値観を知るにはその作家が、何で笑い、何で泣き、何をしたら怒るのか、それが自分と近いと、その作家が表現したい事を美しいと感じ、また興味深いと思うのではないでしょうか。 今回は私🍏にとって笑いの価値観が近い太宰治の「正義と微笑」について書きたいと思います。 太宰治といえば「人間失格」のイメージが強く暗いイ
はじめに今回は1956年に書かれた三島由紀夫の「金閣寺」について書きたいと思う。 「金閣寺」は昭和25年の起きた寺僧による金閣寺放火事件を題材にした作品で、一人称で描かれた作品である。あくまでも事件のみを題材にしており、登場する人物達は三島由紀夫が創作したものである。そして登場する人物達の異常なまでに屈折した性格は人間の持つ感情の複雑さ、恐ろしさが見て取れる。そしてそれら屈折した各登場人物の思想・哲学は三島由紀夫の文体により生々しい説得力を持ち、読者はこの異様ともいえる物語にひきつけられていく。 決して明るく楽しい物語ではないし、読んでいて楽しい場面もないし、内容も難解で読みやすくもない。もし自分の子供の書棚にこの本があったらもっと明るい本を読めと注意するかもしれない。しかしながら私🍏自身学生時代に初めてこの本を手にした時その内容に度肝を抜かされたし、その衝撃は今でも憶えている。 今回は
あらすじ熊本の高校を卒業した三四郎は東京の大学へと進学し、初めて都会の空気に触れ、様々な人と出会い、自分が生活する世界を過去・学問・恋。三つの世界をみつける。それらを比較し並べて見た時、社会的迷子である青年はどのような世界で生きるのか。漱石の描いた青春小説であり、前期三部作の一作 三つの世界この作品で大きなキーワードの一つ「三つの世界」について書きたいと思います。 三つの世界を意識しながら三四郎を読む事は作品を深く理解するうえで非常に大切だと思います。 上京した三四郎は都会の生活を送りながら、自分の生活には三つの世界が存在していると考えます。 懐かしい香りがして、全てが平穏である代わりに全てが寝ぼけていて、戻ろうと思えば戻れる立ち退き場のような存在である熊本を「過去の世界」と考えます苔の生えたレンガ造りが有り、現世よりも、書物に興味を抱いて孤独に貧しく日々勉強に励む。出ようと思えば出られる
はじめに 今回は読書家で知られる爆笑問題の太田光さんが「今まで出会った中で最高の物語」と評価しているカート・ヴォネガットの書いた「タイタンの妖女」について私🍏なりに、あらすじ、感想、そして解説をしていきたいと思います。 私🍏も学生時代にこの本と出会いその面白さから、夢中でページをめくったのを覚えていますし、いまでも読み返すと心の底から「面白かった」と思える作品の一つです。 そんな「タイタンの妖女」について考えていきたいと思います。 あらすじ 大富豪のマラカイ・コンスタントは時空を超えた存在であるラムファードに招かれ,将来地球を離れ火星で強制労働させられその後、水星・地球・タイタンに行くことになるという予言を受けます。 彼は予言通りにならないような行動を行いますが結局、火星人に拉致され記憶を消されアンクと名前を変え火星で強制労働をすることとなります。 その後ラムファードが起こした地球火星
はじめに 今回は村上春樹が書いた「1Q84」について私🍏なりに、あらすじ、感想、そして解説をしていきたいと思います。 村上春樹の作品は独特の文体で綴られており、初心者の方は読みにくいと思うかもしれませんが一度読むとクセになり気づいたら読みすすめてしまう魅力が村上文学にはあります。 今回ご紹介する「1Q84」はハードカバー3冊と長く、内容も神秘的で不思議な物語が綴られていますが、気が付いたら本をめくる手が止まらなくなっているので村上作品の中でもオススメの作品です。 関連記事:「海辺のカフカ」の記事はこちら 「1Q84」を読む前に 「1Q84」はジョージーオーウェルの書いた近未来小説「1984」を元ネタに書かれた近過去の小説です。 学生運動、宗教問題。日本がまさにカオスの世界に入ろうとしている時代背景。そして「1984」という作品はディストピアを描いた作品であり、ディストピアの世界とカオスな
はじめに 今回は太宰治の書いた「パンドラの匣」について私🍏なりに、あらすじ、感想、そして解説をしていきたいと思います。 この作品は青年が親友にあてた手紙形式で描かれており、手紙のなかで青年は自分が結核患者としての療養生活を親友に綴っています。 時代は第二次世界大戦、終戦後。そして舞台は結核患者を集めた病院ではありますが決して暗い作品ではなく、むしろ新しい時代に向かって生きていこうとする若い日本人達が描かれています。 私🍏はいつもこの本を読み返すたびに「非常に爽やかで気持ちいい本だな」という印象を受けますのでまだ読んだことが無い人は是非手にとって見てください あらすじ 結核を患ったひばりは学校に通うのを諦め、結核患者を集めた「健康道場」という病院に入る。ひばりはそこでの生活や一緒に療養生活を行っている患者・看護師について書いた手紙を親友に送る。 敗戦後、貧しい日本という国において何も生み
はじめに 今回はカーネギーの書いた「道は開ける」について私🍏なりに、あらすじ、感想、そして解説をしていきたいと思います。 人生に悩みはつきもの。仕事・恋・家庭・お金、数え上げたらきりがありません。 私🍏は悩みがない人生なんて味気ないと思っています。 悩むからこそ人生は楽しい。悩み、苦労、疲労、から得られるものは数多く有りますが、楽しみ、喜び、歓喜、成功から得られるものは自身の自惚れと、もう少しで訪れる大きな失敗しかありません。 ただ、そうはいっても悩むのはつらいですよね。今回は悩んでいる人に是非読んでほしい本をご紹介します 「道は開ける」についての概要 この本は著者であるカーネギーがビジネスマン講師として働くなかで、受講生の多くが「悩み」を持ち、自身のパフォーマンスを著しく落としてしまっている事に気づき、それらをどのように解決すればいいのかを研究し、その研究結果をまとめたものである。
はじめに 今回は武者小路実篤の「幸福な家族」について私🍏なりに、あらすじ、感想、そして解説をしていきたいと思います。 日本は他国に比べ幸福度が低いと聞きますがそもそも幸福というのは測れるものなのでしょうか。幸福というのは一人一人違う尺度が有るように思います。 今回はそんな幸せについて武者小路実篤の「幸福な家族」を読み考えて見ようと思います。 冒頭でも述べた通り幸せというのは一人一人違う尺度が有ると思いますが、武者小路実篤はこの作品を通してある幸せな家族を描き幸せについて彼なりの答えを描いています。 今回はこの作品から幸せについて掘り下げていきたいと思います。 あらすじ 野菜の絵を描く老ドイツ語教師の正之助・その妻である敏子と個性的な息子、正蔵と娘である綾子が、家族の幸せを願い生活していく。二人の子供に恋人が出き新たに家族が増える時、正之助は他人の幸せを追い求めることこそが自分の幸せだと改
君たちはどう生きるかのテーマ 今回は1982年に吉野源三郎が書いた「君たちはどう生きるか」について私🍏なりに、あらすじ、感想、そして解説をしていきたいと思います。 突然ですが、「どのように生きたいですか」という質問を投げられたらあなたは答えることができますか。 答えを持ってないにしても一度くらいは「自分はなんで生まれたのか」「自分はどう生きるべきなのか」という問いに対して考えたことがあるかもしれません。 お金持ちな人、貧乏な人、頭が良い人、悪い人、足が速い人、遅い人。世の中には多くの人が存在しますが、どんな人でも「なんで自分が生まれてきたのだろうか、そしてどのように生きるべきなのか」というクイズはこの世に生命を与えられた私たちが平等に与えられた最初に出会う、そして最高難易度のクイズだと思います。 今回ご紹介する「君たちはどう生きるか」はタイトル通りこのクイズに対してヒントを与えてくれます
アルケミストのテーマ 今回はパウロ・コエーリョの書いた「アルケミスト」について私🍏なりに、あらすじ、感想、そして解説をしていきたいと思います。 みなさんは今、実現したい夢というのを明確に持っていて、それを実現するために惜しみない努力をされているでしょうか。年を重ねれば重ねるほど、自分の限界点を作り、夢を追いかけるどころか夢を持つことさえ忘れてしまっている人も多いのではないのでしょうか。 今回ご紹介するこのアルケミストは自分の夢を追いかけ続けた少年の夢と勇気の物語です。夢や希望を持つことを忘れてしまい味気ない人生を受け入れてしまっている人に是非読んでほしい一冊です。そしてこの本を読むと人生を変える・変わる“前兆”は日々の何気ない生活のなかにあり自分がそれを信じて行動できるかどうかで人生は大きく変えられることが出来ると学ぶことが出来ます。 当たり前ですが全ての人が夢を実現できるわけではありま
シッダールタはこんな人にオススメ「人生にとって、自分にとって本当に大切にすべきものは何か」 このようなテーマからこの本はこのような人達にオススメなのではないかと思います。 人生は悩みの連続です。忙しい現代社会では悩んでいる時間すらないという人も多いかもしれません。そういう人こそ走るのを辞めゆっくりこの本を読み、シッダールタの人生を眺めながら自分の人生を見つめなおす時間を設けて欲しいように思います。 あらすじ最高位の僧侶、バラモンの子として生まれたシッダールタは生まれながらに秀才であり友人にも恵まれなに不自由のない生活を送っていましたが、彼の心には常に知と精神的な渇きがありました。 賢いバラモン達から話を聞いてもその渇きが満たされることはなく、聖典に書かれた「なんじの魂は全世界なり」という句に惹かれ自我の中の源泉を見出し、それを自分の中にしなければならないと考えた少年シッダールタは、街を飛び
「三四郎」についての記事はこちら関連記事:「坊ちゃん」の記事はこちら 「それから」について 「それから」は三四郎・それから・門、所謂前期三部作と言われる作品の2作目にあたります。 話の内容は高等遊民である代助が友人である平岡の奥さんで、元恋人である三千代を奪う略奪愛を書いています。 現代でも不倫・浮気などを行えば社会的信用、立場を失うことになりかねませんが、現代よりもさらに男女のルールが厳しい明治の世において略奪愛というテーマを題材にしているのも「それから」を読むうえでのポイントの1つだと思います。 高等遊民・三角関係という非常に漱石らしい作品ですが単純に略奪愛のみをかいているだけではありません。 お金・労働について作品を通して何度も「お金」「労働」について登場人物が話をしている場面が出てきます。 漱石作品を読む上で大前提として理解して頂きたいのは明治という複雑な時代背景です。 今まで封建
関連記事:「坊ちゃん」の記事はこちら 1「こころ」を読む上で頭に入れて欲しいこと趣味の読書は授業の「国語」とは違い正しい解釈を求められることはないですし、テストもありません。何も考えず読み進めてもそれは個人の自由です。「アンパンマン」をみて「バイキンマンは悪い奴でアンパンマンは良い奴である」 その考えは学校であれば正解ですが、趣味でアンパンマンをみるなら別の解釈をしたっていいわけです。逆に「何度も悪事をしてしまうバイキンマンが悪いのではなく、バイキンマンを生んだ社会に問題があるのではないか。アンパンマン達は太陽が照らされた過ごしやすい環境で暮らしているが、バイキンマンはどうか」 同じ作品でも人によって様々な解釈や感想を持つことは当然の事のように思います。 ただ解釈・感想は自由ですが、作者の作品に対するテーマやキーワードというのは不動であり、読者の思いで変えられるものではありません。 それら
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