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スクワットにおける「しゃがむ深さ」 ウエイトトレーニングにおける可動域の大きさは、たびたび議論になるトピックです。 とくに人気なのが、「スクワットのしゃがむ深さ」に関する議論です。 「深くしゃがむと膝に負担がかかる」「競技中はそんなに深くしゃがまないから、浅いスクワットのほうが競技動作に特異的である」等の理屈(屁理屈?)を使って、スクワットで深くしゃがむことに反対する人達もいます。 その一方で、「適切なフォームが維持できるのであれば、スクワットで深くしゃがむのは安全だ」「できるだけ大きな可動域を使ってトレーニングをしたほうが、筋力も柔軟性も向上できる」等と主張する人達もいます。 私はS&Cコーチとしては、個人的に後者の意見に賛成の立場です。 とはいえ、これだけ人気の高いトピックにもかかわらず、スクワットのしゃがむ深さに関して、それほど研究がされていないのが現状です。 何でですかね・・・。
先日、以下のようなツイートをしました。 論文は紙に印刷して読む「アナログ派」だったけど、iPad ProとApple Pencilを使えば、デジタルの環境でアナログと同じ読み心地を再現できることを確認。 今後は完全に「デジタル派」に移行し、デスク周りのペーパーレス化を進めていきます。 pic.twitter.com/kA2BlRVcXE — 河森直紀 Naoki Kawamori (@kawamorinaoki) 2019年2月5日 今日は、論文を読むことについては「アナログ派」だった私が、どういう経緯で「デジタル派」に変わったか、そして、具体的にどのようにデジタル環境で論文を読んでいるのか、を解説します。 仕事でペーパーレス化を目指すメリット 私は、仕事においては「ペーパーレス化」を目指しています。 紙の資料は、iPhoneの「Fast Ever Snap」というアプリを使って撮影したり
高強度インターバルトレーニング(HIIT)は人気のあるテーマ 先日、高強度インターバル(HIIT;High Intensity Interval Training)をテーマにセミナーを自主開催しました。 ありがたいことに、参加申込み受付を開始して、すぐに定員が埋まりました。 おそらく理由は2つあります: 実際のところ、たとえばウエイトトレーニングと比べると、HIITに関して手に入れることができる情報の量は限られています。 私がHIITについて持っている知識の多くは、HIITに関する学術論文を100本以上読んでコツコツと仕入れたものです。 これさえ読んでおけばよいというバイブル的な本はありませんでした。 だからこそ、わざわざ対価をお支払いいただいて、私のHIITセミナーにご参加いただく価値があるとも言えます。 2020.12.14動画 非持久系競技のためのHIIT HIITについて学ぶための
2013年に書いたルーマニアンデッドリフト(RDL)についての記事は、4年以上たった今でも、ちょいちょい読んでいただいています。 「人気記事Top10」にも継続的に入ってくるし、 Googleアナリティクスで調べてみると、これまで私が書いたすべてのブログ記事の中でページビュー数は第5位にランクインしています。 » 参考:ルーマニアンデッドリフト(RDL)を適切に実施する秘ケツ RDLに関する情報量が少ない これだけ読まれている理由としては、RDLについての情報量が少ないことが大きいのでしょう。 Googleで「ルーマニアンデッドリフト」と検索してみても16,800件しかヒットしません。 他のエクササイズと比較してみると、たとえば「スクワット」は7,380,000 件、「デッドリフト」は802,000 件、「ベンチプレス」は 4,130,000 件です。 RDLそのものは、パワーリフティング
バーベル等の外的な負荷を使った、いわゆるウエイトトレーニングを否定する運動指導者がいます。 そういう人たちの理屈(屁理屈?)として、以下のようなことを最近耳にしました: 筋肉がつけばすべてがうまくいくということであれば、ボディービルダーは全員、なんの競技やらせても金メダル取れるはず! 筋力アップして球速上がるなら、一流投手はみんなもっとムキムキのはず! 「なんて頭が悪いんだろう・・・」と思って力が抜けてしまいます。 そんな程度の低い人たちのことなんて放っておけばよいのかもしれませんが、そのようなトンデモ理論を目にして「ウエイトトレーニングは必要ないんだ!」と勘違いしてしまうアスリートが増えるのもイヤなので、とりあえず解説しておきます。 ウエイトトレーニングを否定する屁理屈の否定 ①ボディビルダーがメダル取れるわけない!? それぞれの競技種目でメダルを取るようなアスリートは、その競技がうまい
超回復理論とは? 適切なトレーニングをすると、その外的な刺激に対して身体が反応して生理学的適応が起こり、体力が向上します。 目的の体力が筋力であれ持久力であれ柔軟性であれ、このコンセプトは基本的に同じです。 そして、このコンセプトを説明する理論(モデル)として一般的に知られているのが「超回復理論」です。 「超回復理論」は、生理学者のハンス・セリエによって提唱された汎適応症候群(GAS)に基づいており、その考え方をトレーニングに応用したものです。 GASについて気になる方は生理学の教科書でも読んでください。 「超回復理論」をざっくり説明すると、トレーニングをすると最初は疲労により体力が低下して、その後時間が経つにつれて体力が回復してトレーニング前のレベルに戻り、さらに時間が経つとトレーニング前のレベルよりも高いレベルに到達しますよ〜(=超回復)ってことです。 わかりやすく言うと、伝説的マンガ
月刊トレーニング・ジャーナルに掲載して頂いた記事(河森執筆部分)を転載するシリーズの続きです。今回は連載第3回の「体幹トレーニングについて」です。 =====ここから記事===== 体幹とは 体幹トレーニングが最近流行りですが、そもそも「体幹ってどこの部位を指すのか?」と問われると、意見が分かれるところでしょう。私は、体幹トレーニングの最終的な目標を「腰椎のスタビリティ向上」と捉えています。ここでいうスタビリティとは、英語で言う「control in the presence of change」という概念です。コルセットを巻いたかのように腰椎をガッチリ固めてまったく動かさないのではなく、外的な力による(過剰な可動域への)意図しない腰椎の動きを防いだりコントロールしたりする能力を指します。 この能力を鍛えることで、腰椎の傷害リスクを低減させたり、隣接する胸椎や股関節のモビリティを向上させた
個人的に、腕立て伏せは大好きなエクササイズです。なぜ好きなのか、その理由は過去のブログで書きました。 2013.04.07#119 腕立て伏せ vs. ベンチプレス 適切なフォームで実施すれば、さまざまな効果が期待できる素晴らしいエクササイズですが、そもそも適切なフォームで実施できるアスリートが少ないのが現状です。 トレーニングプログラムで「腕立て伏せ、自体重で3セット✕10レップ」と処方すると、「腕立て伏せ10回なんてチョロいぜ!!そんな簡単なことやって、なんか意味あるの?」という表情を見せるアスリートが多いです。 しかし残念ながら、適切なフォームを教えたうえで実際に腕立て伏せをやらせてみると、自体重で10レップもできないなんてことは珍しくありません。 「あれ、こんなはずじゃないのに・・・」とアスリートは思っていることでしょう。 ということで、腕立て伏せは効果的なエクササイズですが、適切
論文の内容 Frost et al. (2008) Stepping backward can improve sprint performance over short distances. J Strength Cond Res. 22(3): 918-22. 研究の背景 両足を横一直線に揃えた状態からスプリントを開始する時に、一度片脚を後ろに引いてから(両足を前後に開いてから)走りだすアスリートがいます。 恐らく無意識にやっているのでしょう。 「一度片脚を後ろに引く」という動作に余分な時間がかかるので、できるだけ速く前方に移動するという観点から考えると、逆効果のようにも思えます。 一方、両足を揃えた状態では、身体重心が接地点(両足裏)のほぼ真上にあります。 この場合、地面に対して力を発揮してその反力を受け、身体重心を前方(つまり水平方向)に加速させるのが難しい状況です。 なぜなら
2024.07.04 Thu #878 トレーニング強度は%1RMだけじゃない!トレーニング強度を構成する3要素
私、ルーマニアンデッドリフト(RDL)が好きです! いわゆるhip hingeと呼ばれる動作パターンを覚えて、そのパターンに負荷をかけるには最適なエクササイズです。 また、posterior chainと呼ばれる身体の後ろ側の筋群を全般的に鍛える事ができます。 さらに、どんなストレッチよりもハムストリングの柔軟性を改善する効果が高いエクササイズでもあります(しかも新たに獲得された可動域には筋力も伴っているという一石二鳥の効果が!!)。 そして何より、セクシーで魅力的なお尻を鍛える事ができるエクササイズです。RDLをガシガシやってプリケツをゲットすれば、異性にモテる事は間違いありません!! という事で、今日はRDLを適切に実施する秘訣についてお話したいと思います。 これはあくまでも私のやり方なので、参考程度に読んでください。個人的には以下の動画が非常に参考になると思います(英語ですが)。 R
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