以前、盟友の呉エイジさんに似たようなことを指摘されたのだが、ここ何年かの当サイトは、家族から話を聞いてもらえなくなったおじいちゃんが、孫や囲碁を指しに来てくれた人に、自分の過去を振り返って、一方的に「あれは失敗だった」「もっと違うやり方があった」という話を多く聞かせているような場所である。 なぜ、そのような話を多くしているのかというと、うまくいかなかった人の話がもっとインターネットにあっていいと思うからだ。 インターネットは特に、現在のフロントランナーの話だけしか注目されない傾向がある。はてなブックマークやNAVERまとめでピックアップされている人は、旬の人かこれから世に出ようという人ばかりだ。テレビや雑誌などであれば、『あの人は今』的な企画で過去の人を引っ張ってくることもあるが、ネットメディアでそんな企画を立てる人はまずいない。 では、フロントランナーの話がすべて素晴らしいかというと、必