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「あしたのジョー」論第五回です。今回は、ヒロインである林紀子と白木葉子について説明します。 ※「あしたのジョー」論は全十三回です。全記事一覧をご覧になりたい方は、タグ「あしたのジョー」か、記事「『あしたのジョー』論」をご覧ください。 「あしたのジョー」にヒロインが登場するのは、拳ではなく言葉でジョーとコミュニケーションをとる女性キャラクターを登場させることで、読者とジョーのコミュニケーションを図ろうとするからである。 林紀子は小市民的幸せを望むドヤ街の代表的人物として登場し、ボクシングにのめりこむカーロス戦後はジョーから離れていった。 白木葉子はボクシングを好む一方、ボクシングにまつわる醜さから目を背ける傾向がある。ジョーとの関わりを通じて、醜さから目を背けないようになっていった。 ジョーがホセ戦後に葉子にグラブを渡したのは、ともにボクシングの道を歩んできた葉子への友情の証である。グラブと
多くのコメントを興味深く読ませていただきましたが、一部気になるコメントを発見しました。 https://twitter.com/HoriiYuji/status/447324169076609024 あと、こんなコメントも頂きました。私は「面白さが哲学の部分にある」とも「自分はよくわかりませんけど」とも書いた覚えがないので、誤読ではないかと思うのですが……。 先のお二方のご意見を要約すると、 完璧な人間など存在しないのだから、一部分だけをあげつらって全否定するのは誤りではないか 佐藤優には誤りもあるが、「専門知識」を駆使して「有効な策」を提案することのできる稀有な人物である。一部分だけをあげつらって、佐藤という人材の稀少性を貶めるのは不当ではないか。 という感じでしょうか。りょな氏のご意見も1番に含めてよいでしょう。 この二つの意見は、佐藤を擁護する上でありがちなものではないかと思います。
この記事では、哲学書(特に西洋哲学書)を「読む」とはどういうことか(解説書を読むのと何が違うのか)、どうすれば哲学書を読めるようになるのかを説明してゆきます。 なお、この記事は、私が昨日書いたキルケゴール『死に至る病』冒頭を読解するを元に書いています。これは、キルケゴール『死に至る病』という有名かつ難解な哲学書の冒頭を、解説でなく「読解」しようと試みたものです。ご興味のある方はどうぞ。 哲学書の読解を書いた理由は、哲学者の思想を解説するサイトはあっても、哲学書の文章を読解するサイトがほとんどないから。そして、哲学書の解説を聞いたところで、実際に哲学書が読めなければ何の意味もないと考えるからです。 哲学書を読んだことのある方は、そこに書いてある文章がいかに意味不明であり、理解困難であるかご存じでしょう。哲学などまるで知らない方はいうに及ばず、哲学史に関する知識を多少持っている人であっても、哲
ボイストレーニング論第八回です。今回は「ヴィブラート」について説明します。 「ヴィブラート」は「ビブラート」と表記されることが多いでしょうが、原語がvibratoですので、それを尊重して「ヴィブラート」と表記しています。 ※前回と同様、今回も掲載した音源が多いので、読みこみが遅くなると思われます。少しお待ちください。なお、動画は外部サイト(YouTubeやニコニコ動画)にアップロードされたものを掲載しているため、動画が削除されると視聴できなくなります。定期的に削除確認や動画差し替えは行っていますが、もし視聴できない動画がありましたらご報告いただけますと幸いです。 ※ボイストレーニング論は全十五回です。「裏声を練習すればミドルボイスが身につく?」「ミドルボイスって地声? 裏声?」「ミドルボイスの音源が聞きたい」そんな方はぜひお読みください(全記事一覧は、カテゴリ「ボイストレーニング」か、記事
以前、キルケゴール『死に至る病』について記事を書いたことがあります(10月30日と11月2日)。この二つの記事では読んだ感想を述べただけで、『死に至る病』の具体的な内容については触れておりません。 しかし、「死に至る病 内容」といった検索ワードで当ブログに来られる方もいらっしゃるようで、そういう人に対しては、期待外れの記事内容で申しわけないなあと思っていました。しかし、『死に至る病』の内容を要約して説明するだけなら、他にいくらでも参考になるページがあります。 そこで、今回は『死に至る病』の文章を引用し、それを逐一読解することを試みます。読解に用いるのは岩波文庫の斎藤信治訳です(注釈1)。今回は範囲を絞って、第一編・一のA節のみを読みます。(「序」や「緒論」を除けば)『死に至る病』の冒頭部分であり、初めて『死に至る病』を読んだ多くの読者が混乱するであろう箇所です。 キルケゴールの思想解説では
「マクガフィン」という言葉があります。小説や映画などの作劇上の用語です。元々は映画監督のヒッチコックが唱えた概念だそうです。 この言葉について、Wikipediaでは以下のように説明しています。 マクガフィン(MacGuffin, McGuffin)とは、何かしらの物語を構成する上で、登場人物への動機付けや話を進めるために用いられる、仕掛けのひとつである。登場人物たちの視点あるいは読者・観客などからは重要なものだが、作品の構造から言えば他のものに置き換えが可能な物であり、泥棒が狙う宝石や、スパイが狙う重要書類など、そのジャンルでは陳腐なものである。 この説明は正しいとは思いますが、よく分からない説明でもあります。「作品の構造から言えば他のものに置き換えが可能」とはどういうことか、具体的によく分からないからです。 今回の記事では、私なりに「マクガフィン」という概念について説明します。 「マク
『あしたのジョー』とは、1968年~1973年に『週刊少年マガジン』に連載された高森朝雄(梶原一騎)原作、ちばてつや作画の漫画です。1970年~1971年には「あしたのジョー」、1980年~1981年には「あしたのジョー2」としてアニメ化されました。1980年と1981年にはアニメ総集編版の劇場版が、1970年と2011年には実写映画版も制作されました。 お読みになったことのない方でも、「まっ白な灰だけが残る」という名言、「まっ白に燃えつきた」ラストシーンはご存じでしょう。それほど有名であり、漫画史に残る名作です。 作中の登場人物(力石徹)が死んだときに葬儀が行われたり(『北斗の拳』のラオウや、『アカギ』『天』の赤木しげるの葬儀より数十年も前です)、よど号ハイジャック事件の犯人が「われわれは明日のジョーである」と宣言したりと、大きな社会的反響を呼んだ作品でもあります。 アニメ版も、連続パン
人間の声は、「地声」「裏声」の二種類でも「チェストボイス」「ミドルボイス」「ヘッドボイス」の三種類でもない。「チェストボイス(地声)」「チェストボイス(裏声)」「ミドルボイス(地声)」「ミドルボイス(裏声)」「ヘッドボイス(地声)」「ヘッドボイス(裏声)」の六種類である。 ボイストレーニングの本や動画でいわれる「ミドルボイス」「ヘッドボイス」のほとんどは、「裏声」に共鳴を加えて倍音を増やしたものであって、「地声」ではない。 このボイストレーニング論は、以下のような読者をペルソナとして書いています。 「20代の男性。高音が地声で出せないのでボイストレーニングを始めたら、『ミドルボイス』や『ヘッドボイス』という概念があることを知った。書籍やWebサイト・動画で詳しく調べてみたが、定義や意味・音源が人によって全く違うため、どれが正しいのか分からなくなってしまった」 「カラオケ板やYahoo!知恵
ボイストレーニング論第七回です。前々回・前回で「声区」に関する説明をしました。今回は、今までの話を、音源を挙げつつ説明します。 ※音源を大量に掲載していますので、ページの読みこみが遅くなると思われます。少しお待ちください。なお、動画は外部サイト(YouTubeやニコニコ動画)にアップロードされたものを掲載しているため、動画が削除されると視聴できなくなります。定期的に削除確認や動画差し替えは行っていますが、もし視聴できない動画がありましたらご報告いただけますと幸いです。 ※ボイストレーニング論は全十五回です。「裏声を練習すればミドルボイスが身につく?」「ミドルボイスって地声? 裏声?」「ミドルボイスの音源が聞きたい」そんな方はぜひお読みください(全記事一覧は、カテゴリ「ボイストレーニング」か、記事「ボイストレーニング論」参照)。 ※当ボイストレーニング論では「地声」「裏声」×「チェストボイス
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