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独占対談!『きみの色』山田尚子監督×『野生の島のロズ』クリス・サンダース監督、意外な共通点はコミュニケーションが苦手?「後悔を作品の中で消化している」 「シュレック」シリーズなど、たくさんの名作を送り続けてきたアニメーション・スタジオのドリームワークス。30周年を迎えた同スタジオが満を持して製作したのが『野生の島のロズ』(2月7日公開)だ。物語は事故で野生動物しかいない島に漂着した都会用のアシスト・ロボットのロズが、大自然に触れ、動物たちと交流し、感情が芽生え変化していく様子を描いたもの。シンプルなストーリー展開ながら、圧倒的な語り口で観る者を虜にし、先日発表された今年度アカデミー賞で、長編アニメーション映画賞、作曲賞、音響賞の3部門でノミネートされている。 本作の監督・脚本を務めたのはクリス・サンダースだ。ディズニー・アニメーション『美女と野獣』(91)や『アラジン』(92)の原案に携わ
天才科学少年と、彼が創りだした人造人間の少女が織りなす物語を、予測不能な展開で描く劇場アニメ『メイクアガール』(公開中)。アニメーション作家、安田現象が手がける初の長編アニメは、自身が制作し2020年に第29回CGアニメコンテストで入賞した短編アニメ『メイクラブ』をベースにしたフル3DCGアニメだ。 7歳の天才科学者・水溜明(声:堀江瞬)は人造人間のカノジョ「0号」(声:種崎敦美)を創り出す[c]安田現象/Xenotoon・メイクアガールプロジェクト 舞台は現在より少しだけ先の未来。人々の生活をサポートするロボット「ソルト」の開発・製品化に成功した17歳の天才科学者・水溜明(声:堀江瞬)は、新たな発明に行き詰まりを感じていた。そんななか、明はクラスメイトから“カノジョ”を作ればパワーアップできるという話を聞き、人造人間のカノジョ「0号」(声:種崎敦美)を創り出す。順調に恋を育んでいくかのよ
映画TOP 映画ニュース・読みもの ベルサイユのばら 伝統の継承と革新を体現。50年の時を経て新たな輝きを放つ『ベルサイユのばら』吉村愛監督が語る、偉大すぎる作品に込めた”愛とこだわり” 池田理代子による不朽の名作を、連載開始から50年以上の時を経て完全新作として制作した劇場アニメ『ベルサイユのばら』(公開中)。フランス革命期を生きたオスカルやマリー・アントワネットらの愛と人生を歌唱を交えて鮮やかに描く、チャレンジ精神みなぎる本作。これまで宝塚歌劇団による舞台化、テレビアニメ化など様々なメディアで社会現象を巻き起こした少女漫画の金字塔に、今回どのように挑んだのか。MOVIE WALKER PRESSでは、監督を務めた吉村愛を直撃。令和の時代に新たにお目見えする「ベルサイユのばら」として、徹底的な時代考証によってベルサイユ宮殿やドレスをリアリティと共に再現しつつ、星のごとく光る目の輝きなど、
2024年5月に放送・配信され、大きな反響を呼んだ「イシナガキクエを探しています」に続く、「TXQ FICTION」の第2弾「飯沼一家に謝罪します」が12月23日〜26日の連日深夜2時より、4日間にわたって放送され、現在Tverで配信中だ。 PRESS HORRORでは、大森時生、寺内康太郎、皆口大地、近藤亮太の4名が引き続き結集した制作チームにインタビューを敢行し、多くの謎を投げかけた作品の狙いや、“謝罪”というモチーフに込めた真意について尋ねた。 【写真を見る】皆口大地&近藤亮太が「TXQ」第2弾を語る撮影/友野雄 「イシナガキクエ」の放送直後に大森×近藤、寺内×皆口のインタビューを連続掲載したが、「飯沼一家」では組み合わせを新たに、ふたたび前後編としてお届けする。前編に登場するのは、登録者数100万人を数える人気YouTubeチャンネル「ゾゾゾ」のディレクターとして知られ、24年夏の
映画TOP 映画ニュース・読みもの 【推しの子】-The Final Act- 齋藤飛鳥演じるアイが2000人以上のエキストラを魅了!“伝説のライブ”が生まれた「【推しの子】」撮影現場に潜入 赤坂アカと横槍メンゴのタッグによる大人気漫画を実写化したドラマ&映画『【推しの子】』が、いよいよお披露目となった。実写化決定のニュース発表時には、心配や不安の声も多く見受けられた本作。公開されるや「キャストがハマっていてすばらしい」「満足度もクオリティも高い」「原作へのリスペクトを感じる」と好意的な意見が続々と上がり、原作者の赤坂と横槍も絶賛のコメントを送った。さらに日本のAmazonオリジナル作品で配信後30日間における歴代1位の国内視聴数を記録したことが発表されるなど、誰もが予想し得なかった新たな実写化成功作品となった。 「これは実写化できるの!?」と思うようなキャラクターや展開ばかりの【推しの子
映画TOP 映画ニュース・読みもの 六人の嘘つきな大学生 浜辺美波が語る、映画『六嘘』の“表と裏”「役柄と違って、全員が“誰かを陥れよう”といった発想がない(笑)」【『六人の嘘つきな大学生』公開記念インタビュー連載】 インタビュー 2024/12/5 19:30 浜辺美波が語る、映画『六嘘』の“表と裏”「役柄と違って、全員が“誰かを陥れよう”といった発想がない(笑)」【『六人の嘘つきな大学生』公開記念インタビュー連載】 浅倉秋成による同名小説を映画化した『六人の嘘つきな大学生』が公開中だ。成長著しいエンタテインメント企業の新卒採用に参加した6人の就活生たちの“裏の顔”が巧みに暴かれていく密室サスペンス要素と、それぞれの人生と向き合っていく青春ミステリー要素を掛け合わせた本作。6人の就活生を演じたのは、人気と実力を兼ね備えた若手俳優たちだ。MOVIE WALKER PRESSでは、主人公であ
黒沢清監督が1998年に発表した同タイトルの自作を、フランスに舞台を移し、柴咲コウ主演でセルフリメイクした『蛇の道』(公開中)。本作の公開記念トークイベントが6月16日、角川シネマ有楽町にて開催され、黒沢監督と、『ドライブ・マイ・カー』(21)や『悪は存在しない』(公開中)の濱口竜介監督が登壇した。 共にカンヌやヴェネチアなど、国内外から高い評価を得ている日本を代表する監督である2人。濱口は黒沢監督が東京藝術大学大学院映像研究科で教鞭を取っていた時の教え子であり、『スパイの妻 劇場版』(20)では黒沢監督がメガホンをとって濱口が脚本を担当するなど、“師弟関係”とも呼ぶべき間柄。今回のトークイベントは、濱口が『蛇の道』で気になったことをひたすら黒沢監督に質問していくという、講義さながらの形式で進められた。そんな師弟対談の模様を、ほぼノーカットのフルボリュームでお届けしよう。 黒沢清は“なにも
映画TOP 映画ニュース・読みもの 関心領域 オスカー受賞のA24作品『関心領域』の演出に秘められた意図をネタバレありで徹底解説!グレイザー監督が観客に投げかけた問いとは? 第二次大戦時、ナチスドイツによる各地でのユダヤ人殺戮のなかで最大級の犠牲者を出し、「ホロコースト」の代名詞として語られる「アウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所」。ナチスは、その収容所を取り囲む40平方キロメートルの地域を「The Zone of Interest(=関心領域)」と名付けていた。 A24製作の映画『関心領域』(公開中)の主な舞台は、その「関心領域」であり、収容所のすぐ隣に位置している邸宅である。そこには、収容所の所長ルドルフ・ヘスと、その家族たちが住んでいた。本作はそこで起こっていたと思われる出来事を、イギリスの作家、マーティン・エイミスの小説を基に、淡々と、しかし絶えず不穏さや緊張を伴って映しだしてい
映画TOP 映画ニュース・読みもの ミッシング 「座席からしばらく立ち上がれないような傑作」映画評論家・宇野維正&森直人と編集長がネタバレありで『ミッシング』のすごさを語る オリジナル作品を中心に、映画ファンを魅了してきた吉田恵輔監督の最新作『ミッシング』が公開中だ。突然失踪した幼い娘を捜す家族と彼らを追うメディアの日々を綴った本作は、それぞれの立場で事件に向き合う人々の内面にスポットを当てたヒューマンドラマ。自身が母親になった石原さとみの主演作としても大きく注目を浴びている本作だが、なんと上映館257館のうち約半数の劇場で、公開後の月曜日の動員数が、公開週末(金・土・日)のいずれかの動員数を上回るという、“異例”とも言える活況を見せている。 【写真を見る】早くも"今年の傑作”と評判の『ミッシング』。映画評論家たちはどう見た?[c]2024「missing」Film Partners MO
テレビ東京で4月29日深夜に初回が放送されるや、放送中X(旧Twitter)で日本トレンド1位になるなど大きな反響を呼んだ「TXQ FICTION/イシナガキクエを探しています」が、TVerにて配信中の(4)をもって完結した。 [c]テレビ東京 「TXQ FICTION」で制作の中心となったのは、テレビ東京の大森時生プロデューサー、寺内康太郎、皆口大地、近藤亮太という4名のクリエイターだ。インターネット上に真偽不明の考察が飛び交い、新たな都市伝説になってしまった感すらある“イシナガキクエ”。多くの視聴者が彼女を探し回った1か月間が終わったいま、PRESS HORRORでは4人のクリエイターに2人ずつでインタビューし、“イシナガキクエ”の正体から、いまだからこそ話せる制作の裏側について語ってもらった。 寺内監督と皆口が対談した前編に続き、後編では「テレビ放送開始69年 このテープもってないで
「55年前に行方不明になった“イシナガキクエ”という女性を捜索する、特別公開捜索番組」という体裁をとり、4月29日深夜の初回放送から大きな反響を呼んできたテレビ東京の「TXQ FICTION/イシナガキクエを探しています」。過去3回放送され、X(旧Twitter)では一時日本トレンド1位になるなどのムーブメントを巻き起こしてきた本作が、TVerにて配信中の(4)をもって完結した。 【写真を見る】「絶対に共感はできないけど…」寺内監督が明かす、「イシナガキクエ」の結末[c]テレビ東京 「TXQ FICTION」で制作の中心となったのが、テレビ東京の大森時生プロデューサー、寺内康太郎、皆口大地、近藤亮太という4名のクリエイターだ。インターネット上に真偽不明の考察が飛び交い、新たな都市伝説になってしまった感すらある“イシナガキクエ”。多くの視聴者が彼女を探し回った1か月間が終わったいま、PRES
「さんかく窓の外側は夜」などで知られるヤマシタトモコの人気コミックを、新垣結衣、早瀬憩のダブル主演で実写映画化した『違国日記』(6月7日公開)。このたび本作の主要キャラクター6人を紹介する特別映像と、各界著名人からのコメントが到着した。 【写真を見る】新垣結衣とともにダブル主演を務めた田汲朝役の早瀬憩[c]2024 ヤマシタトモコ・祥伝社/「違国日記」製作委員会 本作は人見知りの小説家、高代槙生(新垣)と、その姪である田汲朝(早瀬)という対照的な2人の同居譚。2人は理解し合えない寂しさを抱えながらも、丁寧に日々を重ね生活を育むうちに家族とも異なるかけがえのない関係を築いていく。 醍醐奈々役の夏帆[c]2024 ヤマシタトモコ・祥伝社/「違国日記」製作委員会 人気女性コミック誌「FEEL YOUNG」で連載がスタートした原作漫画は、現代を生きる女性なら誰もが多かれ少なかれ感じている“生きづら
1986年のドラマ放映開始から38年、前作『さらば あぶない刑事』(16)から8年を経て、劇場版第8弾『帰ってきた あぶない刑事』(5月24日公開)が公開される。時代を超えて愛されるバディ、タカこと“ダンディー鷹山”&ユージこと“セクシー大下”が帰ってきた!2人を演じるのはもちろん、舘ひろしと柴田恭兵。バディ歴38年、相思相愛の2人に、新たに若いチームと作り上げた今作の撮影秘話や俳優としての互いの魅力、70歳を過ぎてもダンディ&セクシーでいられる秘訣を聞いた。 刑事を定年退職し、ニュージーランドで探偵として第二の人生を送っていたタカ(舘)とユージ(柴田)だったが、8年後に現地の警察と揉めて“出禁”となり、横浜へ戻って、「T&Y探偵事務所」を開業する。記念すべき依頼人第1号としてタカとユージの前に現れたのは、2人の娘かもしれない彩夏(土屋太鳳)という女性だった。彩夏から母親の夏子を捜してほし
『トラぺジウム』公開記念スペシャルリレー特集 乃木坂46の1期生・高山一実が、現役アイドルとして活動していた2016年に執筆した小説『トラぺジウム』がアニメーション映画化!「SPY×FAMILY」のClover Worksが制作を、「青春ブタ野郎」シリーズなどの演出に携わってきた篠原正寛が監督を務める本作では、東西南北の美少女を仲間にしてアイドルを目指す少女の10年間が描かれる。星より輝く青春物語『トラぺジウム』の多面的な魅力を、コラム・インタビュー・レビューで徹底解剖していく! [c]2024「トラペジウム」製作委員会
正解でも不正解でもない“アクション”の連鎖が物語を動かす。三宅唱監督『夜明けのすべて』を貫く映画の原理【宇野維正の「映画のことは監督に訊け」】 「監督の名前で劇場に映画を観に行く」というのは、ある時代までの映画好きにとってはあまりにも当たり前のこと、近年乱用され気味の言葉で言うなら「内面化」されていることで、この連載「映画のことは監督に訊け」もタイトルからわかるように、まさにそのような規範や行動原理に則ったものであることは言うまでもない。敏感な人ならば『Playback』(12)以降、あるいはどんなに鈍感な人でも『きみの鳥はうたえる』(18)以降、国内の映画好きにとって三宅唱の名前はそのように機能してきたし、どの作品も例外なくそうした期待に応えてきた。 一方で、三宅唱監督のここまでの歩みは、それ以前の時代に信頼と支持を集めてきた日本の映画作家の歩みとは違って、作家としての評価やキャリアに応
日本で唯一のホラージャンルに絞った一般公募フィルムコンペティション「日本ホラー映画大賞」の第1回大賞受賞短編をベースにした、下津優太監督の商業映画監督デビュー作『みなに幸あれ』(1月19日公開)。「呪怨」シリーズや『犬鳴村』(20)から続く“恐怖の村シリーズ” 3部作などの鬼才、清水崇監督が総合プロデュースをした本作でホラー映画初主演を飾ったのは、話題作への出演が相次ぐ古川琴音だ。MOVIE WALKER PRESSでは、ホラーという新たなフィールドに飛び込んだ彼女を直撃!オール福岡県ロケで行われた撮影を振り返ってもらった。 「台本を読んだ時に湧き上がった、気持ちを大切に演じました」 “孫”という匿名性の高い役柄に、独自のアプローチで迫った古川撮影/河内彩 「ホラー映画は好きなので、お話をいただいた時は純粋にうれしかったですね」。そう語る古川が演じた主人公、看護学生である“孫”は、田舎に住
映画TOP 映画ニュース・読みもの オッペンハイマー 『オッペンハイマー』クリストファー・ノーラン監督に『エブエブ』ダニエルズが直撃!「どうやってこの企画を売り込んだのでしょう?」 『オッペンハイマー』が北米で公開されたのは7月21日。それから3週間、全米約400スクリーンでIMAX上映を行い、そのうち25劇場ではIMAXカメラの特性を最大限再現できる70ミリフィルムで上映された。今夏、PLF(プレミアム・ラージ・フォーマット)上映の恩恵を最も受けた映画と言えるだろう。11月には期間限定でIMAX再上映も行われ、賞レースのプロモーションに合わせてクリストファー・ノーラン監督やキャストが登壇するイベントも行われた。そのなかでも異色の組み合わせで注目を集め、大盛況だったのが“ダニエルズ”ことダニエル・クワンとダニエル・シャイナートの2人組とのQ&Aだ。 クリストファー・ノーラン監督とダニエルズ
ゴジラ70周年、シリーズ第30作の節目を飾った山崎貴監督作『ゴジラ-1.0』(公開中)。戦争直後の日本に出現したゴジラの恐怖を緻密なVFXを駆使して描きあげた本作は、大ヒット中の日本に加え、12月1日より全米でも公開され、全米での歴代邦画実写作品において興行収入1位という快挙を成し遂げた。 国内外で高い評価を得ている『ゴジラ-1.0』[c]2023 TOHO CO.,LTD. MOVIE WALKER PRESSでは、Xにてユーザーから質問を募り、山崎監督ご本人に答えてもらう“AMA”(=Ask Me Anythingの略。ネットスラング風に言うと「〇〇だけど、なにか質問ある?」といった意味)を実施。『ゴジラ-1.0』の舞台裏やこだわり、タイトルやロゴに関する裏話からゴジラシリーズへの想い、続編についてまでたっぷりとお届けする。 ※本記事は、本編の核心に触れる記述を含みます。未見の方はご注
「あの日見た花の名前は僕たちはまだ知らない。」をはじめ、脚本家として数々の傑作を生みだしてきた岡田麿里が、5年ぶりに自らメガホンをとるオリジナル劇場アニメーション『アリスとテレスのまぼろし工場』(9月15日公開)。 本作のアニメーション制作を手掛けたのは、数々のヒット作を世に送りだしてきたアニメーションスタジオMAPPAだ。同スタジオ初のオリジナル劇場アニメとなる本作の制作にいたった経緯や、その作品づくりに込めた想いを紹介していこう。 本作の舞台は、突然起こった製鉄所の爆発事故によってすべての出口を失い、時まで止まってしまった町。なにも変えてはいけないというルールができ、鬱屈とした日々を過ごしていた14歳の正宗は、謎めいた同級生の睦実に導かれて製鉄所の第五高炉へと足を踏み入れる。そこにいたのは言葉を話せない野生のオオカミのような少女、五実一。この出会いは世界の均衡が崩れるはじまりだった。
映画TOP 映画ニュース・読みもの トランスフォーマー/ビースト覚醒 本編にいないけど予告編に出演?「ビーストウォーズ」が復活する“声優無法地帯2023”アフレコ現場に潜入! 車から姿を変えるロボット生命体“トランスフォーマー”と、動物から変形する“ビースト”が共闘する『トランスフォーマー/ビースト覚醒』(8月4日公開)。本作で登場する“ビースト”のオリジナルである「ビーストウォーズ 超生命体トランスフォーマー」は、日本で一大ブームを巻き起こした3Dテレビアニメだったが、その人気に火をつけたのは、後に“声優無法地帯”と呼ばれるまでになった豪華声優陣たちのアドリブ合戦である。時には作品の内容やオリジナルの言語とまったく関係のないことを喋りまくる、その自由すぎるセリフの数々が子どもたちのハートをつかみ、大人になった彼らの記憶にいまもしっかり刻まれている。 そんな伝説の“声優無法地帯”が、『トラ
映画TOP 映画ニュース・読みもの 劇場版「美少女戦士セーラームーンCosmos」《前編》 いつもそばにセーラームーンがいた。「美少女戦士セーラームーンCosmos」三石琴乃&北川景子がスペシャル対談 2014年、新作アニメ「美少女戦士セーラームーンCrystal」が始まった時、90年代のアニメを観ていたファンたちが湧き立った。セーラームーンにまた会える…!と。そして今回の映画、劇場版「美少女戦士セーラームーンCosmos」(前後編ともに公開中)でついにそのシリーズが完結することとなる。今回MOVIE WALKER PRESS独占で、エターナルセーラームーン/月野うさぎ役の三石琴乃と、セーラーコスモス役の北川景子による夢の対談が実現!収録の思い出や役作り、二人にとっての「美少女戦士セーラームーン」の存在などを語り尽くしてもらった。 前後編ともに公開中!劇場版「美少女戦士セーラームーンCos
6月10日に早稲田大学で開講された「マスターズ・オブ・シネマ」に、第76回カンヌ国際映画祭で脚本賞と「クィア・パルム賞」に輝いた『怪物』(公開中)の是枝裕和監督と脚本家の坂元裕二が登壇。講義に出席した約350名の学生を前に、本作が生まれた経緯から撮影時のエピソード、ラストシーンの解釈に至るまで、2時間近くにわたって語り尽くした。そのトークの模様をフルボリュームでお届けしていこう。 早稲田大学の人気授業「マスターズ・オブ・シネマ」に『怪物』の是枝裕和監督&坂元裕二が登壇 是枝監督と坂元が初タッグを組み、世界的作曲家として活躍した坂本龍一が音楽を務めた『怪物』。大きな湖のある郊外の町を舞台に、小学校で起きた子ども同士の些細なケンカが次第に社会やメディアを巻き込む事態へと発展していく様が、息子を愛するシングルマザー、生徒想いの教師、無邪気な子どもたちそれぞれの視点から描かれていく。6月2日に日本
映画は死なない。でも、我々が夢中になってきた ハリウッド映画はもう存在しない。「ハリウッド映画の終焉」著者・宇野維正、1万字インタビュー 「1本の作品で完結していて2時間前後で終わる、それが自分が一番夢中になってきた映画のフォーマット」 ――『プロミシング・ヤング・ウーマン』(20)、『ラストナイト・イン・ソーホー』(21)、『カモン カモン』(21)、『フェイブルマンズ』(22)、『Mank/マンク』(20)、『リコリス・ピザ』(21)、『TENET テネット』、『TAR/ター』。言われてみると、本書ではフランチャイズ作品ではなく、原作ものでもない、オリジナル脚本の作品を多く取り上げてますよね。 ポール・トーマス・アンダーソン監督の『リコリス・ピザ』(21)[c]Everett Collection/AFLO 宇野「だって、映画ってそういう作品が一番興奮するじゃないですか。さっきの“ハイ
名実ともにエンタテインメントの中心であり続けた、ハリウッド映画。アメリカのメジャースタジオが製作する娯楽映画=ハリウッド映画は、20年前に比べて、製作本数も観客の動員数も半減している。「ハリウッド映画の終焉」。その言葉は予言ではなく、現実のものになろうとしているのか?「新型コロナウイルスは、時計の針を少しだけ早く先に進めるきっかけとなったに過ぎない」と、著者である映画・音楽ジャーナリストの宇野維正氏は指摘する。 「ハリウッド映画の終焉」は6月16日(金)発売著/宇野維正 価格:1,056円(税込) 集英社新書刊 「#MeToo とキャンセルカルチャーの余波」「スーパーヒーロー映画がもたらした荒廃」「『最後の映画』を撮る監督たち」、そして「映画の向こう側へ」。全4章で構成される本書では、新型コロナウイルス以前/以降の分岐点となった2020年代に入ってから公開された16本の映画を通して、現在
映画TOP 映画ニュース・読みもの TAR/ター 衝撃作『TAR/ター』で奇跡の復活を遂げた“幻の名匠”トッド・フィールド、16年間の空白を語る【宇野維正の「映画のことは監督に訊け」】 インタビューの冒頭でそのままトッド・フィールド監督に伝えた「『TAR/ター』はこの10年間で作られたアメリカ映画の中で最も重要な作品の一つ」という言葉になんの誇張もない。数か月前に初めて『TAR/ター』を観た時の衝撃はまだ身体の芯にしっかり残っていて、それは今後も作品を観返すたびにフレッシュなものとして蘇ってくるだろう。前回のパク・チャヌク監督に続いて、結果的に2回連続で外国人監督へのインタビュー、それも今回は対面取材ではなくZoomでの取材というイレギュラーな形式となったが、取材相手がフィールドということでご容赦いただきたい。『イン・ザ・ベッドルーム』(01)で監督デビューして以来、22年でたった3本しか
映画TOP 映画ニュース・読みもの THE FIRST SLAM DUNK 『THE FIRST SLAM DUNK』井上雄彦監督と試行錯誤した演出家が明かす、山王戦の没入感「桜木らしく見せるのもテーマ」 国内興収120億円&国内動員数900万人を突破し、日本アカデミー賞では最優秀アニメーション作品賞を受賞した『THE FIRST SLAM DUNK』(公開中)。その人気は日本だけではなくアジア各国に広がり、韓国では日本映画として歴代1位の観客動員数を記録。4月20日からは中国での公開もスタートし、前売りだけで興行収入1.156億元(約22.6億円)を突破するなど、その勢いはとどまる所を知らない。 原作者である井上雄彦自らが脚本と監督を手掛け、まるで実際の試合を観戦したかのような映像体験ができることが大きな魅力の一つといえるだろう。そして作品づくりにおいて井上監督を支えたのが、アニメーショ
映画TOP 映画ニュース・読みもの 名探偵コナン 黒鉄の魚影 林原めぐみ、“シェリー”姿で灰原哀への愛を告白!『名探偵コナン 黒鉄の魚影』初日で興収8.5億円の大ヒットスタート イベント 2023/4/15 14:24 林原めぐみ、“シェリー”姿で灰原哀への愛を告白!『名探偵コナン 黒鉄の魚影』初日で興収8.5億円の大ヒットスタート 全25作の累計興行収入が1000億円を突破した「名探偵コナン」の劇場版シリーズの最新作『名探偵コナン 黒鉄の魚影』の公開記念舞台挨拶が4月15日にTOHOシネマズ日比谷で開催され、高山みなみ(江戸川コナン役)、山崎和佳奈(毛利蘭役)、小山力也(毛利小五郎役)、林原めぐみ(灰原哀役)、沢村一樹(牧野洋輔役)、立川譲監督が登壇。シェリーをイメージした衣装で登場した林原が、キャラクターへの“愛”を語った。 『名探偵コナン 黒鉄の魚影』の公開記念舞台挨拶が開催された
『シュレック』シリーズの人気者、ネコの“プス”を主人公にした映画シリーズ第2弾『長ぐつをはいたネコと9つの命』(公開中)。前作『長ぐつをはいたネコ』(11)から11年、プスの新たな物語はどのように誕生したのか。ドリームワークス・アニメーションのマージー・コーン社長が「観客の期待するプスを描きながら人気シリーズの新章となるような革新的な映画にしてくれる」と期待を寄せたジョエル・クロフォード監督とプロデューサーのマーク・スウィフトの2人にインタビュー!制作プロセスや本作に影響を与えた日本の映画やアニメへの想い、再タッグの感想などを聞いた。 マントと長ぐつがトレードマーク!お尋ね者の賞金首ネコのプス[c]2022 DREAMWORKS ANIMATION LLC. ALL RIGHTS RESERVED. プスは帽子に羽根飾り、マントと長ぐつがトレードマークのお尋ね者の賞金首ネコ。剣を片手に数々
⾰新的ソフト「Winny」を巡るネット史上最大の事件を描く映画『Winny』(公開中)。本作で同ソフトの開発者、⾦⼦勇役を東出昌大が、彼を弁護した壇俊光弁護士役を三浦貴大が演じている。未来を担うはずだった天才開発者の金子は、なぜ潰されてしまったのか。劇中では、⾦⼦が著作権法違反幇助の容疑で逮捕された経緯と、その不当性を訴え、警察や検察側と全⾯対決した壇弁護士率いる弁護団による裁判の顛末が描かれていく。 このたびMOVIE WALKER PRESSでは、インターネットのセキュリティ基盤の研究開発をする「WIDE Project」の合宿における、壇弁護士と本作を観たインターネット技術の有識者たちによる討議会に潜入取材。いまだから語れる事件当時のことや、専門家ならではの『Winny』に対する興味深い感想や意見をキャッチできた。 「もっと続きを観てみたくなりました」(村井純教授・慶應義塾大学) ま
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