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New Kaz Skellington! 2018年10月から2019年3月末まで放送された、Playatuner代表Kaz Skellingtonがナビゲーターを務める番組J-Wave「Booze House」。毎週木曜日26:00〜の30分間となっており、ブラックミュージックをはじめとする洋楽を掘り下げる番組だ。その放送の内容のリキャップを記事化し、実際にどのような内容を話していたのかを紹介したい。今回は2019年3月21日に放送された「グレイテストラッパーは誰だ?偉大なラッパーが評価されるポイントを解説!第二弾」の内容を紹介する。 好評であった第一弾では、Rakim、Lil Wayne、Andre 3000、ケンドリック・ラマーの素晴らしいポイントを紹介したので、こちらも要チェックな内容となっている。 【第一弾】グレイテストラッパーは誰だ!?ラッパーたちの偉大なポイントを解説!Rak
2018を振り返り 今年はPlayatuner的にも、会社的にも色々変動した年となりました。会社を運営していく上での事業形態もガラッと変わったこともあり、夏頃から記事の更新が滞ってしまったことをお詫びいたします。10月にはJ-WaveにてPlayatunerのラジオ番組「Booze House」(毎週木曜日26:00〜)が始まり、今までとは違う媒体でヒップホップについて語る機会が増えました。自分が2年前に作ったメディアがきっかけで、結果的に多くの機会に恵まれた年となりました。今まで私が記事を書いてきたようなヒップホップアーティストの活動が、前に進む糧とインスピレーションとなり、改めて自分は音楽/ヒップホップ/スケートなどの文化に救われた人だと実感した一年でした。来年も文化の当事者として、何かしらの形で貢献できると嬉しいです。2019年には週1本ぐらいのペースで記事を書くことを目標にします。
J-Wave × Playatuner 2018年10月からJ-Wave にて、Playatuner代表Kaz Skellingtonがナビゲーターを務める新番組「Booze House」が始まった。毎週木曜日26:00〜の30分間となっており、ブラックミュージックをはじめとする洋楽を掘り下げる番組となっている。 この番組ではJ-Waveとタッグを組み、番組で話した内容のリキャップをPlayatunerにて記事化している。また、番組情報を発信していくツイッターアカウントは下記となっている。 11/15「BOOZE HOUSE」vol.7 心に刺さるリリックが コアなHIPHOPファンに人気の 西海岸のラッパー、そして アンダーグラウンド・ベテラン "#EVIDENCE"にフォーカス!#radiko タイムフリーで 1週間お聴きいただきます📻https://t.co/VZDm02HdHJ#
J-Wave × Playatuner 10月からJ-Wave にて、Playatuner代表Kaz Skellingtonがナビゲーターを務める新番組「Booze House」が始まった。毎週木曜日26:00〜の30分間となっており、ブラックミュージックをはじめとする洋楽を掘り下げる番組となっている。 この番組ではJ-Waveとタッグを組み、番組で話した内容のリキャップをPlayatunerにて記事化していく予定だ。また、番組情報を発信していくツイッターアカウントは下記となっている。 10/11(THU)「BOOZE HOUSE」vol.2@playatuner 代表@KTwigz がナビゲート🎤 『#OutKast から始まる #アトランタ の分岐と台頭』 お聴きいただきありがとうございました。また来週👋#booze813 #jwave #playatuner pic.twitte
キング・オブ・ポップ だけではなく、音楽のキングと言っても過言ではないマイケル・ジャクソン。音楽業界で彼以上のレジェンドはいないであろう。楽曲からダンスまで全てがエンターテイナーとしてパーフェクトであったと感じる。彼が後世のブラックミュージック界にもたらした影響は計り知れない。 そんな彼の代表曲のうちの一つ「Smooth Criminal(スムーズ・クリミナル)」は絶大なる人気を誇る楽曲である。この曲の特徴といえば歌詞にて「Annie are you OK?(アニー、大丈夫か?)」と連呼するパートであろう。マイケル・ジャクソンファンであれば誰もが「アニーって誰?」と思った経験があるのではないだろうか?そんな「アニー」が自分のことだと主張する女性が突如出てきたことを知っているだろうか? 彼女の名はアニー(当然であるが)。彼女は自分が「Smooth Criminal」のアニーだと信じてやまない
2000年代前半にそんなエミネムとビーフ状態でありながらも、彼がレスポンスしなかったラッパーがDilated PeoplesのEvidenceである。EvidenceはPlayatunerでも取り上げている、個人的にも大好きなMCであるが、エミネムとビーフしていたという事実はあまり広くは知られていない。エミネムのファンでもあり、Evidenceのファンでもある私としては、このビーフとその後の二人のキャリアは非常に興味深い。 当時エミネムは、自分からEvidenceの名前をラップでメンションしながらも、Evidenceの反撃にはレスポンスしなかった。その事実もあり、2001年にリリースされたEvidenceの「Searching for Bobby Fischer」は知る人ぞ知るハードなディストラックとなったのだ。映画「Searching for Bobby Fischer」から名付けられた
http://newmedia.thomson.co.uk/live/vol/2/54641317640c132eda8ae5bfbc848febefd76f67/1080×608/web/AFRICACAPEVERDECAPEVERDEISLANDSSALSANTAMARIA.jpg アフリカにある美しい島国、カーボベルデ共和国 カーボベルデ共和国という国名を聞いたことがあるだろうか? 多分ほとんどの方が聞いたことがない名前だと思うが、ここで発達した音楽や文化について少し紹介したいと思う。 カーボベルデ共和国とは? カーボベルデ共和国とはアフリカの西に存在する離島が集まってできた国である。 15世紀までは無人であったとされており、発見から1975年まではポルトガル領であった。発見当初はポルトガル人の移動はそこまでなかったが、16世紀に入ると、とある歴史的出来事をきっかけにポルトガル植民地
チャンスを掴む というテーマで、今までPlayatunerではいくつかの記事を書いてきた。Mobb Deepがレーベルの外に待機してQTipに話しかけた話であったり、Fabolousがとあるラジオのフリースタイルに全力を注いだ話を紹介してきたが、このようなエピソードはいつ見てもインスピレーショナルである。 このように「カムアップ」し、軌道に乗れば安定だと思う方もいるかも知れないが、恐らく人生はカムアップの積み重ねなのだろう。それを積み重ねることにより、「スーパースター」になった例を紹介したい。タイミングを大事にし、機会を掴んだのが、今ではインターナショナル・スーパースターのWill Smith(ウィル・スミス)である。 元々はラッパーとして有名になり、その後映像スターになった彼がどのようにしてその機会を掴んだか?Will Smithの公式YouTubeチャンネルにて、そのエピソードを語った
ロンジェヴィティ という言葉に関してはPlayatunerにて頻繁に紹介している。世間で時の人になった後、数年でシーンから消えてしまうアーティストもいれば、何年経っても多くのファンに支持されているアーティストもいる。アーティストとしては、そのように何年経ってもキャリアが安定している状態が好ましい。そのようにキャリアを安定的に長続きさせるのが「ロンジェヴィティ」である。以前はE-40の「ロンジェヴィティ」に対するアドバイスを紹介した。 そんなロンジェヴィティだけではなく、「レガシー」をずっと保っているアーティストといえばNasであろう。1994年にIllmaticをリリースして依頼、彼は常にアンタッチャブルな存在としてラップ・ゲームに君臨してきた。そんな彼がビルボードのインタビューにて「レガシー/伝説を汚さない方法」について語っているので紹介をしたい。これは以前書いた「Nasが政治と自分の役
New Kaz Skellington!! 教育 についてPlayatunerでは何度も書いてきている。自分の好きなことをして生活するアーティストたちから学べる教育のヒントであったり、負のスパイラルから脱却するために自ら地域の教育に投資するアーティストについてであったり、高校のイジメ問題について等身大なラップするアーティストについてであったり、海外と日本で育ったなかで個人的に感じた教育の重要性であったり、「教育」というのは「グラインド&ハッスル」並に大きなテーマである。 以前「Tokenから考える学校のイジメ問題」という記事でも書いたことでもあるが、「子供たちの心の居場所」を作ることも教育の重要な要素である。むしろそのような「居場所」を感じることができない子供たちにとって、ヒップホップやスケートボードが「コミュニティ」となり、居場所を作ったと言っても過言ではないだろう。しかし実際に学校生活
インスピレーションのサイクル とはこの世の中で活動するにおいて非常に重要なものである。人やシチュエーションによって何にインスピレーションを受けるかは違うと思うが、自分が憧れている人からのアドバイスはアップカミングなアーティストにとってインスピレーションになるだろう。Mobb DeepもQTipとの出会いによって人生が変わったと言っても過言ではない。 そんな憧れているアーティストからのインスピレーショナルな話であるが、今回また興味深いエピソードを紹介したい。これは数日前に米国のメディア多数で話題になっていたのでご存知の方も多いかも知れないが、Commonがとある人物に10年前にボイスメッセージを残したのだ。USA Todayによると、彼はこのように語る。 Common:私は祖母に「友人の息子がラップをしているから、話してあげてほしい」と言われたんだ。だから電話してみたんだけど、彼は応答しなか
自分の音楽 をどのようにしてリリースするか?インターネットの時代には多くの候補があるだろう。YouTubeのようなサイトで動画を公開しても良し、SoundCloudのようなサイトで無料でストリーミング公開しても良し、BandCampのようなサイトで投げ銭をしても良し、Tunecoreのようなサービスで全世界に配信/販売するのも良し、ざっと考えるだけでこのような選択肢が出てくる。そんななか、実は自分の作品を「なんと呼ぶか?」というのも近年は考えるべきなのかもしれない。以前は50 Centが「ミックステープ」という手法でいかにバズを作ったか?ということを紹介した。 上記の記事を書いた後、自分の周りの人たち複数人に「ミックステープって何?」と聞かれたが、そもそも現代において「ミックステープ」というものの定義は非常に曖昧である。エッセイストでありLibrary of Americaの編集長であるG
そんなレジェンドと、そのレジェンドにとってのレジェンドが集まるとどうなるだろうか?今回合流し、何かを企んでいるのがファンクのレジェンドBootsy Collins(ブーツィー・コリンズ)とDr. Dreである。BootsyのFacebookアカウントに2人の映像が投稿されているのだが、こちらが非常に良い映像である。 Dr.Dre-Bass, Bootsy-Beats! Okay Me & Dr. Dre r teaming up for some Monstrous Funk-A-Doddle-Do-Do & P-P-Chaser's! (SHOW YR LOVE FOR THIS UNITY IN THE COMMUNITY! William "Bootsy" Collinsさんの投稿 2018年2月9日(金) Bootsy:OK!私とDr. Dreはモンスター級のファンクを作るためにチ
アルバムとアルバム の間の期間が長く空くアーティストもいれば、非常に速いペースでリリースする人もいる。以前NasとJay-Zとピカソの例をとって「作品を作るのにかかった時間」というテーマで記事を書いたが、以前は現代よりも「制作」にあてる時間が長かった傾向にあるだろう。そのため、理想のアルバムが完成せずに長年アルバムをリリースすることができないアーティストなどもいた。 昔であれば、情報やコンテンツが消費される速度がそこまで速くなかったため、「大御所」になる前に数年間表舞台から消えてもファンたちは期待をし続けていたが、現代ではどうだろうか?コンテンツが流れてくる速度が速すぎて、同じコンテンツを楽しむ寿命が短くなっているとも言われている。そのため、表舞台から消えないように、コンスタントに作品をこまめにリリースすることが必要ともされている。インターネットと技術の発達により今までにないスピードで作品
どのように毎日を乗り切って作品をリリースするか。これは全てのアーティストが違う方法を持っている。Russのように毎週曲をリリースする者もいれば、SZAのようにレーベルにハードディスクを取り上げられてやっと「完成」に向かえる者もいる。アーティストとしてのジレンマを感じる者もいれば、Jay-Zのように「あとは好きにしていいよ」というテンションで曲を完成させることができる者もいる。 アーティストは自分のなかで湧き上がってくる感情/感覚であったり、漠然とした「何か」であったりを表現することによって欲求を満たしていると言えるが、それがなかなか難しいプロセスでもある。今回は上記の記事に関連することだが、上記で紹介したSZAの「ジレンマ」を具体的に紹介したい。SZAはピッチフォークのインタビューにて、周りの声と自分の拘りについてこのように語っている。 SZA:人々に音楽が批判されたりすると、無理矢理自分
が素晴らしいラップ曲はたくさんある。今までPlayatunerでは「ストーリーとオチがあるラップ曲5選」をパート①とパート②にわけて紹介してきた。そのなかではエミネム、コモン、Immortal Technique、OutKast、Slick Rickなどの曲を紹介し、リリックの解説をした。 上記の記事で紹介したアーティストは全て素晴らしく、自分にとっては全員レジェンド級のアーティストたちである。しかしこのような記事たちを公開し、運営している上で、一つ感じたことがあった。「ストーリーが凄いラッパーは多いけど、初期〜中期エミネムの曲は他のアーティストにくらべても、特別に共感されている気がする」ということである。そして同じような反応がケンドリック・ラマーの記事でも見えてくるのだ。 単にエミネムとケンドリック・ラマーが人気というだけかもしれないが、私は「彼らに何か特別な能力」があるのではないだろう
音楽を作る上で 様々な音楽を聞くことは非常に重要である。もちろんヒップホップがブレイクを探し、繋げ、「サンプリング」をしたことによって生まれた文化でもあるということもあり、今までの名プロデューサーたちは様々なジャンルの音楽を「ディグ」したのだ。「ヒップホップ」という音楽の「サウンド面」としては、そのような要素が非常に重要になってくると感じる。そしてこれはどのジャンルにおいても言えることであろう。 もちろん人によって音楽を聞く上での「好きな曲調」というのは違う。また、「音楽において何を重要視するのか?」という点も全く違う。しかしアートと作品、そして文化の世界にどっぷりハマるとき、自分の「既に好きな範囲」から飛び出し、多くのものを楽しめるほうが今後の人生としても豊かになるというのが個人的な考えである。その楽しめるようになるために「理解しようとする能力」というものは一見簡単なものに見えるが、実は
インディペンデントに活動し 自分の表現にコミットするラッパーたちを応援するためにPlayatunerではインディペンデントな「グラインド」の事例を頻繁に紹介してきた。もちろんレーベルと「チーム」として世の中に自分に音楽を広めることも素晴らしいことであるが、自分が今あるリソースを最大限に有効活用し、試行錯誤する心意気にも美学があると私は感じている。特に近年ではインターネットの発達により、以前よりインディペンデントアーティストにとって活動がしやすい環境になった。下記の記事はまさにそのようなアーティストを応援するようなものである。 インターネットの発達により活動はしやすくなったが、それは活動が楽になったわけではない。誰でもできるプラットフォームになったからこそ、さらに露出する人の数は増え、そのなかで頭角を表さないといけないのだ。そんなインディペンデントなラッパーとして頭角を現しているのがHops
音楽制作に必要なもの と言われたら、何を思い浮かべるだろうか?もちろん人材やスキル以外にも、時間、製作環境/機材が大きな要素となってくるだろう。特に過去には機材が参入ハードルとなって、音楽製作ができなかった人も多いのではないだろうか?しかし現代は技術の発展により、そのハードルが著しく下がってきている。 その暁として特に音楽経験もないまま、SoundCloudに楽曲をアップしてバズってしまうアーティストもいる。ラップトップ、オーディオ・インターフェイス、マイクさえあればラップをレコーディングできる時代となってきているので、自然な流れであろう。しかし世の中の全員がマックブックなどを持っているわけではない。「誰でも」製作できる時代になったと言えばなったが、マックブックエアーでさえ値段的にはかなり高価なものだ。私も大学生のときにはじめて自分のラップトップを買ったが、それまでは8000円ほどの6トラ
New Kaz Skellington! アーティストのカムアップエピソード アーティストはいつどんな時に爆発的に知名度があがるかわからない。むしろ今まで全く評価されなかったものが、とあることをきっかけに評価されるようになったりもする。アーティスト自身は「同じ表現」をしていたとしても、シチュエーションによってその世間的「価値」が変わってきたりする。その変動する不確定なもののなかで、世間的な価値に「寄せる�」のではなく、自身の表現を作り続けることの重要性は度々紹介してきた。 今回は9th Wonderが投稿した一連のツイートからカニエ・ウェストのエピソードを紹介したい。カニエ・ウェストは元々「世間に認められない自信家」というキャラであったが、その彼のパーソナリティがよく現れているエピソードであり、そんなパーソナリティが彼の成功にどのように影響したかが見えてくる。 こちらは9th Wonder
インスタント・クラシック と呼ばれるアルバムが世の中には存在する。以前Futureの「一日で理解できる作品はクラシックではない」という発言を記事として紹介した。それは個人的にも同感であり、「クラシック」となる作品は何十年後、何百年後も人々のDNAに刻まれるものであると感じる。しかしリリースされた瞬間に「これはクラシックになるでしょ」と理解できるアルバムも世の中には存在すると思うのだ。近年だとケンドリックのTPABは聞いた時にそうなると感じた。 そんなインスタント・クラシックを出したアーティストはその功績を讃えられるが、実際にはそれがプレッシャーとなる場合もある。そしてそのプレッシャーが一番大きいのが「デビュー・アルバムがインスタントクラシック」であった場合であろう。次の作品たいする大きすぎる期待と、その期待に沿えなかったら世間から見放される可能性があるというプレッシャーがある。 その観点で
【代表Blog】なぜPlayatuner Tシャツを作ったのか?今までのPlayatunerと今後の方針に込められた想い Playatuner代表として活動している 渡邉航光(Kaz Skellington)です。弊マガジンを読んでいただいている方はご存知かもしれませんが、先日、実はPlayatunerのグッズ第一弾となるロゴTシャツをリリースいたしました。友人であり、今まで何度も協力してくれたIDeeez氏デザインのロゴを使用したシンプルなデザインで、白/黒S〜XXLで展開しております。ご購入いただくと無料で1枚ステッカーが封入され、10月いっぱいまでは送料無料で設定しております。法人としても個人としても、はじめての試みであり、かなり右往左往しましたが、ボディと生地を工場に見学しにいったりの試行錯誤をした結果、やっと第一弾のリリースをすることができました。(10月31日まで送料無料 &
「アーティスト」であること は想像より葛藤が多く難しいように思える。毎日楽しく葛藤せずに作品を作れている人もいれば、自分のアウトプットに納得がいかないなどの理由で葛藤する人もいる。それが「アーティスト」であるということなのかもしれない。以前はPlayatunerでは「アーティストが抱えるジレンマ」というテーマでSZAとTDEについて書いた。 今回はそのような事例をもう一つ紹介したい。ラップを表現の手法として活動していた「アーティスト」を挙げろ、と言われたら、私のなかでOutKastのAndre 3000が思い浮かぶ。彼はヒップホップというカルチャーから飛び出し、自分のアーティスティックな部分を全面的に表現することに全身全霊をかけてきた「アーティスト」である。 ・OutKastのAndre 3000とYoung Thugから見る「人と違うことをする勇気」 そんな彼の「勇気」を讃えるような記事
これはTunecoreという、誰もがiTunesやSpotifyなどで配信できるディストリビューターサービスのスクリーンショットである。彼はストリーミングと配信だけで、1億円ほどの売上があるということを示しているのだ。さらに彼は「自分の作品を自分でコントロールすることでお金が生まれる。業界に嘘をつかせるな」と語っている。 実際にいつからいつまでの期間にて、1億円ほどの売上をあげたのかは定かではないが、インディーズアーティストとしては素晴らしい功績であろう。さらに彼は自身のブランドや、もちろんライブもやっているので、全ての売上を換算するとさらに大金となるであろう。 インディーズアーティストは彼を参考にできるのでないだろうか? 彼の成功を見ていると2つのことがわかる。それが、「ローカルからの支持」と「アルバムを出していない」ということである。 1. ローカルからの支持 彼の音楽の特徴としては、
文章/インタビュー:Kaz Skellington フレッシュマンというと XXLフレッシュマンのリストを思い浮かべる人が多いだろう。毎年選出されるリストは賛否両論ではあるが、その年のヒップホップシーンのカラーを表す風物詩的な立ち位置になっており、ヒップホップファンであれば毎年チェックする一大イベントとなっている。Playatunerでも2017年のフレッシュマンを選出しており、アメリカだけではなく日本の音楽ファンの間でも盛り上がる企画である。 もしそんなヒップホップシーンの「等身大」を伝えるフレッシュマンリストが日本にあったら、どのようなリストになるのだろうか?そんな疑問にたいして、「Manhattan Records」が一つの答えを提示している。この度、次世代ラッパーをマンハッタンレコード的にチョイスしたミックス・コンピレーション「Freshman」を11月1日にリリースすることが発表
Writer: 渡邉航光(Kaz Skellington) FUNKという音楽ジャンルを知っていますか? Playatunerを読んでいるということはおそらくファンク/ヒップホップが好きな方が多いのでないかと思う。しかし一般的には、頻繁に言葉を耳にする機会があったとしても実はどのようなジャンルなのか知らない方が結構多いのではないだろうか?下記の動画がファンクの歴史を簡単にブレイクダウンしてくれているのでかなりオススメだ。(英語なので大体の要約を解説します) “ファンクは心境であり、反乱の音であり、そして黒人であることを祝う音楽だ” このような60年代の公民権運動や黒人に対する差別などの社会的背景、抑圧があったからこそ出てきた「音楽による魂の叫び」がファンクである。60年代に行われた数々の公民権運動により公民権法ができた。しかし黒人や有色人種に対する差別や不平等はすぐには無くならなかったので
ヒップホップ史上に残るコラボ というフレーズを聞いたとき、どのコラボを思い浮かべるだろうか?もちろんヒップホップアーティスト同士のコラボも素晴らしいが、ヒップホップが他のジャンルのファンにも広く知られるようになったコラボはまさに「歴史の残る」コラボであろう。そのように考えるとPublic EnemyとAnthraxの「Bring The Noise」やLinkin ParkとJay-Zのコラボも歴史に残るコラボである。 しかしそんな数あるクロスオーバーコラボのなかでも、最もインパクトがあったのはRun-DMCとエアロスミスの「Walk This Way」であろう。この曲は元々1975年にエアロスミスがリリースした曲であるが、1986年にRun-DMCがカバーをし、Steven TylerとギタリストJoe Perry本人も参加をした。 MVも含めフェノメナルであった楽曲であるが、当初Jam
水面下で帝国を築くアーティスト という記事を先日書いたのを読んで頂けただろうか?その記事では、「気がついたら水面下でめっちゃ売れていた」というアーティストたちを紹介し、インターネット時代の「成功の新しい形」について書いた。この特徴としては、自分でほとんどの作業をし、コンスタントにネットにて作品を公開するアーティストたちが多かった。こちらの記事は下記で読むことができる。 その事例として私が最も気になっていたのがBlackbear(ブラックベア)というアーティストである。彼の水面下での売れっぷりは半端なく(2017年の売上見込みは6億円以上!)、正直メジャーアーティストよりも稼いでるのではないか?と感じる。そんな彼の7月19日に国内盤が発売される最新作「Digital Druglord」のライナー・ノーツを書かせて頂く機会があったのだが、そちらを元にBlackbearの「成功」をもっと詳しく紹
Funkベーシスト と言ったらLarry Grahamを思い浮かべる人も多いと思うが、やはりBootsy Collins(ブーツィー・コリンズ)の功績は計り知れないだろう。ジェームス・ブラウンとThe JB’sのベーシストとしてキャリアをスタートし、ParliamentとFunkadelicのベーシストとしてファンクベースの第一人者となった。 以前書いた「Bootsy Collinsが教えるファンクの作り方」という記事と少し内容が被るが、そんな彼が「ファンク」について語っている動画が面白いので紹介したい。 Bootsy:ファンクは命のリズムなんだよ。シンプルで誰もがノれるものなんだ。①..2..3..4の①に全てのアクセントを持ってくれば、その間は何を弾いてもいいし、ノッてる人々がその①に戻ってこれるんだ。俺はその手法をジェームス・ブラウンから教わったんだ。 ジェームス・ブラウンはよく俺に
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