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『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』(13)、『心が叫びたがってるんだ。』(15)、『空の青さを知る人よ』(19)を手掛けた長井龍雪監督、脚本家の岡田麿里、キャラクターデザイン・総作画監督の田中将賀の3人が贈るオリジナル長編アニメーション最新作『ふれる。』(公開中)。 【写真を見る】「永瀬さんの繊細な声が、いい意味で想定外だった」映画『ふれる。』脚本家の岡田麿里が語る制作秘話[c]2024 FURERU PROJECT 同じ島で育った幼馴染、秋(声:永瀬廉)と諒(声:坂東龍汰)と優太(声:前田拳太郎)。東京・高田馬場で共同生活を始めた3人は20歳になった現在でも親友同士。島から連れてきた不思議な生き物“ふれる”が持つテレパシーにも似た力で、趣味も性格も違う彼らを結び付けていた。お互いの身体に触れ合えば心の声が聴こえてくるという、誰にも知られていない3人だけの秘密。しかし、ある事件が
『Cloud クラウド』の公開を記念して、黒沢監督にとことん語りまくってもらうインタビュー連載を展開中。第4回は、黒沢監督の「源流・原点」をテーマに、映画評論家の轟夕起夫がインタビュー。映画との付き合い方や、再構築したい“映画の文法”、師・蓮實重彦による理論の解釈まで語ってもらった。 「生活を変えたい」という想いから、世間から忌み嫌われる“転売ヤー”を副業として、日々まじめに働く主人公の吉井(菅田)。ある日、勤務するクリーニング工場を辞職した吉井は、郊外の湖畔に事務所兼自宅を借り、恋人である秋子(古川琴音)との新たな生活をスタートする。転売業を軌道に乗せていく吉井だったが、彼の知らない間にバラまいた憎悪の粒はネット社会の闇を吸収し成長。“集団狂気”へとエスカレートしてしまう。前半は冷徹な「サスペンス」、後半は1990年代の黒沢監督作品を彷彿とさせる「ガンアクション」と、劇中でジャンルを転換
『Cloud クラウド』黒沢清が語る、”ジャンル映画”と添い遂げる覚悟。“作家”ではなく“職人”であると自認する、その理由【宇野維正の「映画のことは監督に訊け」】 全編フランスロケでの『蛇の道』(98)のセルフリメイク、観る者を恐怖で凍りつかせる中編作品『Chime』(公開中)、そして主演に菅田将暉を迎えた『Cloud クラウド』(公開中)。新作の公開が続いた2024年は、その量においても、質においても、そしてなによりも「ジャンル映画への回帰」という意味においても、1990年代後半から2000年代前半までの傑作連発期以来となる「黒沢清の年」となった。もっとも、来年のアカデミー賞国際長編映画賞の日本代表作品として『Cloud クラウド』が選出されたことが象徴しているように、20数年前の日本映画界で黒沢清が立っていた場所と、現在の日本映画界で黒沢清が立っている場所は違う――いや、「本当に違うの
映画TOP 映画ニュース・読みもの 洋画興行の危機、ファンダムビジネスの最大化…日本の映画興行の”健全さ”はどこに向かう?【宇野維正「映画興行分析」刊行記念対談】 映画ジャーナリストの宇野維正氏による著書「映画興行分析」が、7月3日に発売された。2015年から毎週連載してきた「映画興行分析」の約400本におよぶ記事を再編集し、まとめた大著だ。帯には『君の名は。』から『オッペンハイマー』まで、とある。だが、宇野が「一世代も経たない間にここまではっきりと洋高邦低から邦高洋低へとひっくり返ったジャンルは他にないだろう」と触れているとおり、ハリウッド映画から日本の、しかもアニメ―ション映画が実質的に国内の映画産業を支えるようになった10年だったと言える。 筆者は、「ハリウッド映画の終焉」刊行時、それからコロナ禍まっただ中に刊行された共著「2010s」でも、1万字を超えるロングインタビューを行ってき
6月28日から6月30日までの全国映画動員ランキングが発表。やなせたかし原作の国民的アニメ「それいけ!アンパンマン」の劇場版第35作となる映画『それいけ!アンパンマン ばいきんまんとえほんのルルン』(公開中)が初登場でNo. 1を獲得。「それいけ!アンパンマン」の劇場版が動員ランキングで首位に立つのは、35年の歴史で初めてのこととなる。 絵本の世界でアンパンマンとばいきんまんが協力!シリーズNo. 1を狙える好発進 1989年の映画第1作公開から35年。いまなお愛され続ける国民的アニメ[c]やなせたかし/フレーベル館・TMS・NTV [c]やなせたかし/アンパンマン製作委員会 2024 初日から3日間で動員13万7000人、興収1億7200万円を記録した映画『それいけ!アンパンマン ばいきんまんとえほんのルルン』。この成績は、昨年公開され最終興収5億2000万円を記録した『それいけ!アンパ
「チェンソーマン」で知られる藤本タツキの同名漫画を、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』(09)、『風立ちぬ』(13)などに主要スタッフとして携わった押山清高が監督、脚本、キャラクターデザインを務め劇場アニメ化した『ルックバック』(公開中)。学年新聞で4コマ漫画を連載し、クラスでもてはやされている小学4年生の藤野(河合優実)は、学年新聞に掲載された不登校の同級生、京本(吉田美月喜)の4コマ漫画の画力の高さに衝撃を受ける。そこから画力を上げるためすべてを投げうって絵を描き続ける藤野だったが、京本との差は埋まることはなく、やがて漫画を描くことを諦めてしまう…。しかし卒業の日、卒業証書を届けに行った藤野は、そこで京本から「ずっとファンだった」と告げられる。 今回、TBSラジオ「ジェーン・スー 生活は踊る」のお悩み相談コーナーへの投稿をきっかけに、あらゆるエンタテインメントに対する羨望にも似た “悔し
2021年、コミック配信サイト「少年ジャンプ+」で公開されるやいなや、SNSを中心に瞬く間に話題となった藤本タツキの長編読切漫画「ルックバック」。一般の読者のみならず、著名な漫画家やクリエイターからも評価を集めた本作が、アニメーション作品としてスクリーンで公開となった。制作担当スタジオの代表であり、監督も務める押山清高に、本作との出会いをはじめクリエイターとして共感する点や、アニメ化にあたりどのような点に心血を注いだのかなど、劇場版『ルックバック』への思いを聞いた。 天狗の鼻を折られる経験は、誰にでもある“通過儀礼” 「ルックバック」は、学年新聞で4コマ漫画を連載し「漫画家になれる」と周りから称賛を受けている小学4年生の少女、藤野(声:河合優実)と、同い年で不登校児の京本(声:吉田美月喜)の2人が、ひたむきに漫画を描き続けていく物語だ。当時、「ルックバック」が話題になっていることを知り、す
観客の度肝を抜く濱口竜介監督『悪は存在しない』。映像とせめぎあう言葉の精度と響き、その圧倒的おもしろさ【宇野維正の「映画のことは監督に訊け」】 濱口竜介監督の新作『悪は存在しない』について語る上で、まず手続き的に触れなくてはいけないのはその特異な作品の成り立ちだ。本作はまず、『ドライブ・マイ・カー』(21)の音楽を手がけた石橋英子から、ライブ用の映像を制作してほしいという依頼から始まった。それは石橋英子の即興演奏と濱口竜介の映像が織りなす『GIFT』という作品に結実し、それと平行してその映像制作のために撮影された素材を映画館で上映される劇映画として構成していったのが本作『悪は存在しない』である。 『悪は存在しない』は石橋英子からのオファーで始まったプロジェクト[c]2023 NEOPA / Fictive というと、毎回舞台の上で醸成される一回きりの体験となる『GIFT』と、映画という再生
映画TOP 映画ニュース・読みもの ストレンヂア 無皇刃譚 虚淵玄「『鬼滅の刃』や『ゴールデンカムイ』は、僕のなかの”時代劇観”からは出てこない」會川昇と語り合った、時代劇アニメの未来 新潟市で開催中の第2回新潟国際アニメーション映画祭。3月19日にはシネ・ウィンドでオールナイト部門の「時代劇アニメの魅力、ファンタジー全盛期のいま作られるべきものとは?」と題したトークショーが行われ、會川昇が登壇。来場予定だった虚淵玄は体調不良により、リモートで出席し、時代劇アニメにも関わったことのある脚本家の2人がその魅力を語り合った。 同映画祭のオールナイト部門では、根強いファンが多い時代劇をフィーチャー。薮下泰司監督の『少年猿飛佐助』(59)をはじめ、『劇場版 戦国奇譚妖刀伝』(89)、「機構奇傳ヒヲウ戦記(第21話)」、『ストレンヂア 無皇刃譚』(07)の4作品の上映の前に、會川と虚淵によるトークシ
映画TOP 映画ニュース・読みもの ガールズ&パンツァー 最終章 第4話 『ガルパン最終章』第4話4D上映スタートに渕上舞&生天目仁美ら大興奮「最初のシーンでああー!って叫んだ」「4Dがこんなに合う映画もない」 『ガールズ&パンツァー 最終章 第4話』(公開中)の4D上映を記念した舞台挨拶が11月23日にグランドシネマサンシャイン池袋で開催され、渕上舞(西住みほ役)、生天目仁美(逸見エリカ役)、仙台エリ(赤星小梅役)、葉山いくみ(小島エミ役)、植田佳奈(河嶋桃役/MC)が登壇した。 本作は、2012年のテレビシリーズ放送以来、OVAや劇場版などの展開を続ける「ガールズ&パンツァー」シリーズの最新作。冬季無限軌道杯準決勝に進出した大洗女子学園が、要のあんこうチームを序盤で失い、かつてないピンチに陥るさまを描く。MCも務めた植田が「ジェットコースター体験、いかがでしたか?」と4D上映を楽しんだ
日本が世界に誇る怪獣映画の金字塔「ゴジラ」シリーズ。2024年に迎える記念すべき70周年に先駆け、『シン・ゴジラ』(16)以来7年ぶりに日本国内で実写作品として制作された『ゴジラ-1.0』が公開中だ。「ALWAYS 三丁目の夕日」シリーズなどで知られるヒットメイカー、山崎貴監督がメガホンをとった本作は、戦後のすべてを失った日本にゴジラが襲来し、絶望的な状況のなか、生きるために立ち向かう人々の姿を描きだす。 MOVIE WALKER PRESSではこのたび、主人公の敷島浩一役を演じた神木隆之介と、ヒロインの大石典子役を演じた浜辺美波を直撃!苦悩を抱えながら戦争から生還した敷島は、自分と同じように家族を失った典子と出会い、共に暮らし始める。先日まで放送されていたNHKの連続テレビ小説「らんまん」での共演も記憶に新しい2人は、どのような想いで国民的映画シリーズに挑んだのか。抜群のコンビネーション
2023年の坂元裕二。第76回カンヌ国際映画祭で脚本賞を受賞した『怪物』に続いて発表される新作は、吉沢亮&宮崎あおい主演のNetflix長編オリジナル映画『クレイジークルーズ』(11月16日配信)となる。本作は坂元裕二にとって初めてNetflixと組んだ作品であり、その後の5年間に及ぶNetflixとの新作独占配信契約も大いに注目を集めている。 Netflix映画『クレイジークルーズ』は11月16日(木)より配信 史上最大級の豪華クルーズ船の航海中に起こった殺人事件を巡るミステリーを軸に展開される『クレイジークルーズ』は、坂元裕二にとって久々となるラブストーリーの要素も満載。その製作規模、そして大人向けの洒落たロマンティックコメディというジャンル、いずれも現在の地上波の連続ドラマではなかなか実現が困難な企画であることは言うまでもないだろう。2010年代初頭から現在にいたるまで、日本で最も「
映画TOP 映画ニュース・読みもの 駒田蒸留所へようこそ アニメ制作現場のリアルを描いた「SHIROBAKO」で再確認!『駒田蒸留所へようこそ』につながる“お仕事シリーズ”の魅力 温泉旅館を舞台にしたテレビアニメ「花咲くいろは」をはじめ、「SHIROBAKO」や「サクラクエスト」「白い砂のアクアトープ」など、“お仕事シリーズ”と呼ばれる作品を手掛けてきたアニメ制作会社P.A.WORKS。2023年11月にはお仕事シリーズ最新作となる長編アニメーション『駒田蒸留所へようこそ』が全国の劇場で公開された。P.A.WORKSが描いてきた「お仕事もの」作品はいずれも高い評価を得ている良作ぞろいだが、今回は劇場版も制作された人気作「SHIROBAKO」を取り上げながら、シリーズの魅力について掘り下げてみたい。 P.A.WORKSが贈るお仕事シリーズの最新作『駒田蒸留所へようこそ』[c]2023 KOM
『シン・ゴジラ』(16)で総監督を務め、『シン・ウルトラマン』(21)で企画と脚本を担当した庵野秀明がメガホンをとる『シン・仮面ライダー』が3月より公開となる。すでに熱視線を浴びている本作だが、池松壮亮ら主要キャストの情報や概要以外は、いまだベールに包まれている。気になる追加情報を入手すべくMOVIE WALKER PRESSが目をつけたのが、過去には「鬼滅の刃」や「ヱヴァンゲリヲン」などでもコラボしていた、カルビー株式会社が発売するカード付ポテトチップス、「シン・仮面ライダーチップス」だ。本商品1袋につき2枚付属するというカードから、なにかヒントが得られるのでは? そこで2月6日発売初日、編集部員10人は、大人買いしたい欲求をグッとおさえ、買い占めに配慮し自宅最寄りのコンビニで1人1袋ずつ「シン・仮面ライダーチップス」をゲット。開封してみると…なんと新キャストが写るレアなスチールもお目見
映画TOP 映画ニュース・読みもの かがみの孤城 原恵一と辻村深月が語り合う、藤子・F・不二雄から学んだ“ファンタジーと日常”「ものづくりはバトンリレー」 2018年本屋大賞を史上最多得票数で受賞した辻村深月のベストセラー小説を、『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲』(01)や『カラフル』(10)の原恵一監督が劇場アニメ化した『かがみの孤城』(公開中)。“鏡の中の城”に迷い込んだ少女の成長を描くファンタジーミステリーであると同時に、“自分の居場所探し”をリアルかつ繊細な心理描写と共に描き、子どもから大人まで幅広い世代の胸を打つ感動作として完成した。日常を軸としたファンタジーを得意とする原と辻村が、藤子・F・不二雄から受けた影響や、お互いに寄せるシンパシーを明かした。 「原さんがチーフディレクターをされていた『エスパー魔美』が大好きなんです」(辻村) 原恵一監督が、辻村深
映画TOP 映画ニュース・読みもの アバター:ウェイ・オブ・ウォーター 「キャメロン監督が『攻殻機動隊』で真っ先に褒めてくれたのも水のシーンだった」『アバター』最新作を観た押井守監督が明かした秘話 2009年に公開され、3D映像革命を巻き起こし、いまだ世界興行収入の歴代1位に君臨するジェームズ・キャメロン監督の『アバター』(09)。その13年ぶりとなる続編『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』が現在公開中だ。神秘の星パンドラを舞台に、先住民ナヴィとして生きることを選び、アバターとなった元海兵隊員のジェイク(サム・ワーシントン)と、彼と結ばれたナヴィのネイティリ(ゾーイ・サルダナ)、そして2人の子どもたちが、再び人類の侵略に晒され、新たな戦いに巻き込まれていく様を描きだす。MOVIE WALKER PRESSで9月に前作『アバター』とキャメロン監督について話を聞いた映画監督の押井守が、満を持
10月21日よりNetflixリミテッドシリーズとして全世界190の国と地域へ配信中の「ONI ~ 神々山のおなり」。日本の民話を思わせる神さまや妖怪たちの世界を舞台に、理想と現実の間で揺らぐ少女おなりの成長と親子の絆を描く。監督を務めたのは、ピクサーで経験を積み、2014年7月にアニメーションスタジオのトンコハウスを設立した堤大介だ。 「ONI ~ 神々山のおなり」より[c] 2022 Netflix 短編アニメーション『ダム・キーパー』(14)がアカデミー賞にノミネートされてから7年、初の長編アニメーションと呼べる本作で堤監督がパートナーに選んだのは、脚本家の岡田麿里だった。同世代にして気が合う2人に、MOVIE WALKER PRESSが独占インタビュー。馴れ初めから、「聞かれないと報われないほど苦労した」というシーンまでを語ってくれた。 「模型を見た時『この作品、やるかも』って気が
『ゲット・アウト』(17)、『アス』(19)でホラージャンルの新たな領域に踏み込み、世界中を驚愕させた鬼才ジョーダン・ピール監督。彼が3年ぶりに手掛けた『NOPE/ノープ』(公開中)は、SFであり、スリラーであり、突き抜けたエンタテインメント映画でありながら幾つもの社会的な問題的を投げかける、まさにピール監督の真骨頂と呼ぶべき意欲作だ。 SFか、スリラーか…。ジャンル映画の常識をまたひとつ塗り替える意欲作[c] 2022 UNIVERSAL STUDIOS. All Rights Reserved. 「私の映画は、まず私自身が恐怖するものから始まります。それは消化不可能なトラウマに対する、一種のセラピーのようなものです」と語るピール監督が本作で目指したのは、王道のメジャー級大作映画だったという。とりわけ大きな影響を受けた作品として挙げられたのは、スティーヴン・スピルバーグ監督の『未知との遭
2014年に放送されたテレビシリーズ全26話を、全5部作の劇場版として再構築した『Gのレコンギスタ』。富野由悠季総監督が監督業50年の集大成として、大幅にブラッシュアップを行った第4部「激闘に叫ぶ愛」(公開中)と第5部「死線を越えて」(公開中)が連続公開され、8年間にわたるシリーズがついに完結を迎えた。 MOVIE WALKER PRESSでは、Twitterにてユーザーから質問を募り、富野監督ご本人に答えてもらう“AMA”(=Ask Me Anythingの略。ネットスラング風に言うと「〇〇だけど、なにか質問ある?」といった意味)を実施。『G-レコ』の制作秘話はもちろん、富野監督がこれまで描いてきたテーマへの想いや、プライベートが垣間見える話までたっぷりとお届けする。 「テレビアニメが映画化される場合、ストーリーをテレビと完全に別物にしたり、外伝的な話になる場合が多々ありますが、富野監督
企画&脚本を庵野秀明、監督を樋口真嗣が務める映画『シン・ウルトラマン』(公開中)。主題歌は米津玄師が担当し、唯一無二の世界観を表現し続けている3人のクリエイターたちが集った。いまや日本の音楽業界をけん引する存在となった米津が、「ずっと作品をつくり続けている巨大な存在」と評した庵野と樋口監督と共に本作に携われた喜びや、『シン・ウルトラマン』からもらった力。そして庵野の“作品至上主義”への共鳴を明かした。 「何十年と時を経てウルトラマンと再会をした」【写真を見る】米津玄師自身が描きおろした「M八七」のジャケットイラスト。凛とした姿が美しいウルトラマンIllustration by 米津玄師 [c]2022「シン・ウルトラマン」製作委員会 [c]円谷プロ [c]REISSUE RECORDS 自身も「ウルトラマン」シリーズのファンであることを公言している庵野が、「ウルトラマン」の企画、発想の原点
1966年の「ウルトラマン」放映以来、ワールドワイドな人気を誇るウルトラマン。55年以上にわたってシリーズが続く、日本を代表するキャラクターを新たな視点で映画化した『シン・ウルトラマン』が公開中だ。樋口真嗣監督、庵野秀明企画、脚本による本作に出演した長澤まさみと早見あかりが演じたのが、禍威獣(カイジュウ)に対処するため組織された禍特対(カトクタイ)のメンバー。知力や分析力で巨大な脅威に挑む知性派ながら、どこか“普通じゃない”パーソナルな持ち味が魅力で、彼らのチームワークも本作の見どころになっている。自身の役を「好奇心旺盛でとにかく前向き」(長澤)、「頭がよすぎてクセが強い人」(早見)と分析する2人が、ウルトラマンとの出会いから映画の舞台裏、完成した映画を観た時の衝撃まで、気のおけない関係性がうかがえるくだけた雰囲気のなか、たっぷり語ってくれた。 【写真を見る】もはや芸術!長澤まさみ、早見あ
日本の最強クリエイターが集結したオリジナルアニメ『バブル』(公開中)。テレビアニメ「進撃の巨人」や「甲鉄城のカバネリ」を手掛けた荒木哲郎監督とWIT STUDIOが制作を担い、「魔法少女まどか☆マギカ」の虚淵玄が脚本、「DEATH NOTE」や「プラチナエンド」の小畑健がキャラクターデザイン原案、前述したWIT STUDIO作品や『プロメア』(19)の澤野弘之が音楽を務める大型作品だ。 本作で描かれるのは、生まれつき特殊な聴覚を持つがゆえに他人とのコミュニケーションをあまり得意としない少年ヒビキ(声:志尊淳)と謎の少女、ウタ(声:りりあ。)が出会ったことにより、世界を揺るがす出来事へと発展していく物語。このストーリー構成はまさに、“セカイ系”と呼ばれるジャンルに通ずるのだ。今回はそんな“セカイ系”にスポットを当て、5つのアニメ作品を紹介していく。 ※「セカイ系」という言葉の定義は曖昧で正解
ロシアによる、ウクライナへの軍事侵攻が続いている。そのあまりに無惨な光景に心を痛めている人が多いなか、一本の映画が注目を集めている。1970年公開の『ひまわり』だ。 海岸で出会ったアントニオとジョバンナは瞬く間に恋に落ちる(『ひまわり』)写真:EVERETT/アフロ ひまわりは、ウクライナの国花。ひまわりの花の黄色も、ウクライナの国旗の2色のうちの1色である。軍事侵攻が始まったころ、こんなニュースも流れていた。ロシア兵と対峙したウクライナの女性が「あなたが命を落とした時に、その場所から花が咲いてほしい。だから、ひまわりの種をポケットに入れなさい」と言い放ったという…。それほどまでに、ひまわりはウクライナの象徴なのである。 戦争に翻弄される市井の人の悲劇を描く『ひまわり』 カンヌ国際映画祭の最高賞パルムドールやアカデミー賞外国語映画賞(現・国際長編映画賞)の受賞経験があるイタリアの巨匠、ヴィ
ミュージカルからアプリゲームまで様々なかたちでメディアミックス展開がされてきた「少女☆歌劇 レヴュースタァライト」。2018年に放送されたテレビアニメシリーズと劇場版総集編を経て製作された、完全新作『劇場版 少女☆歌劇 レヴュースタァライト』は2021年6月に公開されて以来、アニメファンはもちろんコアな映画ファンにも大きな反響を集め、年末に発売されたBlu-rayは好調なセールスを記録している。 発売中のBlu-rayは、メインキャスト9人が勢ぞろいした特典ディスクや新曲収録のCDなどファン垂涎の仕様![c]Project Revue Starlight MOVIE WALKER PRESSではこの発売にあわせ、本作のメガホンをとった古川知宏監督にインタビューを敢行。いわゆる“劇場版”ではなく一本の“映画”として本作を制作した理由を尋ねていくなかで、古川監督自身が影響を受けた作品や映画人た
映画TOP 映画ニュース・読みもの 劇場版 アーヤと魔女 宮崎吾朗監督、父からの賛辞に照れ「本当かな?」『劇場版 アーヤと魔女』に込めたチャレンジとジブリらしさ スタジオジブリ初のフル3DCGアニメーション作品となる『劇場版 アーヤと魔女』(8月27日公開)が、スクリーンに登場。これまでのジブリヒロインとは趣を異にする、したたかで元気いっぱいの10歳の少女、アーヤが魔女を相手に大奮闘を繰り広げる。宮崎吾朗監督が新たなチャレンジをしながら完成させた作品は、監督の父であり、本作の企画も務めた宮崎駿が「本当に手放しで褒めたい」と大絶賛。宮崎吾朗監督は「本当かな?」と賛辞に照れ笑いを浮かべながら、「やっと一人前になったと見てくれたのかもしれない」と喜びを口にする。本作に込めたジブリらしさ。そしてキャラクターデザインを担った近藤勝也とフル3DCGの相性の良さなど、吾朗監督が『劇場版 アーヤと魔女』へ
『機動戦士ガンダム』の原作者である富野由悠季が総監督、脚本を務めたテレビアニメ『ガンダム Gのレコンギスタ』を再編集、新規カットを追加し、全5部作で展開予定の第3部、劇場版『Gのレコンギスタ III』「宇宙からの遺産」が現在公開中。さらに、映画『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』が興行収入20億円突破の大ヒットを記録するなど、この夏の映画館は『機動戦士ガンダム』から生まれた2作品が大きな話題に。 ベルリが搭乗するG-セルフ(「宇宙からの遺産」)[c]創通・サンライズ そこで今回、この2作品に携わるサンライズのプロデューサー、小形尚弘と旭プロダクションに所属する撮影監督の脇顕太朗のスペシャル対談を実施。アニメーションの仕上がりを左右するパートである「撮影」について、それぞれ違った立場で両作に携わる富野監督のこだわりや作品の魅力を聞いた。 「撮影によって、映像の完成度が全然変わってきます」(
映画TOP 映画ニュース・読みもの シン・エヴァンゲリオン劇場版 「役者人生を終えても、いいと思えた」三石琴乃と山口由里子が振り返る、庵野秀明とミサト、リツコとの25年 「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」シリーズが、『シン・エヴァンゲリオン劇場版』(公開中)でついにフィナーレを迎えた。それぞれの運命と対峙する14歳だけでなく、大人たちの繰り広げるドラマも本シリーズの大きな見どころ。なかでも葛城ミサトと赤木リツコという、信頼で結ばれた2人の友情に胸を熱くした人も多いはずだ。そこでテレビシリーズ「新世紀エヴァンゲリオン」の放送開始から25年以上にわたって、ミサト、リツコを演じ続けてきた声優の三石琴乃と山口由里子を直撃。 「『エヴァ』の収録現場は戦いのよう」と声を揃えつつ、ミサト&リツコのように支え合い、励まし合って乗り越えてきたという彼女たち。まさに“戦友”となった2人が築いた絆。そしてそばで見て感
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズの最新作にして完結編となる『シン・エヴァンゲリオン劇場版』が、ついに公開となった。2007年から『:序』、『:破』(09)、『:Q』(12)と続いた物語が、ついに終わった――。その衝撃と感動に震えた人も多いことだろう。 「庵野さん、卒業おめでとう」と、“誰も知らない結末”へと到達した庵野秀明総監督を祝福するのは、テレビシリーズ「新世紀エヴァンゲリオン」の放送開始から、主人公の碇シンジを25年にわたって演じてきた声優の緒方恵美。ひとつのピリオドが打たれたいま、緒方が運と縁、選択によって導かれたシンジとの出会い。庵野総監督やシンジと過ごした25年を語った。 ※本記事は、作品の展開に関する記述を含みます。未見の方はご注意ください。 「庵野さんに『寂しくても仕方ない。終わるの』と言われました」 ついに公開となった『シン・エヴァンゲリオン劇場版』が大ヒットを記録し
南沙良、ミニシアターを巡る 女優、南沙良がミニシアターを訪ね、その魅力をお伝えします!「DVD&動画配信でーた」で好評連載中の「南沙良、ミニシアターを巡る 彗星のごとく現れる予期せぬトキメキに自由を奪われたいっ」がMOVIE WALKER PRESSでも読めちゃいます。
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