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大谷翔平
rieron.hatenablog.com
社会福祉の勉強をした人は、必ず習うと思うのだけれど、アメリカのバイスティックという人が定義した相談援助技術の基本、対人援助職の行動規範である「バイスティックの7原則」というあまりにも有名な大原則があります。 この映画を観ながら、ひとつひとつの原則が次々と頭をめぐりました。 学問として習った7原則を通して、実際に現場で援助者、介護者である自分がクライエントである認知症高齢者やそのファミリーとどのように接するべきなのか、などをいろいろ考えました。 若いころに帰っていく高齢者、一番輝いていた時の思い出に帰るわけではないけれど、そこに出てくる人々は、その高齢者にとって、生きているうちに関係性を考えなければならない人であったり、そのひとたちとかなえられなかったことを妄想の中ででもかなえたり、要するに、このまま死ぬわけにはいかないさまざまなことが、高齢者の妄想をはじめとする周辺症状にあらわれるのではな
まぁ、ご存じかと思いますが、私にはそれぞれ2学年違いの三人の娘がいます。 それぞれ、怖ろしいほど個性的ですし、私と夫のイヤなところをこれでもか、と言うくらい受け継いでいます。 ご多分にもれず、ありとあらゆるいろんなことに翻弄されてき続けてきた20年間の子育ては、まだいろいろ悩みに変化を持たせながら継続中です。 そんな中で、現在、4年間続いた「受験生のいる夏」の4年目を迎えて、二女が大学受験に挑んでいます。 今までの3年間、ひたすら叱咤激励の日々を送って、「全力を尽くして」「もうちょっと努力してもう一歩前へ」みたいなことをひたすら言い続けてきました。 それが、受験生の親のあるべき姿、とも思ってましたし、それぞれの娘がもう一ランク上に行くにはどのくらいの努力が必要で、その子にそれが可能かどうか、ということはきちんと見定めていたから そういうスタンスになんの迷いもなかったわけなんです。 ただ、今
寿命とはいえ、飼っていたおノラのコクワガタや3代目のアメリカザリガニが死んでしまい、あとは、いるかいないかよくわからないニホントカゲ2匹と19歳の老猫1匹。 娘らも奥さんもとっても冷たい。 遅れてきた「生き物好き少年」は俄かに寂しくなってしまったのかもしれない。 空になった飼育ケースを埋めるべく、新しい生き物を探す。 「アメリカザリガニだ、アメリカザリガニを獲ってこよう」 「どーぞー」 「お前が獲らなくて誰が獲るのさ!」 「え〜っめんどくさい」と言いつつ早2ヶ月。 水槽にはメキシコサラマンダー(通称:ウーパールーパー)2匹が住みつき、いいかなぁと思っていたが、やはりアメリカザリガニは特別なのか。 ツレを気分転換に外に連れ出したく、梅雨空の合間を縫って秘密の人工池にアメリカザリガニを捕獲しにでかけた。 ウチのそばのハイキングコースからその池にでかける訳なんだけど、長いこと行かないうちに すっ
謹啓 アタクシ、このたび、図書館業界から足を洗いました。 勤務していた大学図書館において、アタシをはじめとするスタッフがほとんど総入れ替えに至るまでのさまざまな事柄については、聞くところによると業界の噂にもなってるらしいですが、おおむね、うわさは合ってます。 対利用者、対大学、対直接指揮命令者、対パートナー会社。 要するに、どちらを向いて仕事をしていけばいいのかわからなくなってしまった、というのが一緒に退職した仲間の辞職理由の根底に共通するものだと思います。 詳しいことはお約束により書けませんが、この業界を巡る派遣とか業務委託とか非正規雇用とか正規職員以外の働き方のシステムは、ここらへんできちんと考えないと、ありとあらゆるひずみが極限まできている気がしています。 アタシ自身は、つぎつぎに辞めていく仲間の仕事を、やっと入ってきた新人に的確に移譲するまでの間、自分自身の仕事にプラスしてしなけれ
実は、今日は父の3回目の命日。いわゆる3回忌である。 ただ、アタシらはアタシらなりの命日と供養の仕方をみんなで決めて、ことさら法要を営むことはない。 それも、人の死は流れの一つ、父のことを思い出すのが供養、と思ってるからだ。 だから、アタシなりにちょっとあの日のことを思いだしたい。 あの日、父は1週間の救急救命センターぐらしの末、かなりあっけなく逝ってしまった。 もちろん、ちょっと危ないと思う、との医師からの説明で義母もアタシも妹も孫たちも集まってはいたが、臨終に立ち会えたのは2〜3人だけだった。 階下の家族控室に呼びに行った人も間に合わないくらい、その死はあっけなく「ちょっちょっと待って!」と叔母は叫んだほどだ。 一番ドライなすぐ下の妹は父が倒れて救急救命センターに運び込まれた時、医師の説明を聞き、一番客観的に「つまり、もう意識は戻らない、脳死と理解していいわけですね。あとは心臓がいつま
昨晩、アタシは「不良司書のなりゆき日記」というブログを書かれているhatekupoさんからTwitterのダイレクトメッセージをいただきました。 これからの司書はスペシャリストの看板を捨てる覚悟がないとダメかもわからんね… - 匪図書館員hatekupoの「貸出しバカ一代」にコメントを書いて下さった常勤の方がいる、できれば委託の立場から意見を述べよ。という依頼でした。 で、気軽にOK!とか言って、いただいたコメントについて。スペシャリストとして、職員問題として… - 匪図書館員hatekupoの「貸出しバカ一代」のコメント欄に書き始めたら、あらら、長文!ということなので、改めて駄文ではありますが、エントリを起こすことにしました。 ちょうど「みんなの図書館」2010年3月号に載っていた『シナリオ「図書館委託したらどうなるの?」―笑いを取りつつ、委託の本質を見事にとらえています! 真木美紗緒』
秋学期が始まって、図書館内の担当も少しずつ変わってきてます。 他にもする仕事が多いので、新着チェックも人に任せることが増え、 なかなか、楽しい図書に出会えませんが、何冊かご紹介 ウチの大学には建築学科があってなかなか面白い図書が 入ってきます。独特な作りが見ていて楽しい。 チェコのキュビズム建築とデザイン1911-1925 -ホホル、ゴチャール、ヤナーク- (INAX BOOKLET) 作者: 鈴木豊,藤森照信,ロスチスラフ・シュヴァーハ,ペトル・ヴォルフ,住友和子編集室,村松寿満子出版社/メーカー: INAX?o発売日: 2009/03/14メディア: 単行本(ソフトカバー) クリック: 14回この商品を含むブログ (5件) を見る アタシの中では「病気の回復期に眺めたい本」というカテゴリーが あるんだけど、この本もそう。 中廊下の住宅―明治大正昭和の暮らしを間取りに読む (住まい学大系
この横顔の福沢諭吉、惚れたね。横から見たらこんななんだ、というより 横顔を撮るというのが、進取の精神(あ、こりゃ早稲田か)まぁ、新しいよね。 中身は福沢先生が書かれたままです。 西洋事情 作者: 福澤諭吉,マリオンソシエ,西川俊作,Marion Saucier出版社/メーカー: 慶應義塾大学出版会発売日: 2009/06メディア: 単行本 クリック: 27回この商品を含むブログ (4件) を見る 死ぬとどうなるんだろう、というのは永遠のテーマだけど、こんなふうに壮大な考えで 人を送る、というか自分で納得するのはいいかも。 死 (考える絵本) 作者: 谷川俊太郎,かるべめぐみ出版社/メーカー: 大月書店発売日: 2009/06メディア: 大型本購入: 1人 クリック: 14回この商品を含むブログ (4件) を見る 暗いテーマ続きますが、これは一見の価値あり。 世界中の弔いの場と日本の火葬場を
第95回全国図書館大会が10月30日(金)に行われます。 今年の開催は東京ですので、本来ならばぜひとも参加したいところ。 特に第二分科会は図書館専門職員の雇用問題がお題で、図書館で働く「非正規職員」といわれる職員の雇用問題を取り上げますだそうです。 アタシもこちらの説明文にあるように不安定な身分で働く非正規職員ですから、ぜひとも参加して、こちらの窮状を報告し、意見交換し、アタシたちの現状を実態の把握と克服に向けた第一歩にしていただきたい、と望んでおりました。 そこで、大会案内をですね、打ち出して職場に持って行きましたところ、案の定、委託職員のだいたいの人は知っていましたし、「行きたい行きたい」と食いついてきました。 委託職員のリーダーも「2人ぐらいなら出せるかなぁ?」なんてスケジュールの調整をやってもみたのですが。 結論、だめです、誰も行けません。やはり、ギリギリの人数で回している職場です
友達の書いた論文を読みたかったのだけど、勤務先の大学図書館から依頼すると何かとメンドウなので、地元の公共図書館で文献複写依頼をしてみようと約10日前に思い立ちました。 アタシは恥ずかしながら公共図書館から文献複写依頼をしたことは1度もないです。 まず、CiNiiで論文検索してその結果をプリントアウトして持っていけばいいや、と用意して行ったのですが、あぁ、ここで大きな思い違いをしてました…。 大学図書館ではILL参加大学を中心に依頼先を選定するのですが、公共図書館は、まず、国会図書館所蔵かどうかが問われるところでありました。 ですから、アタシが持って行ったCiNiiのデータではなく、NDLの検索をしなければあまり意味がなかったわけです。 調べ物相談のカウンターに行って、「文献複写を依頼したいんですが、ここでもいいのですか?」 そしたら、「2階なので電話を入れておきます。」とご親切にアリガトウ
yoshim32 さんの「図書館員の専門性をはかるということ」というエントリーで yoshim32 さんが『「図書館員の専門性って何???」という疑問が自分の頭から離れません』とおっしゃってましたが、ちょっとそのことについて一言言っておこうと思います。 そもそも図書館という組織、そんなに大勢で運営しているわけではありませんよね。 県立レベルはともかく、市町村立の分館などは数人で運営していたりもします。 そんな中で、図書館員の専門性とは何かを考えるに、「なんでもできる」というのが大切なキーワードのような気がするのです。 なんでもそこそこできる人、というのはどんな社会でも重宝されるものですが、こと図書館において、なんでも知っていたり、そこそこどんなことでもできる、というのはちょっと言ってみただけでも図書館員として素晴らしいように聞こえません? 数年ごとにいろいろな部署を回るからこそ、身につく技
変化を恐れる必要はないと思うな。 日本で大学図書館ができて、たかだか130年あまり。 大学図書館はいつだって変化の中にある、と考えて構わないと思う。 単に、ここ20年余りの変化のスピードが速いというだけだ。 大学図書館の非正規職員の数は確かに増えている。専任職員のしていた仕事もどんどん委託や契約が請け負っているのも事実だ。 その中で専任職員のすべき仕事は変化してきているはずなんだけど彼らは気が付いていないのかな?(考えてみたらここまでは大学に限らず、公共図書館でもそうだ) 専任職員は「資料の収集と整理」、「図書館の運営」というその図書館の根幹をなす、2本柱の基本方針や運営方針などを決め図書館の方向性を定めた上で、マネジメントしていくことに専念すればいいんだと思うけど。 図書館の専任職員について人々が心配している専門性についても、彼らが思うほど、ゆゆしき事態には陥らないはずなのだ、考え方さえ
アタシは3人の子どもの母親でもあるんだけど、毎年毎年、夏休みは頭が痛い。 レポート形式の宿題がでるから。 かれこれ12年間、ハハオヤとして学校教育の中に身を置いていているんだけど、小中学校で、ただの1度もレポートの書き方を子どもが教わってきたのを見ていない。 ウチの子がボ〜っとしていて聞いてないだけ?3人とも? 学校の廊下に貼られてる数々の作品を見ると、小学校の読書感想文、自由研究のまとめ、中学校の実験のレポート、修学旅行のまとめ、社会科のまとめ、どれをとっても似たりよったり、オリジナリティの出し方を知らないとしか思えない。そもそも、原稿用紙や、レポート用紙の使い方すら間違っているのもあるんだよ。 高校に入ると、突っ返されるんだなぁ、ひどいレポートだと。それでウチの長女ちゃんは初めて己のレポートの書き方がひどいことがわかったってわけ。高校の先生もやっとレポートの書き方を教えてくれる。ぺら紙
山梨県の山中湖情報創造館館長の丸山高広氏のブログ「日々是電網」では、キャラクターや行ってみたい場所が児童書の中に存在しない、と丸山氏がいつものように焚きつけているが、氏特有の問いかけと理解しつつ、敢えて私もこれに乗って、私見を述べたいと思う。 5月31日の「子どもの読書離れは、作品そのものにも一因があるという仮説」において、氏は「児童書の書架で、[魅力あるキャラクター]を探すことが...かなり絶望的に不可能になっています」と述べられている。 私としては、まず、氏が「魅力あるキャラクター」=「ヒーロー、ヒロイン」としているところに引っかかるのである。 乱暴な三段論法でいけば 「子どもの読書離れは作品そのものにヒーロー、ヒロインがいないからである」ということにならないか? ヒーロー、ヒロイン、戦隊ものは、言うまでもなくひとつのカテゴリーであって、児童文学における必要条件、十分条件ではない。 児
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