『カウボーイビバップ』や『サムライチャンプルー』などで知られる、渡辺信一郎監督の新作テレビアニメ『LAZARUS ラザロ』が、4月6日からテレ東系にて放送開始された。 あらゆる痛みを消し去る奇跡の薬として世界に広まるも、その真相は人を死に至らしめる薬だった「ハプナ」。開発者スキナーの仕掛けた30日間というタイムリミットが迫る中、この世界のどこかに隠されたワクチンを探すため集められたエージェントチーム「ラザロ」のメンバーの活躍が描かれる。 日本のテレビだけでなく、世界でも放送される同作。未来社会を舞台に展開される緊迫のアクション大作は、いかにして生まれたのか。渡辺信一郎監督のインタビューをお届けする。 ■監督以上に周囲が『ビバップ』を意識 ――SFアクションということは、企画段階から決まっていた? 渡辺 そうですね。実は前から『ミッション・インポッシブル』とか『007』みたいな感じの作品を、