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はじめに:テイスティンググラスに必要なこと ウイスキーのテイスティンググラスに最も必要なこととはなんでしょう? ウイスキー評論家やブレンダーに最も必要なことは「味を正確に捉えること」です。 彼らは旨い、不味いといった評価よりも、プロとして多角的、複眼的にウイスキーを評価します。 そのウイスキーはどんな傾向で、どういった個性があるのかを正確に捉えることこそが必須条件なのです。 では、一般の方や愛好家の方が必要としていることはなんでしょう。 それは「美味しく飲めること」です。 もちろん味を正確に捉えることも重要とは思いますが、一番は「美味しい」と感じるために飲んでいるはずです。 今まで飲んでいた大好きな銘柄をより美味しく味わいたい、よりポテンシャルを引き出したい、そんな思いを持っている方がほとんどだと思います。 今回はそれを念頭に置き、テイスティンググラスを考察していきます。 考察内容を読むの
BARRELを開始したころにスマッシュヒットとなった『いちごウイスキー』の記事。 現在も春になると毎日200~300人の方がページに訪れ、参考にしていただけているようです。 今回はこの「果実酒・漬け込み酒」というジャンルをもう少し深掘りした―い!と思いまして、東京高円寺にあるBar tail (バーテイル)のバーテンダー松本さんをお呼びしました。 tailではウイスキーの他にたくさんの材料を漬け込んだお酒を用意しているので、「バーテンダー直伝の果実酒・漬け込み酒」というものを教えてもらいましょう。
ついにお酒は飲む時代から吸う時代に…! 気体にしたお酒をシガーのように吸う体験ができるその名もAIRCPHOLIC(エアクフォリック)を購入したのでレビューしていきたいと思います。 AIRCPHOLIC(エアクフォリック)とは?台湾の台北市にあるNatureGift Technology Inc.というベンチャー企業が発表した商品で、台湾では予約売上4400万円を突破した人気グッズ。 このたび日本でもクラウドファンディングされるとのことで、早速僕も支援してみました。 お酒をシガーのように吸う体験ができるという、その名もAIRCPHOLIC(エアクフォリック)。 キャンドルで蒸溜酒を加熱し、気化させることにより、その蒸気を楽しむお酒グッズで、アルコール度数35度以上の蒸溜酒であれば使う事ができます。 人体…というか、肺に直接アルコールを入れるって危険な気もするのですが、気化酒というのは一体ど
ここから始める!スコッチシングルモルトモルトウイスキーの記事が好評だったので、今回は安くておいしいスコッチブレンデッドウイスキー編を書いていきたいと思います。 ブレンデッドは本当に千差万別でハズレも多いですが、1000円を切るもの~2000円くらいまでで、比較的まともなものを紹介していきましょう。入門用にはちょうどいいかなと思います。
BARRELに訪れる多くの読者はウイスキー初心者の方。 そんなウイスキー初心者の方の最も身近にあるウイスキーカクテル、それが「ハイボール」です。 ウイスキーの原酒不足が騒がれる昨今、各メーカーがとにかく力を入れているのがこのハイボール。 年々需要が上がっており、生産量も爆発的に上がっております。缶での商品も次々投入され、まさに日本独自のウイスキー文化といったところでしょう。 糖質制限ブームも相まって、居酒屋でも一発目からハイボールを注文する方も増えてきました。ジンジャエール割やトニック割などウイスキーがあまり得意でない方でも飲みやすいものも見かけますね。 しかしハイボールは非常に奥の深いもの。 ウイスキーメディアを運営している者として「ベースとしているウイスキーの銘柄によって、全然味が異なる」ということを知ってほしいと強く思っています。 あなたはきっと感動するほど美味しいハイボールにまだ出
はじめに:スコッチを知るにあたって スコッチウイスキーといえば、日本ではなんとなく「本場」「本物」「本格」というイメージがあるのではないかと思います。 それは、竹鶴政孝氏がウイスキーづくりを勉強しにスコットランドに留学し、その知識をベースに日本のウイスキーは造られるようになったという背景や、昭和時代にスコッチウイスキーを「本格ウイスキー」と宣伝していたことなどが影響しているように思えます。 そのおかげもあってか、現在の日本で最も多くの飲めるウイスキーの種類は、スコッチウイスキーです。ウイスキー専門のバーやハイボール専門の店舗も次々と増えています。 しかし、スコッチウイスキーには多様な種類があり、味の幅も広いため、少々分かりづらい側面があります。 そのため、初心者の方は「よく聞く名前の無難なスコッチ」や「マスターにおまかせ」を選択してしまうのではないでしょうか? 今回は「あなたにピッタリなお
はじめに:バーボンを知るにあたって アメリカ映画のワンシーンで、バーボンウイスキーをストレートで一気飲みしている男性をよく目にします。 バーボンウイスキーというと、渋い男性のイメージ、お酒に強い人が飲むお酒というイメージを持たれる方も多いかと思いますが、バーボンは、他の国のウイスキーと比較すると甘めの風味があり、実はビギナーに優しいお酒。 スコッチウイスキーやアイリッシュウイスキー同様、種類や味も多岐に渡り、特に味はスコッチよりもよりダイナミックで、”幅がある”ウイスキーとも思えます。 これからウイスキーを飲んでみようという人たちにピッタリのお酒です。 ただ、日本で流通している量はスコッチより種類が少なめで、バーや酒屋さんでも取り扱っているラインナップは少ないです。最近ゆっくりではありますが、バーボン専門店のような種類が豊富な店舗も増えてきていますので、今後日本で飲めるバーボンの種類はもっ
二日酔い対策やアルコール疲労改善に関して100記事以上綴ってきた当サイト。 サプリメントもここ5年で50種以上使って参りました。 その知見を元に、今なお使い続けている「二日酔い対策サプリ」「お酒太り解消」「睡眠補助」などのおすすめサプリを紹介していきます。 あんまり買われると僕の分がなくなるので、一人ひとつでお願いします! 二日酔い対策は「予防が99%」! 二日酔い対策の基本は予防です。 そもそも二日酔いになってしまった状態からは、代謝を上げてアセトアルデヒドを分解することでしか症状を緩和できません。 まず、誰でもできる効果的な対策を4つほど明記します。 対策1:酔ったまま寝ないこれ、重要です。 寝る=代謝活動を止めるなので、酔ったまま寝ると血中のアルコールは分解されませんし、胃の中のアルコールが逆流して食道などを痛めます。僕はこれで逆流性食道炎になりました(寝るならせめて左向きで寝ましょ
ウイスキー人気の高まりから、年々増えている『モルト女子』。 そんな彼女たちの間で、ミニ樽を使って自分だけのウイスキーを造ることができるMy熟成樽が話題です。 ミニ樽を使った熟成となると、なにやら技術が必要でマニアックと思われるかもしれません。 しかし実は簡単に、しかもおしゃれに楽しめるウイスキーラヴァー必見のアイテムなのです。 今回は、ミニ樽を使ったオリジナルウイスキーを造る方法を紹介していきます。 インスタ映えするフォトジェニックなインテリアにもなり、ウイスキー好きを頷かせるネタも盛りだくさん。 体験することでしか知ることのない熟成ポイントをおさえて、あなた好みのウイスキーを完成させましょう! ミニ樽熟成とは? 部屋にも置ける小さなサイズの樽を使いウイスキーを熟成させます。 ミニ樽は1~5ℓ程度の比較的小さな樽で、通販などで手に入れることができます。 手頃な2ℓ樽であれば、奥23cm・径
まとめてわかる!スモーキーウイスキーセット ご要望が多かったので作りました! ウイスキーラヴァーズ達からも評判の高い、けむた~いウイスキーを少しずつ飲めるお得な5種の飲み比べセットです。 ガツンとスモーキーなウイスキーがお好みなあなたにそれぞれキャラクターの異なる美味しいウイスキーをセレクト。 30mlセットと100mlセットから選べるので、少しずつ飲み比べて、あなたの好きなスモーキーモルトを見つけてください! ピーティ&スモーキーな1000円~3000円台のおすすめウイスキー28選1000円以下からスタートして、ギリギリ3000円台に収まるくらいまでのラインナップでいきます。 格安ウイスキーはストレートよりはソーダ割で楽しんだほうがよいでしょう。ポイントは注ぐ際にウイスキーを氷に当てないこと、炭酸もそっとグラスに沿わすように注ぐこと、やや濃いめ(ウイスキー1:炭酸水3程度)に仕上げること
スペシャルプライベートボトル第七弾 Mag Mell/SECRET SPEYSIDE(マグメル/シークレットスペイサイド) 2024.10.28 オーツカ 前回の第六弾「マグメル/グレンロッシー」からあまり間を開けずにリリースすることができました。 いよいよ第七弾。 かなり前に原酒は選定しており、時期を見計らっていた自信作「シークレットスぺイサイド 12年」です。 今回のボ...
春先から初夏にかけて『いちごウイスキー』が流行っていますね。 以前からこの手の漬け込み酒はたくさん存在しており、ニッカウヰスキーも2014年あたりからレシピを公開しました。 そして2016年、TwitterやInstagramで突如のブレイク! 見栄えがよく(インスタ映えする)、男女問わず好まれる味だったので主婦や若い層を中心にバズったようです。 これがいわゆるフォトジェニックってやつですか、そうですか。 これはウイスキー業界も考えさせられますね。ウイスキー業界はまだまだSNSをうまく活用して、若年層、女性層にアピールする戦略は手薄です。 今後、必ず必要になってくるマーケティング戦略ですので、僕もこのウイスキー専門メディアBARRELで協力できるよう頑張ります。 ちょっと脱線しましたが、今回BARRELではこの『いちごウイスキー』を取り上げます。 『いちごウイスキー』は流行っていても、“い
トワイスアップ(Twise Up)はウイスキーの飲み方で、氷を使わずに水だけを入れて割る飲み方です。 この飲み方のいいところは、水でウイスキーの度数を落として飲みやすくしつつも、ウイスキー自体が持つ香りと味を十分に引き出すことができるのです。 ウイスキーは冷やすことで飲みやすくなりますが、同時に本来引き立つべき香りも抑えられてしまいます。 このトワイスアップという飲み方は、常温の水を加える、つまり加水することで香りを抑えることなく、度数を下げて飲みやすくしているのです。 しかも、ウイスキーの中には加水することで香りが開くものもあるのです。 そのウイスキーを知っていれば、度数が高くてウイスキーを敬遠していた方や普段ウイスキーを飲まれない方でも、度数を落として飲みやすくしながらも香りを楽しむ、なんてこともできちゃいます。 ということで、この記事ではバーや自宅で楽しめるウイスキーのトワイスアップ
コーラ大好きなウイスキー大好きのみなさまお元気ですか。オーツカでございます。 コークハイをはじめ、ラムコークやジンコーク、カリモーチョやマリブコークなど、様々なカクテルに使われる世界的な清涼炭酸飲料「コーラ」。 もちろんウイスキーとのペアリングもこれまでに多く飲まれてきました。 BARRELもウイスキー専門メディアとして、この「コーラ」を避けて通るわけにはいかないでしょう。 今回の記事ではコーラ+ウイスキーの頂上決戦を行いたいと思います。 簡単な話が色んなコーラで色んなウイスキーを割ってみて、何が美味しいか調査するということです。 ジャックダニエルのコーラ割である「ジャックコーク」は有名ですが、本当にジャックダニエルとコーラがベストの選択肢なのでしょうか。 「いちごウイスキーの記事」同様、様々なパターンを試していきたいと思います。 ウイスキーコークとコークハイの違いそもそもウイスキーコーク
ウイスキーの味と香りのテイスティング表現には様々なものがあります。 『ピート香』『ブリニー』『エステリー』……。飲み慣れていない人にはどれもわかりにくい表現ばかりです。 ウイスキーを多少嗜む方でも、商品説明を読んだだけではどんな味と香りがするのか皆目見当がつかないものが多くあります。 オーツカも最初はそうでしたが、まるでこの表現がわかって一人前だと言われているようで、とっつきにくい。 これからウイスキーを飲もうと思っている人の中には、このような専門的でマニアックなテイスティング表現につまづいてしまう方もいることでしょう。 BARRELはそういったテイスティング表現はあまり良しとしていません。 学術的になりすぎることは大衆の興味を遠ざけるからです。 この記事ではウイスキー初心者に向けて、できるだけわかりやすくウイスキーの味や香りの表現を解説していきます。 フレーバーについて味や香りのテイステ
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