国民民主、勢いに陰り 「餌」発言、火消しに躍起 時事通信 編集局2025年06月02日07時03分配信 国民民主党香川県連の支部大会に出席し、講演する玉木雄一郎代表=5月31日午後、高松市 夏の参院選で「台風の目」になり得ると目されていた国民民主党の勢いに陰りが見え始めた。参院選候補の人選や党のガバナンス(統治)に疑問の声が上がる中、政府備蓄米を巡る玉木雄一郎代表の「1年たったら動物の餌」発言が追い打ちをかける形となった。党幹部は世論が離反しかねないと火消しに躍起だ。 「餌」発言で深く反省 国民・玉木氏、釈明から一転 「意見として受け止めたい」。玉木氏は5月31日、高松市の会合で、参院選比例代表に出馬する山尾志桜里元衆院議員の公認取り消しを支援者から求められると、神妙な面持ちでこう語った。 玉木氏の足元には不安材料が積み上がる一方だ。潮目を変えたのは山尾氏の擁立。4月下旬に方針が報じられる