品質管理(QC:Quality Control)は、製造業にとっては欠かすことのできないものです。品質管理によって製品の質が一定に保たれ、顧客の信頼を得ることができます。また、歩留まりが向上することで、廃棄コストが低減されます。 品質管理の実践において、不可欠となるのがデータの収集や整理、分析です。これに活用されるのが、「QC7つ道具」です。 今回は、QC7つ道具がどのようなもので、どのように活用することができるのかを理解するための基礎知識やロジックを紹介。製造現場における「問題点の見える化」に用いられているベーシックな手法について解説します。 QC7つ道具とは?現場におけるデータ整理・分析の必要性 製造現場では、製品の製造工程や品質に関わるさまざまなデータ(数値データ)を収集することができます。集めたデータは、そのままの状態だと、どの部分にどんな問題があるのかよくわかりません。解決すべき