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アメリカ大統領選
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❶「いかがわしい会社」のイメージだった ――浅香さんはどういう経緯でマッドハウスに入社されたのですか。 浅香 専門学校にいた美術講師の方が、昔虫プロで丸山(正雄)さんと知り合いだったんですよ。で、俺が教員室に遊びに行ったら、「お前マッドハウスに行って、面接してもらってこい」と言われて。そうしたら、「じゃあ俺も行く」と乗っかってきた人たち含め、6~7人ぐらいの東京ツアーでマッドハウス見学になったんです。僕は当時作画志望だったんですけど、「作画は今はいらないから、演助(演出助手)をやってみて」と言われて。 ――制作進行ではなかったんですか。 浅香 僕、免許を持ってなかったんですよ。その時に背景の上原(伸一)とその嫁さんのシゲちゃん(桐山成代)と、撮影の松村(康弘)と制作の松江(譲二)あたりも入ったんです。入社時期は……19から20歳になるときぐらいなので、86年かな。 ――同じ専門学校から、そ
© 令丈ヒロ子・亜沙美・講談社/若おかみは小学生!製作委員会
―― 初のTVシリーズ監督作品はJ.C.STAFFさんの『さくら荘のペットな彼女』(以下『さくら荘』)でしたね。2クール作品で長丁場だったと思いますがいかがでしたか? いしづか TVシリーズを自分ひとりで監督したのが初めてだったので、あのときは2クール作品の大変さはあまり知らなかったんですね(笑)。だからお話を頂いたときには「やるやる!」って即答で(笑)。 ―― 実際はどうでしたか? いしづか 1番感じたのは、2クールって絶対にひとりでは走りきれない距離なんだってことです。1クール作品よりも走行距離が長いから、より一層スタッフさんの力と連携が重要になってくる。そういう意味で『さくら荘』は「みんなで作った」という感覚が強い作品でした。 ―― 前回のお話でも「みんなで作る素晴らしさ」について仰っていましたよね。 いしづか 私は自主制作の頃にひとりで作業することの限界は感じていましたから。「スタ
―― 2018年1月からいよいよ『宇宙よりも遠い場所』のTVシリーズが放送開始されますね。 いしづか 『宇宙よりも遠い場所』は「宇宙」と書いて「そら」と読むんですよ。 ―― 地球の果て「南極」を4人の少女が目指すお話だとか? いしづか オリジナル作品というチャンスを頂いたので、どんな話にしようか沢山アイディアを出したんです。それで最後まで残ったのが今回のお話でした。 ―― 女子高生4人組を描こうと思ったのはなぜですか? いしづか 高校生活や、当時を一緒に過ごした10代の頃の友だちの存在というのは、すごく大きな経験として私の中に積み重ねられているんです。高校時代に一緒にいた仲間が、今でも1番仲の良い友だちだったりして。地元を離れて年に1回会うか会わないかですけど、お互いに友だちだと思っている。再会しても懐かしいって思わなくて、「近くにいなくてもいつでもそこにいて当たり前の存在」なんです。そう
アニメ大好き猫ムスメ、おぎにゃん。 けれどアニメの作り方となると、何が何やらさっぱり。 夢の「アニメちゃん」になることを目指して修行に励む(?)日々。
皆さま、お久し振りでございます。ご機嫌麗しゅうございますか? マッドハウスの岡田が再びご挨拶させていただきます。 突然ですが、来年3月にマッドハウスはお店をオープンすることになりました。場所は阿佐ヶ谷のJR中央線の高架下。詳細は情報が解禁になってから詳しくお知らせしますが、駅から3分ぐらいのところです。阿佐ヶ谷は1972年マッドハウス発祥の街。その後2003年までお世話にもなりました。ということで約10年ぶりの「帰郷」になるわけです。 お店は約10坪のこじんまりした物販店です。マッドハウス・オリジナル商品を中心にここでしか手に入らないものを並べるつもりです。また、商品購入者の方を対象とした特別展示も用意します。 これから冬本番ですが、暖かくなる頃合には皆さまをもっと!もっと!ホットにする空間を出現させます。是非ご期待ください!
聞き手:武井風太 2012年1月より放送予定の『ちはやふる2』。本作に先駆け、新コーナーを発足しました! その名も「ちはやふる絵コンテ指南書」! 以前コラムで展開していました「絵コンテで見る、ちはやふるの世界」の続編になります。 あらためて、本コーナーは主な各話数の絵コンテ担当者が、コンテを描く上で特に力を入れた部分を聞き出し、該当コンテと共にそれを紹介するというコーナーです。 絵コンテはアニメーションを作る上でのいわば設計図。これを元にアニメは作られます(詳しくはリンク先を参照! 浅香監督が絵コンテについて教えてくれます)。 担当者のこだわりどころを聞くことで、より視聴者の方々に『ちはやふる』の奥深さを知っていただき、『ちはやふる2』にご期待いただければと思います!
初めてご挨拶いたします。マッドハウス社長の岡田浩行です。 マッドハウスに日頃から関心を寄せていただいている皆様に、まず厚く御礼を申し上げます。おかげさまで、マッドハウスは健在です。ありがとうございます。元気ついでに岩波書店さんから本を出してもらえることになりました! ヤッター、という感じです!どうして、かような、ありがたいことに、なったのか? 以下、お話し申し上げます。 アニメ業界は絶好調でしょう? なんたって「クール・ジャパン」の代表選手ですから。 テレビ局からマッドハウスに出向してから、何度も言われた言葉です。その言葉はテレビ局で働いていた頃の私自身の認識と全く同じです。アメリカでもフランスでもインドでも中国でも日本のアニメの登場人物(キャラクター)に扮した(コスプレ)アニメ愛好家がイベントに殺到し、アニメの主題歌(アニソン)を集団で熱唱するニュース映像が度々流れます。世界中を興奮
-- さっそくですが、監督。第一首というとシリーズのなかでも作品の印象が決定づけられる重要な回だと思うのですが、「ここに力を入れたぞ!」というカットがあれば、教えていただけますでしょうか。 浅香 そうですね。アニメ版は原作と構成が違っていて、高校生編から始まるんですよね。そこから小学生編へと移るということで、その時間の飛ばし方を一工夫してみました。ここが第一首では個人的にいちばん気に入っているところです。 -- 電車の中で太一と千早が話していて、そのあと回想になるんですよね。 浅香 電車の中で高校生の千早が小学校の頃を思い出していたら、その電車が通った先に小学生の千早がいた、というかたちにしています。その切り替わりのところですね。 -- 確かに、ちょっとトリッキーですよね。一般的なアニメの演出だと、W.I(White In 白い画面になり、通常の画に戻っていく)とかO.L(Overlap
聞き手:武井風太 ついに始まります絶賛放送中『ちはやふる』の新コーナー。 その名も「絵コンテで見る、ちはやふるの世界」。 本コーナーは、主な各話数の絵コンテ担当者が、コンテを描く上で特に力を入れた部分を聞き出し、該当コンテと共にそれを紹介するというコーナーです。 絵コンテはアニメーションを作る上でのいわば設計図。これを元にアニメは作られます(詳しくはリンク先を参照! 浅香監督が絵コンテについて教えてくれます)。担当者のこだわりどころを聞くことで、より視聴者の方々に『ちはやふる』の奥深さを知っていただければと思っています。 まず今回は記念すべき第一首の絵コンテを描いた、浅香守生監督に話を聞いてみました。浅香監督、お願いします!
にゃ! 皆さんこんにちにゃん! 最近、脂肪過多のおぎにゃんにゃ。 今日は、現在放映中の『NANA』の監督でお馴染み、浅香守生さんにお話を聞くにゃっ! とっても仕事熱心な浅香さんに絵コンテってどうやって描いてるのか教えてもらうのにゃ。 浅香さんニボシ食べるかにゃぁ? ぽりぽり……ごっくん。では、はじまりはじまり〜! 講師プロフィール 浅香守生 1967年3月11日生まれ 兵庫県出身 1989年『YAWARA!!』で演出デビューし、その後1993年『POPS』で初監督を務める。主な監督作品は『人魚の傷』『カードキャプターさくら』(TV&劇場)『ギャラクシーエンジェル』『ちょびっツ』など多数。マッドハウス生え抜きの演出家の1人で、現在は好評放映中の『NANA』の監督として活躍中。 おぎにゃん 浅香さんこんにちにゃ!今日は『絵コンテ』について聞きたいにゃ。 浅香 絵コンテは、よくア
おぎにゃん アニメのエンディングテロップに、たまに第二原画というのが出てくるにゃん。あれは何だにゃ? 吉松 よいとこに気がついたね。 おぎにゃん にゃほほ! もっと褒めるにゃ! 吉松 あれは第二原画システムと言ってね、レイアウトを描いて原画まで、という作業工程のうち、原画の部分を他の人にやってもらうというものだよ。「レイアウトの決め込みまではやった。だけど原画を描くスケジュールはどうしても取れない」というときに、他の人に分担して描いてもらうんだ。第一原画を担当した人がレイアウトとおおまかな動きをつけたラフな原画を描いて、第二原画を担当する人が線を整理したり、間に必要な原画を足したり影をつけたりするんだ。でも第一原画と第二原画の役割分担はケースバイケースで、実際には色んなやり方があるんだよ。 おぎにゃん ほにゃ〜。一言では言えないのだにゃ。 吉松 昔だったら安彦さん(注1)とかが
こんにちにゃ! ニボシぽりぽりおぎにゃんです! 今日は『動画』について学ぶにゃん。動画マンの仕事っぷりを徹底的に探っていくにゃ! 今回で第1回目『作画監督』から続いた作画面のお勉強も一区切り。素敵な「アニメちゃん」になるために今日も頑張るにゃーん。吉松さんよろしくお願いしまっすにゃ! 講師プロフィール 吉松孝博 1965年8月27日生まれ 大阪府出身 スタジオライブ所属。主な作品は『トライガン』『十兵衛ちゃん〜ラブリー眼帯の秘密〜』(ともにキャラクターデザイン)『学園戦記ムリョウ』(キャラクターデザイン&総作画監督)など。現在は最新作『大江戸ロケット』にキャラクターデザインとして参加。またサムシング吉松の名前で漫画家としても活躍し、WEBアニメスタイルにてコラム「サムシング吉松の死んぢゃえばいいのに!」を好評連載中。 吉松 おぎにゃんは、動画って何なのかわかる?
プロフィール: 奈良県出身。3月13日生まれ。1977年の『一休さん』で脚本家デビュー以後、数多くのアニメ作品の脚本を手掛ける。マッドハウス作品は、『火の鳥 鳳凰編』(脚本[共同])、『うる星やつら いつだってマイ・ダーリン』(脚本[共同])、『MASTER KEATON マスターキートン』(脚本)、『花田少年史』(脚本)、などに参加。アニメ作品以外にも、「春菜の事件簿」シリーズ等、小説も多数執筆している。 前回の番外編に引き続き、ようやく1回目を迎えたこのコーナー。今回、話を聞くのは『花田少年史』でもお馴染みの脚本家の金春智子さん。金春さんは、 スタジオ内でアニメーターたちと机を並べてお仕事なさっているんだけど、これって脚本家の方としてはかなり珍しい事だ。どうしてそうなったのか、まずは そこからお聞きしちゃおう。 ―― マッドハウスのスタジオ内で作画机と並んでお仕事なさっていますが、
さてさて、今日は色彩設定についてのお話を聞くにゃ。 アニメーション制作でも、今まで勉強してきた演出や原画や脚本の作業とはまた別ラインのお仕事になるのにゃ。 詳しいことは、色彩設計の橋本さんに聞くにゃー。 それでは橋本さん、よろしくお願いしますにゃ。 講師プロフィール 橋本 賢(はしもと さとし) 1972年1月28日生まれ 東京都文京区出身 今 敏監督の作品をはじめ、多数のマッドハウス作品の制作に携わる。『PERFECT BLUE』『千年女優』『東京ゴッドファーザーズ』や昨年末に公開された『Paprika』などの劇場作品に加え、『X』や『妄想代理人』といったTVシリーズでも色彩設計を担当。現在は、好評放映中の『DEATH NOTE』で活躍中。詳しくは、コラムMADHOUSE PEOPLE FILE FILE029で おぎにゃん 色彩設計って、いったいどんなことをしているにゃん?
前回に引き続き、おぎにゃんは『DEATH NOTE』のアフレコ現場にきているにゃん! 今日は音響監督の山田知明さんのお話を聞くのにゃん♪ それでは山田さんよろしくお願いしますにゃ〜!! 講師プロフィール 山田 知明(やまだ ちあき) 1961年8月31日生まれ 東京都世田谷区出身 『それいけ! アンパンマン』(NTV)や『それいけ! アンパンマン いのちの星のドーリィ』(2006年 劇場公開)などのアンパンマン劇場シリーズや『雪の女王』(2005年 NHK)など多数のアニメーション作品で音響監督を務める。外画では、『E.T20周年特別版』(2002年 劇場公開)、『ハルク』(2003年 劇場公開)等の日本語版演出作品がある。(現在はフリーで活躍中) 好評TV放映中の『DEATH NOTE』でも音響監督として制作を支えている。 おぎにゃん おぎにゃんは前回、アフレコ現場を見学
おぎにゃん シリーズ構成って基本的に脚本家がやるにゃ? 金春 だいたいそうだね。たまに、オリジナル色の強いものでは監督がシリーズ構成を兼任することもあるけど。それか文芸の人が担当していたり。 おぎにゃん 文芸って何にゃ? 金春 文芸はちょっとややこしいなぁ。ふでやすさん(注10)に聞いてみるといいかも。 おぎにゃん キャモーン、ふーでやーすさーん!! ふでやす おぎにゃん、好きだ。つきあってくれ! おぎにゃん いきなり何にゃ!! ふでやす 結婚しよう! おぎにゃん か……考えてみてもいいにゃ。 ふでやす 残念だけど僕には大事な妻と娘がいるんだ。娘がまたかわいくて、溺愛という言葉は僕のためにあるのかと。 おぎにゃん こいつは何を言ってるのにゃ? 金春 がーん! ふでやすさんがこんなキャラだったなんて、
今年もマッドハウスは目玉の新作がぞくぞくだにゃ! HPは要チェック!そして忘れずにおぎにゃんのこともチェックしてくれにゃん。 それでは『シリーズ構成』のお話始めるにゃ〜ん。 金春さんお頼み申すにゃ〜! 講師プロフィール 金春 智子(こんぱる・ともこ) 3月13日生まれ 奈良県出身 大学生の時にアニメファンになり、脚本の勉強を始める。在学中に『一休さん』で脚本家デビュー。 代表作は『うる星やつら リメンバー・マイ・ラヴ』(劇場)『おにいさまへ…』『だぁ!だぁ!だぁ!』『明日のナージャ』他多数。『マスターキートン』や『花田少年史』など多くのマッドハウス作品の脚本も手掛ける。小説家としても『春菜の事件簿』シリーズなどを執筆。現在放映中の『NANA』ではシリーズ構成を担当している。リンク:ピープルファイル013へ おぎにゃん シリーズ構成の人って何してるんにゃ?
今日は脚本についてのお勉強にゃん! 脚本は映画や演劇、TVドラマでもよく聞く役職だし、みんな少しは知っているかにゃ? 今日は、アニメの脚本の書き方を聞くにゃん。教えてくれるのは無類の猫好き、金春智子さんにゃ! きっとおぎにゃんのことも大好きなはずにゃ!! それでは始まりにゃーん! 講師プロフィール 金春 智子(こんぱる・ともこ) 3月13日生まれ 奈良県出身 大学生の時にアニメファンになり、脚本の勉強を始める。在学中に『一休さん』で脚本家デビュー。 代表作は『うる星やつら リメンバー・マイ・ラヴ』(劇場)『おにいさまへ…』『だぁ!だぁ!だぁ!』『明日のナージャ』他多数。『マスターキートン』や『花田少年史』など多くのマッドハウス作品の脚本も手掛ける。小説家としても『春菜の事件簿』シリーズなどを執筆。現在放映中の『NANA』ではシリーズ構成を担当している。リンク:ピ
おぎにゃん 映画・TV・OVAでは演出のスタンスは変わるにゃ? 浅香 心構えは変わるかもね。映画ではTVシリーズ1話分に比べて時間が長い上に、より綿密に画面や音を作らなくてはいけないでしょう。当然スタッフへの要求も、よりハードルの高いものになるしね。 おぎにゃん 大変にゃん。 浅香 あと、TVシリーズももちろんちゃんと作らなくてはいけないんだけど、映画はさらに時間をかけてじっくり作ることが大事になる。TVシリーズとは制作費のケタが違うから、まずそれに見合ったものを作らなきゃいけない、という気持ちが生まれる。それに、お客さんに料金を払って見に来てもらうものだしね。TVの場合は、どちらかというと少ない労力でいかにおもしろくするかがポイントになってくるね。 おぎにゃん それはTVシリーズが毎週放送されていくからにゃ? 浅香 毎週30分のアニメを放送し続けるわけだ
みなさんこんにちにゃん! めっきり寒くなってきた今日この頃、おぎにゃんこたつでぐうたらしたいにゃ。 アニメへの情熱と知識量が認められたとき、「アニメちゃん」の称号がもらえるらしいのにゃ。……やっぱりその日のために、今日もお勉強にゃーん! 今回の『演出』って抽象的な役職名でおぎにゃんイメージわかないにゃ。クールなナイスガイの浅香さーん、教えてくれにゃーん!! 講師プロフィール 浅香守生 1967年3月11日生まれ 兵庫県出身 1989年『YAWARA!!』で演出デビューし、その後1993年『POPS』で初監督を務める。主な監督作品は『人魚の傷』『カードキャプターさくら』(TV&劇場)『ギャラクシーエンジェル』『ちょびっツ』など多数。マッドハウス生え抜きの演出家の1人で、現在は好評放映中の『NANA』の監督として活躍中。 おぎにゃん 演出ってどんなことしてるにゃ?
おぎにゃん 浅香さんが今制作している『NANA』には原作があるにゃ。原作付きとオリジナル作品とでは絵コンテを切るときに注意することも違うにゃ? 浅香 基本的にはシナリオから絵コンテを起こす作業上、大きな違いはないかな。でも原作のある場合は、読者はこの場面をどう思って読んでいるのか、自分はどう思ったかということを考えてみる。演出さんと僕とでイメージしている間(マ)の取り方に違いがあったりもするから、そこら辺も含めてシナリオをベースにして原作を読みつつ絵コンテ描いたりね。 おぎにゃん じゃ、絵コンテを描くときにシナリオを飛び越えて原作にいく場合もあるにゃ? 浅香 んー。基本はシナリオを読んで絵コンテを描いていくんだけどね。僕は、シナリオに違和感を持った瞬間だけ「脚本だとこうなっているけど、原作だとどうだろう?」と原作を見直してみる。これは人によって違うだろうし、作品の性質
皆さんこんにちにゃ! すっかりおなじみおぎにゃんにゃ! 第2回目は、「原画」についてお勉強するにゃん! 講師は前回に引き続き、吉松孝博さん。実は吉松さんはおぎにゃんの生みの親なんだにゃん。このいかしたワンピースも吉松さんのデザインにゃ! さて、今日もしっかりお話を聞くにゃ。第2回、原画の講義のはじまりにゃーん! 講師プロフィール 吉松孝博 1965年8月27日生まれ 大阪府出身 スタジオライブ所属。主な作品は『トライガン』『十兵衛ちゃん〜ラブリー眼帯の秘密〜』(ともにキャラクターデザイン)『学園戦記ムリョウ』(キャラクターデザイン&総作画監督)など。現在は最新作『大江戸ロケット』にキャラクターデザインとして参加。またサムシング吉松の名前で漫画家としても活躍し、WEBアニメスタイルにてコラム「サムシング吉松の死んぢゃえばいいのに!」を好評連載中。 おぎにゃん 原画ってそ
吉松 レイアウト段階でのチェックが必要な背景には、今のアニメが神経質になってきているという点もある。細かくなってきているというかね。 おぎにゃん え? どこらへんが細かくなっているのにゃ? アニメ仙人 絵柄や表現の引き出しがどんどん増えたのよ。昔は、画面があって「キャラクターがバストアップで立っています(注5)」、といったらある程度描き方が決まってたのねん。だけど今は様々な描き方がある。そして画が多様になれば当然、どういう描き方をするかの指定は細かくなってくる。あるいは、「こういう芝居を入れておきたい」という要望があれば、それをレイアウト段階で指示しておいた方が効率は上がるという考え方もある。けれど、本当に正しいのかどうかは誰にもわからないのねん。 おぎにゃん 表現の仕方が多様になったから、作業もだんだん細かくなってきたのだにゃ! アニメ仙人 そう。さらに言うと
皆さん、こんにちは! おぎにゃんです!! 記念すべき第1回目は、作画監督の吉松孝博さんにお話を聞くにゃん。作画と監督の名前がくっついたこの作画監督という役職はいったいどんなことをしているのかにゃぁ? 監督と名がつくと、なんだか恐れ多い気がしてしまうおぎにゃんだけど、吉松さんはとてもおだやかでやわらかい口調の方なのにゃ。作画監督ってどういうお仕事なのか聞いていくにゃ! それでは、はじまりはじまり〜。 講師プロフィール 吉松孝博 1965年8月27日生まれ 大阪府出身 スタジオライブ所属。主な作品は『トライガン』『十兵衛ちゃん〜ラブリー眼帯の秘密〜』(ともにキャラクターデザイン)『学園戦記ムリョウ』(キャラクターデザイン&総作画監督)など。現在は最新作『大江戸ロケット』にキャラクターデザインとして参加。またサムシング吉松の名前で漫画家としても活躍し、WEBアニメスタイルにて
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