中枢性睡眠時無呼吸とは 中枢性睡眠時無呼吸は、呼吸を調整している脳の呼吸中枢が働かなくなることで起こる病気です。 閉塞性睡眠時無呼吸との違い 閉塞性睡眠時無呼吸は、寝ているときに気道を舌の根元などが塞いでしまって無呼吸になります。それに対し、中枢性睡眠時無呼吸の原因は脳にあります。呼吸の命令は脳が送っていますが、その呼吸の命令を寝ている間に脳が止めてしまいます。閉塞性睡眠時無呼吸にあるような“いびき”などのわかりやすいサインが中枢性睡眠時無呼吸にはないため、どんどん悪化してしまうケースもあります。 中枢性睡眠時無呼吸のメカニズム 本来、睡眠中の呼吸は、脳にある呼吸中枢にコントロールされ、自動的に胸やおなかが動いて呼吸を維持しています。この呼吸中枢は、心臓から血液に乗って運ばれる二酸化炭素などに反応して、呼吸の命令を出すという仕組みになっています。ところが、心臓に異常が起こり、血液の循環が悪