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【シリコンバレー=山田遼太郎】米オラクルは11日、米新興企業オープンAIにクラウドコンピューティングサービスを提供すると発表した。オープンAIは資本関係のある米マイクロソフトだけでなく、オラクルとも組むことで人工知能(AI)の開発を早める。オラクル、オープンAI、マイクロソフトの3社が提携した。強力なAIをつくるために大量のデータを処理する「学習」の用途で、オラクルがオープンAIにクラウドサー
東京都の小池百合子知事(71)は12日、任期満了に伴う知事選(20日告示、7月7日投開票)に3選を目指して立候補すると表明した。同日閉会した都議会本会議で「都政の発展へと全力を尽くす」と述べた。2期8年の実績を強調し、都政の継続を訴える。都知事選を巡っては、立憲民主党と共産党が擁立した蓮舫参院議員(56)や広島県安芸高田市の石丸伸二前市長(41)、田母神俊雄元航空幕僚長(75)ら30人以上が立
私たちは子どもの頃から、ある疑問につきまとわれている。落とした食べ物は、はたして食べても安全なのだろうか?答えのひとつに、素早く拾えば大丈夫というものがある。いわゆる「3秒ルール」だ。よく似たルールは世界中にあり、米国では「5秒ルール」と呼ばれている。それだけに、こうしたルールにさしたる根拠があるとは思えず、世界各地の家族の論争や科学展でもおなじみのテーマになってきた。だが幸いにも、3秒ルー
産業技術総合研究所(茨城県つくば市)は、茨城大学と共同で湧水と大気の温度差を利用する発電装置を開発した。湧水に浸すだけで発電する。小水力発電に必要だった水車が不要で、水の流れのない場所でも発電できるほか、太陽光発電ができない夜間も稼働する。水質や水位の管理などにも応用する。「湧水温度差発電装置」は、伝熱特性に優れた銅で作った熱交換を行う「ヒートシンク」、微弱な電圧を増幅する「熱電モジュール」、
戦後の香港は、大陸からの難民が持ち込んだ資本と労働力により、やがて工業基地として著しい発展を遂げる。しかし、植民地政庁が社会政策を軽視する中、多くの者が厳しい暮らしを強いられた。生活苦にイデオロギー闘争も加わり、1967年には中国の文化大革命の影響を受けた大規模な暴動が半年間続いた。大人に反逆する若者を描いた映画「飛男飛女」(69年)や「飛女正傳(せいでん)」(同)は、こうした時代背景をよく表し
【NQNニューヨーク=矢内純一】11日の米株式市場でダウ工業株30種平均は反落し、前日に比べ120ドル安の3万8747ドルで終えた。12日に5月の米消費者物価指数(CPI)の発表や米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公表を控え、持ち高調整の売りが優勢だった。そんな中で気を吐いたのがアップルだ。200ドル台に乗せて最高値を更新。前日は新しい生成人工知能(AI)機能を発表した後に下げたが、わずか1
【シリコンバレー=中藤玲】米ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は11日、米メディア大手パラマウント・グローバルのオーナー家が、同社売却を巡って米映画製作大手スカイダンス・メディアとの交渉を打ち切ったと報じた。ソニーグループも買収案を提示しているが、他の買い手候補も浮上している。WSJによると、オーナー家の総帥であるシャリ・レッドストーン氏がスカイダンスとの交渉を終了した。パラマウントは
【ワシントン=高見浩輔】米国の高齢化が一段と加速する。2024〜27年は65歳の誕生日を迎える戦後生まれのベビーブーマーが毎日1万1000人程度と過去最多ペースになる見通しだ。大量退職や老後への備えが足りない低所得層への対応などの社会保障改革が課題だが、11月の大統領選挙を前にしても議論は盛り上がりを欠く。毎年400万人が65歳に「ピーク65」に備えよ――。米非営利団体リタイアメント・インカ
普段何気なく利用している駅も時間の経過とともに変化していく。半世紀も前と比べると、駅で見られる施設や設備、サービスなどが大きく変わってしまったことに気付かされる。「白線の内側まで〜」今は昔列車の到着が近づくと「黄色い線までお下がりください」と案内される。黄色い線とは、実際には目の不自由な人のために設置された視覚障害者誘導用ブロック、一般的に「点字ブロック」と呼ばれる1個30センチメートル四方
【ブリュッセル=辻隆史】主要7カ国(G7)はロシアの凍結資産を活用したウクライナ支援のため、基金を設ける方針で大筋合意した。まず米国や英国などが基金に資金を貸し付け、基金からウクライナに贈与する。凍結資産の運用収益を返済に充てる。G7は13〜15日にイタリアで開く首脳会議(G7サミット)で取りまとめる声明に、ロシアの凍結資産を使ったウクライナ支援を明記する。これに合わせて具体的な制度設計を検討
ネットニュースサイトなどのネットメディアを各種ウェブブラウザーによるサードパーティー・クッキー受け入れ停止の影響が直撃している。米アップルは既にウェブブラウザー「Safari」で受け入れを停止。その影響で、ネットメディアは広告収入が減少し、苦戦を強いられている。今後、さらなる広告収益減という厳しい未来が待つ。ネットメディアを守るために広告技術会社の攻防戦が繰り広げられている。◇ ◇ ◇
JR東海は17日から顧客の問い合わせ対応に生成AI(人工知能)を導入する。職員がメールに対応する際、社内資料を参照し回答を作成する作業をAIに代替させることで、業務を効率化する。鉄道業界は人手不足が深刻で、人件費の増加が収益を圧迫している。AIの導入で事務的な業務を削減し、サービスの質を高める。米オープンAIの「Chat(チャット)GPT」を活用し、同社の社内規定や過去の資料などを読み込ませる
為替動向などが見通しにくいなか、稼ぐ力を高める企業が相次いでいる。2025年3月期は全体の5社に1社に当たる377社が最高益となる見通しだ。インバウンド(訪日外国人)需要が好調なサービス業のほか、独自のビジネスモデルや強い顧客基盤を持つ企業が目立つ。25年3月期の純利益予想を開示しており、継続比較できる約2020社(金融などを除く、会計基準の変更を考慮せず)を日本経済新聞が集計した。純利益で過
【この記事のポイント】・アプリ配信の新規参入を後押しする新法が成立・アップルなどのストアより安い手数料や新サービスに期待・法施行までに独占防止の実効性や安全性の確保が必要米アップルや米グーグルを念頭に、巨大IT(情報技術)企業の独占を是正する新法が12日、参院本会議で可決・成立した。公正な競争環境と安全性を両立させられれば新たなサービスが花開く。新法は公正取引委員会が所管する「スマホソフトウェ
【ロンドン=湯前宗太郎】スマートフォン向けゲームを手掛ける仏Voodoo(ブードゥー)は11日、写真投稿アプリを展開する仏BeReal(ビーリアル)を買収したと発表した。買収額は5億ユーロ(約840億円)。日常の飾らない写真を共有する仕組みが人気を集め、ビーリアルのアプリは日本でも利用が急増している。ブードゥーは買収を機にアプリの機能強化などを加速させる。13年設立のブードゥーはアクション系の
「スシロー」ブランドの回転ずし店を展開するFOOD&LIFE COMPANIESは11日、2025年国際博覧会(大阪・関西万博)に出店すると発表した。森の中のすし店というテーマで「スシロー未来型万博店」と名づける。近くに造成される人工林の緑が鏡面仕上げの外壁に映るよう演出する。養殖魚が軸のメ
日立製作所は2025年3月期に生成AI(人工知能)向けに3000億円を投資する。人材育成や研究開発、データセンターの整備などに充てる。鉄道や工場設備など日立が手掛ける全事業でAIを中心にデジタルトランスフォーメーション(DX)を進め、独シーメンスなど海外大手と渡り合う収益性を目指す。小島啓二社長は11日に開催した投資家向け経営説明会で「生成AIは日立の全部門にとって極めて大きな事業機会」と話し
大創産業(広島県東広島市)は11日、同社が運営する100円ショップ「ダイソー」で閉店を知らせる音楽を同日から変更すると発表した。U-NEXTホールディングス傘下のUSENや早稲田大学と共同開発した新たな曲を約2900あるダイソーの国内の全直営店で流す。従来の「蛍の光」は海外客に閉店の意図が伝わりにくかったという。USENなどは一般の男女150人に数種類の音楽を聴いてもらい感想を尋ねた。その結果
千葉市の第2の中核エリアとしてオフィスや商業施設が集積する幕張新都心。最寄りの海浜幕張駅はJR東日本の9月の京葉線ダイヤ改正で一部の快速列車が「復活」することになったが、利用者にとって使いやすくなるのか。市長らは一定の評価をする一方、住民や周辺施設からは「効果は限定的」などと懸念する声がくすぶっている。「断じて受け入れられない」。京葉線の日中時間帯を除く快速を全て各駅停車にするとするJR東の当
NTTは11日、個人に最適な医療の提供を目指す新会社「NTTプレシジョンメディシン」を立ち上げると発表した。病院などと連携して医療データ基盤をつくり、遺伝子や生活習慣を考慮したオーダーメードの医療の確立につなげる。完全子会社のNTTライフサイエンスを7月1日付で商号変更する。医療機関の治験支援事業や電子カルテサービスなどグループ内の事業を統合する。NTTが100%
【シリコンバレー=中藤玲】米アップルは10日、自社開発の生成AI(人工知能)サービス「Apple Intelligence(アップルインテリジェンス)」を発表した。アップル幹部は記者を集めた説明会で、AIが不適切な回答をしないように「慎重に学習データを選び、試験を繰り返した」と語った。自社開発の半導体を使うなどして、3段階での安全対策にも取り組んでいる。ソフトウエアエンジニアリング担当のクレイ
江崎グリコは11日、システム障害による冷蔵品の出荷停止を巡り、一部の飲料について25日から順次出荷を再開すると発表した。主力の洋生菓子「プッチンプリン」などの再開時期についてグリコは「明示できない」としている。調達や出荷、会計を一元的に管理する基幹システムの正常化が遅れている。出荷が止まっている17ブランドのうち、「アーモンド効果」や「グリコ牛乳」のほかキリンビバレッジがグリコに販売を委託して
日米両政府は9〜11日、都内で防衛装備に関する会合を開き、具体的な協力策の議論を始めた。ミサイルの共同生産を進め、米軍の武器不足を補うことを想定する。防衛力を相互に補完する体制をつくり、安全保障環境の変化へ対応する力を高める。日本が防衛協力で担う役割は一層大きくなる。「日米防衛産業協力・取得・維持整備定期協議(DICAS)」は、4月の日米首脳会談で設置を決めた。防衛装備庁の深沢雅貴長官と米国防
【シリコンバレー=中藤玲】米アップルが10日、自社開発の生成AI(人工知能)を発表した。多くの機能を自社開発AIで対応しつつ、音声応答の一部では米オープンAIの技術を取り入れた。端末での使いやすさを追求するが、生成AI自体の開発遅れを印象づける形にもなった。年次開発者会議「WWDC」はかつて、ライフスタイルを変えるような新機能が披露される場だった。10日に米カリフォルニア州の本社で開かれた今年
個人情報保護委員会は11日、2023年度の企業や行政機関からの個人情報の漏洩件数が1万3279件で過去最多だったと公表した。個人情報が含まれる資料の誤送付や誤廃棄など人為的なミスが多かった。企業が扱うデータが増えるなか、再発防止を求める。23年度の年次報告が同日、閣議決定された。企業や行政機関が個情委に報告した漏洩件数は1万3279件で、前年度から70%増えた。企業による報告は1万2120件で
【シリコンバレー=中藤玲】米アップルは10日、初のゴーグル型ヘッドマウントディスプレー(HMD)「Vision Pro(ビジョンプロ)」を28日に日本で発売すると発表した。価格は59万9800円から。日本時間14日午前10時から予約を受け付ける。欧州やアジアでも展開してアップル経済圏の拡大につなげる。10日に米カリフォルニア州の本社で開幕した年次開発者会議「WWDC」で発表した。ティム・クック
有名なオープンソースソフトウエア(OSS)の圧縮ソフト「XZ Utils」にマルウエア(悪意のあるプログラム)の一種である「バックドア」が仕込まれ、IT(情報技術)業界に衝撃が走った。バックドアとは、攻撃者がインターネット経由で不正侵入できるようにするプログラム。バックドア経由でコンピューターを乗っ取ったり、保存されているデータを盗んだりできる。今回のように正規ソフトにマルウエアが仕込まれる攻
「生産工程見直しなど生産者の経営努力は限界だ」。もやしを日量105トン生産する富士食品工業(群馬県板倉町)社長、髙橋将(54)は顔を曇らせる。この1年、出荷先となる食品スーパーに社員が値上げ行脚の日々を送る。引き上げ幅は1袋(200グラム)あたり4円だ。たかが1円されど1円。もやしはスーパーで安売りの目玉になることが多く、1円の差が消費者の足を店に向かせる原動力になる。卸値が上がっても店頭価格
【シリコンバレー=中藤玲】米アップルは10日、自社開発の生成AI「Apple Intelligence(アップルインテリジェンス)」を発表した。スマートフォン「iPhone」などに搭載する。米オープンAIの対話型AI「Chat(チャット)GPT」との連携も発表し、一部のサービスでは消費者の許可を得た上でチャットGPTが対応する。10日に米カリフォルニア州の本社で開幕した年次開発者会議「WWDC
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