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導入1 導入2 導入3 基礎1 基礎2 基礎3 基礎4 基礎5 応用1 応用2 応用3 応用4 応用5 応用6 応用7 発展1 発展2 発展3 発展4 発展5 展開1 展開2 展開3
古代ギリシア・ローマ、中世まで、音楽は数学とともにリベラルアーツとして学ばれていた(参考:1.「古代・中世では音楽を教養として」)。両科目に共通することはなにか、あるいは音楽でこそ学べることはなにか?ピアニスト・数学教師である金子一朗さん(2005年特級グランプリ)に、両者に深く精通している立場からお話をお伺いした。「なぜ音楽が教養となるのか」を考える機会になれば幸いである。 数学と音楽の体系はほとんど同じだと思います。まず「分野としての構造」、そして「分野を身につけていく過程」、さらに「歴史的変遷」、この3つに集約できると思います。 小中学校で勉強する幾何学(図形の性質を求める学問)は、古代ギリシア時代に相当深く追究されています。皆が無条件で成立を認める公理(平行な二直線は交わらない、等)に基づいて作られているため、論理的にきちんとした構造になっています。測量などに用いる実用性の高い定理
今回の曲目 「版画」より第1曲「塔」 5m50s/YouTube 「塔」、「グラナダの夕べ」、「雨の庭」の3曲からなるこの曲集は1903年、 ドビュッシーが41歳のときに作曲されました。この作品は、ただの標題音楽ではあ りません。音によって、視覚的なイメージだけではなく、絵画、詩、大自然、異国情 緒などがすべて表現されています。この世界は、その後、映像1、2集、子供の領分 などを経て、不滅の傑作、前奏曲集第1巻、第2巻へと発展していくのです。 また、この頃のドビュッシーの作品は、仮面、喜びの島など、ピアニスティックな ものが多いのですが、この曲集も例外ではありません。 第1曲「塔」 ドビュッシーは1889年にパリで行われた万国博覧会でさまざまな影響を得たのですが、その中でもジャワのガムラン音楽に衝撃を受けました。東洋の異国情緒に惹かれた結果、ドビュッシーはほぼ15年ほどの歳月をかけて、この
左より)渡邊先生、柳澤校長先生、小鮒先生。渡邊先生は「学園説明会では、開成は五教科だけでなく多岐にわたって力を入れていることを紹介しています」。 全国有数の進学校である開成の生徒が、授業でピアノを弾いている。しかも25年前から!これはあまり知られていない事実ではないだろうか。「世間では開成は進学校だから受験勉強に関係する科目に力を入れているイメージがあるようですが、実際には芸術にも強いです。美術や音楽で東京芸術大学に進学する人もいます」と校長の柳沢幸雄先生は柔らかい笑顔で語る。 実際にどのような授業を行っているのだろうか。今回、音楽専任の小鮒先生に詳しくお話を伺った。 「授業は創作指導も兼ねたピアノ指導です。ですからモーツァルトやベートーヴェンといったレパートリーではなく、コードネームを見て左手で和音が弾ける、アルペジオの伴奏形を自分で考えて弾けることを目的にしています」。 演奏と創作を想
和やかで笑いの絶えない宮澤家4人家族。ご両親は言わずと知れたピアノ教師、長男の弦さんは東大卒業後ベンチャー企業を立ち上げ、長女のむじかさんはピアニストとして世界各地で活躍中だ。全員が忙しく飛び回っており、家族が揃う機会は年に数回しかないという。そんな貴重な家族団らんの場にお邪魔し、子供の頃の思い出話を交えながら、『宮澤家の教育基本法』をうかがった。 教育イデー1 自立・自尊・自己責任型の人間に育てる=自分で考えさせる 長男の弦さんが、《自分で考えるクセがついた》のは、小4の時、功行先生に算数の問題を解いてもらったことがきっかけだ。「翌日、帰宅すると『お父さん、全部間違ってたよ』って弦が言うんですよ。僕はうろたえずに、『だから人を頼らずに、自分で考えることが大切なんだ』と言ったんです」(功行先生)。「それからは何事も自分で考えました。考える努力をしていると伸びるし、確実に力になっていくんです
Claude Ledoux氏は連日セミ・ファイナル の課題曲"V..."を、審査員席後方で身を のりだして聴いていた。ベルギー王立音 楽院にて。 アナリーゼは単なる楽曲分析ではなく、音楽の中にある要素から作曲家の感情を読み取り、自らの感覚や知識に結びつけるプロセスであり、また「自らの真実を語る」という姿勢を持つことが大切と、前回お話頂きました。 今回はクロード・ルドー氏(Claude Ledoux)が委嘱作曲した2009年エリザベート王妃国際コンクール課題曲の演奏論に触れつつ、21世紀に生きる我々を取り巻く音楽環境と世界観など、豊富な知識と情熱を込めて語って下さいました。 ― 2009年エリザベート王妃国際コンクール(ヴァイオリン部門)で、二次予選の課題曲"V..."(violin & piano)を委嘱作曲されましたね。優勝したレイ・チェンさん(Ray Chen)の見事な演奏をCDで聴き
今回から「読譜のポイント」に入ります。 誰もが「ピアノを弾けたらいいな!」と願うと思いますが、楽譜を読む事が出来ないとピアノは弾けません。 音楽にたしなみがない人の中には、楽譜を難解な暗号文のように感じてしまっている人がいるようです。ピアノを習い始めても、読譜を難しいと感じてしまうと、読むのが面倒⇒練習したくなくなる⇒レッスンに行って怒られ...というような、悪い循環に陥ってしまうことになります。 読譜は「得意」になりましょう! ピアノが上達する近道です。 読んだ内容を直接指につなげられる回路が出来れば、楽譜を音にしたくなり「次の曲はどんな曲だろう?」と弾いてみたくなります。色々な曲にたくさん出会って欲しいです。 講座などではたびたびご案内していますが、そのために私は「即読譜法」をお勧めしています。このやり方であればピアノを弾いたことのない方も、簡単に弾けるようになります。初めてピアノに触
(3) 現在、音楽学科はリベラルアーツの中にどう組み込まれているのか? ~理論や音楽学のみならず、パフォーマンスの機会も多数 カリフォルニア大バークレー校の広場。奥にある東アジア図書館には日本の書物や古書も六千冊ほど所蔵されている。また同大コンサートホールでは一流アーティストの演奏会が連日のように行われている。 では現在、音楽はリベラルアーツの中にどう組み込まれているのだろうか。また音楽学科生は主専攻以外に、どのような教養科目を履修しているのだろうか?ここではカリフォルニア大学(州立)、ペンシルベニア大学、スタンフォード大学、マサチューセッツ工科大学の例をご紹介したい。大学によって「教養科目」の対象範囲が異なり、それによって音楽の位置付けにも少なからず違いが生まれている。 1905年に音楽学科が設置されたカリフォルニア大学(ここでは全てバークレー校、以下省略)はリベラルアーツ大学としての性
「音楽」の辞書的定義は一つでも、「音楽」への接し方は人によって様々である。音楽にどのような価値を見出すのか、音楽にどのくらいの距離感で接するのか、音楽をどのようなカリキュラムで学ぶのか、音楽以外にどのような分野の知識や見識を持っているのか、音楽を通してどのように人や社会と繋がるのか・・・。それによって、各々の「音楽」に関わるコンテクストが存在するはずである。そのコンテクストは、近年ますます多様化しているようだ。それは音楽が文化として広く根づいてきた証ともいえるだろう。今回はその一例として、アメリカの高等教育機関における音楽教育のあり方を取材した。 アメリカでは日本と異なり音楽単科大学は少なく、音楽の専門教育は全米各地にある音楽院にて行われている。中でもカーティス音楽院、ジュリアード音楽院、イーストマン音楽院等はトップ校として知られている。一方、総合大学にもほぼ必ずといってよいほど音楽学科あ
前回は、手を動かすための、上腕や肩、背中の筋肉を中心にお話してきました。今回は、「指の独立性」に注目したお話をさせていただきます。 指を動かす筋肉は、他の身体部位とは比べ物にならないくらいたくさんあります。そのおかげで、私たちの指は、実に多用な動きをすることができます。ピアノを弾く上で特に大切なことは、指同士が全く違った動きをしないといけないということです。その理由は、ポリフォニーが音楽の根幹を成しているからでしょうか、理由は何であれ、バッハの声部の妙、シューマンの内声・・・指を独立に動かす例を挙げると、枚挙に暇がありません。 古くから、指同士を独立に動かしにくい理由は、指の腱同士がつながっているためだと考えられてきました("腱間結合")。腱とは、筋肉と骨をつないでいる部分で、筋肉が収縮すると、腱も引っ張られます。人差し指、中指、薬指、小指の腱の間は、横につなぐ腱間結合があるので、たとえば
最近、ようやく学業に一区切りがついて少し時間ができたので、気になっていた本を何冊かまとめて読むことができた。今回は、息抜きのつもりで、そのうちの一冊を紹介する。 『ピアニストになりたい!19世紀 もう一つの音楽史』(岡田暁生著、春秋社、2008年)―昨年10月、こんなタイトルの本が最近出版された。なぜ今回この本を取り上げるかといえば、この連載でこれまで扱ってきた問題が取り上げられているからだ。たとえば、カルクブレンナーのメソッドおよび手導器、音楽院におけるコンクールの話、等々。この本の特色は、19世紀から20世紀初期にかけてのピアノ教育におけるメカニカルな側面を、近代産業社会の発達という文脈の中に位置づけている点にある。岡田は、フンメルやカルクブレンナー、フェティス/モシェレス等によって出版された19世紀のピアノ・メソッドを、練習音型を羅列する「ハノン流の指ドリル」の原型と位置付けたうえで
― パリ国立高等音楽院のアナリーゼ科には、演奏科のためのアナリーゼクラスがあると伺いました。演奏者にとって、アナリーゼにはどのような意義があるのでしょうか。 パリ音楽院には、楽器奏者のためのアナリーゼクラスと、アナリーゼのためのクラス(指揮者、作曲家、音楽学者など)と、二つのコースがあります。前者で5年間、後者で3年間教えました。二つとも違う考え方に基づいています。演奏者のためのアナリーゼクラスは、より良い演奏に繋がるための要素をいかに提案できるか、という考えです。学ぶべき概念や知識がとても多くて、2年では十分とはいえません。もっとも自分も含めて、一生勉強・・ですけれどもね。 クラスは最大15人ですね。生徒たちと密にコンタクトを取るためです。20人以上相手ではただ説明するだけになり、ディスカッションできませんから。このアナリーゼ科を作ったオリヴィエ・メシアンは、全員一人ひとりとコンタクトを
取材・絵と文:飯田有抄 プロフィール:音楽ライター、翻訳家。1974年生まれ。東京藝術大学音楽学部楽理科卒、同大学院音楽研究科修士課程修了。マッコーリー大学院翻訳通訳修了。ピティナ「みんなのブルグミュラー」連載中。
2011/12/07 第19回 音色を変える技術 2011/09/07 第18回 練習の生理学 (3)練習の科学 2011/07/12 第17回 良い耳の仕組み (2)良い耳=良い脳 2011/05/27 第16回 良い耳の仕組み (1)音が「聴こえる」まで 2011/03/29 第15回 練習の生理学 (2)早期教育の効果 2011/02/24 第14回 練習の生理学 (1)脳や筋肉がどのように変化するか? 2010/12/27 第13回 ピアノ演奏による身体の故障(2) 2010/12/07 第12回 ピアノ演奏による身体の故障(1) 2010/10/29 第11回 「力み」を正しく理解する (5)エコ・プレイ:力まずに弾くスキル(2) 2010/09/28 第10回 「力み」を正しく理解する (4)エコ・プレイ:力まずに弾くスキル(1) 2010/08/30 第09回 「力み」を正し
ピティナ(一般社団法人全日本ピアノ指導者協会)は15,000人以上のピアノ指導者からなる公益法人です。ピアノ学習者をサポートするステージ、ピティナ・ピアノコンペティション(ピアノコンクール)及びピティナ・ピアノステップは、全国各地で開催され、累計で毎年8万人以上の方が参加しています。ピアノ指導者の研鑽のためのセミナーや学校クラスコンサート、ピアノ曲事典や教室紹介などの公共サービスにも力を入れています。
曲の内容を理解しようとするとき、研究方針には、曲自体を分析する方法と、曲が作られた背景を分析する方法がある。演奏家は前者を重視するし、演奏家ではない研究者は後者を大切にするでしょう。 曲そのものの外側にある情報を研究する、ということに対して、演奏家の採る態度はさまざまです。音楽はそれ自体が芸術なんであるから、それ以外のものを付け足して考えるのは邪道だよ、というのが一方の極端。人間が作るものなんだから、その人間の人となり、作曲時期にあった出来事とその影響、さらには当時の文化や風潮、事件まで含めて完璧に理解しないと真摯な態度とは言えないよ、というのがもう一方の極端。 大抵の人の態度はその両極端の中間あたりに落ち着くものです。何事もバランスが大事です! いずれにせよ、「曲の背景を知ることが、演奏に際しての負の要素となりえる」なんて考え方はどう考えても間違っている、と私は感じる。知らないよりは知っ
連載第9回目は、中学・高校の数学科の教師をしながら、2005年ピティナ・ピアノコンペティション特級グランプリに輝き、以後ピアニストとして活躍中の金子一朗先生をお迎えします。金子先生のピアノ人生を変えたのは、39歳のときの左手人差し指の怪我だったとか。「二度とピアノが弾けなくなるかもしれない」という危機感が、再度ピアノに熱中する転機となりました。金子先生のピアノとの向き合い方と演奏へのアプローチ、そしてステップアドバイザーの魅力についてうかがいました。 東京都生まれ、早稲田大学理工学部数学科卒。早稲田中・高等学校数学科教諭。2005年ピティナ・ピアノコンペティションソロ部門特級において、グランプリ(金賞)および聴衆賞、ミキモト賞、王子賞、日フィル賞、文部科学大臣賞、読売新聞社賞、審査員基金海外派遣費用補助を受賞。これまでに、東京フィルハーモニー交響楽団、東京交響楽団、日本フィルハーモニー交響
2011/06/09 第39回 院長ケルビーニの方針と教育現場の狭間で 2010/12/17 第38回 パリ音楽院のピアノ教育と「ヴィルトゥオーゾ」 その3 2010/12/10 第37回 パリ音楽院のピアノ教育と「ヴィルトゥオーゾ」 その2 2010/12/02 第36回 パリ音楽院のピアノ教育と「ヴィルトゥオーゾ」 その1 2010/08/06 第35回 パリ音楽院とフランツ・リスト 2010/06/24 第34回 『ピアニスト兼作曲家の百科事典』(1840)第2部と練習曲 その4 ─パリ音楽院と外国のヴィルトゥオーゾたち 2010/05/17 第33回 『ピアニスト兼作曲家の百科事典』第2部 その3―1830年代の最新テクニック 2010/04/09 第32回 ピアニスト兼作曲家の百科事典』第2部と練習曲 その2 ━超絶テクニックの体系化 2010/03/01 第31回 『ピアニスト
2008/08/15 第18回 庶民の楽器 2008/01/14 第17回 バッハをピアノで弾くのは、「変なこと」か「変じゃないこと」か?その1 2007/07/18 第16回 スタッカートの意味をめぐって 2007/05/11 第15回 アントン・ワルターのピアノ 2007/02/16 第14回 モーツァルトのピアノ 2007/01/05 第13回 幻のガイゲンヴェルク 2006/10/12 第12回 チェンバロからピアノへ3 2006/09/13 第11回 チェンバロからピアノへ2 2006/08/10 第10回 チェンバロからピアノへ1 2006/07/28 第09回 装飾音について3 2006/07/13 第08回 装飾音について2 2006/06/27 第07回 低音と高音 2006/06/12 第06回 鍵盤音楽の新ジャンル 2006/05/26 第05回 装飾音について 20
ブルグミュラー「25の練習曲 op.100」。この曲集を見たことも聞いたこともない、というピアノ学習者はおそらく日本中どこを探しても少ないのではないでしょうか? なぜそれほどブルグミュラーは、日本で長年にわたり広く受け入れられてきているのでしょうか?その魅力はどこにあるのでしょうか?その秘密や実態をさぐるべく、このコーナーでは、PTNA会員の皆さん、このホームページをご覧の皆さんとともに、さまざまなアンケート調査や取材を通して明らかにしていきたいと考えます。 2012/08/28 25曲を斬る!第14回 バラード 2010/11/19 25曲を斬る!第13回 スティリエンヌ 2010/11/05 25曲を斬る!第12回 なぐさめ 2010/10/28 特別寄稿:ブルグミュラー兄弟と日本~ノルベルト生誕200年を祝して~ 前島美保 2010/10/22 25曲を斬る!第11回 さよう
まずは下の3曲をお聞き下さい。 ♪すなおな心(正直) ピアノI:須藤英子、II:友清祐子 ♪アラベスク(からくさもよう) ピアノI:友清祐子、II:須藤英子 ♪舟歌(舟歌) ピアノI:友清祐子、II:須藤英子 これはブルグミュラーの「25の練習曲」に、2台目のピアノによる伴奏が付けられたものです。伴奏部分を作曲したのは、アルフレッド・バトラーという人物です。この3曲以外にも、彼は25曲すべてに伴奏を付けています。原曲のイメージを拡大させるようなものから、全く新しいバトラー・ワールドを展開させるようなものまで、自由で生き生きとした作品にまとめられています。楽譜は、新興楽譜出版社(現シンコーミュージック・エンタテイメント)から出版されていましたが、残念ながら現在では絶版となっています。国内ではいくつかの大学図書館が所蔵しています。(再版を密かに祈っております!) 出版の経緯 筆者が手にしてい
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