奈良県に本社を置くヒラノ技研工業株式会社様は、乾燥・熱処理技術を基盤とした産業用装置の開発・製造を行う企業です。 スマホをはじめとした液晶画面に広く使われている光学フィルム向けのクリーン延伸機や、スーパーエンプラフィルム用の高温熱処理延伸機など、高度な技術力を活かして多様な装置を提供しています。 近年は、クリーン仕様*1の装置や次世代電池向けの高圧・高温プレス装置の開発にも取り組み、より一層の技術進化と社会的な貢献を目指しています。 こうした中で同社が今回取り組んだのが、ディーゼル発電機の廃止とキュービクルの増設でした。 その導入経緯について、同社の取締役社長 森井紀雄 様と、総務部総務課管理係係長の 樽井久次 様にお話を伺いました。 ISO14001認証を機に、環境負荷の少ない設備へ転換工場内に設置されたテスト機を稼働させるためには毎回500℃程度までヒーターの温度を上昇させる必要があり