15日公示、27日投開票の衆院選について、山梨大大学院・藤原真史准教授(51)は産経新聞のインタビューに応じ、「党内基盤が強くない石破茂内閣に時間やチャンスを与えるかどうかを問う選挙でもある」と指摘した。 今回の選挙では、政治資金問題、政治改革に対する有権者の厳しい姿勢が大前提となる。野党は選挙戦でこれをテーマにしてくるだろう。だが物価高対策や年金、子育て支援などで各候補はどんな将来像を描いているか。この点こそが問われることになる。 党内基盤が強くない石破茂内閣に時間やチャンスを与えるかどうかを問う選挙でもある。政権与党は一定程度の負けは想定しているだろうが、どの程度で食い止められるか。有権者には、首相の下でいろいろな問題に対処し、自民党を変えてくれ、という期待もある。そのチャンスを与えるかどうかも、大きな判断材料となる。 首相は自民党総裁選のころのように、持論を強く打ち出し続けた方がよか