那覇市の市立小学校で予定されていた航空自衛隊の音楽隊によるコンサートが、開催直前で中止された。 沖縄県教職員組合(沖教組)が「軍事的象徴が教育現場に持ち込まれる」などとし、学校側に取りやめるよう要求していた。 子供たちが音楽を学び、楽しむ機会を奪うものだ。教職員の組合が学校に圧力をかけ、教育活動を妨げることなどあってはならない。那覇市と市教育委員会は、コンサートが中止になった経緯を調査して明らかにし、厳正に対処すべきである。 コンサートは、学校側が空自に開催を依頼したもので、1月31日に行う予定で空自那覇基地所在の南西航空音楽隊が準備を進めていた。だが、沖教組那覇支部が21日、同校の校長とPTA会長宛てに中止を求める文書を出し、それを地元紙が報じたところ、校長から空自に、取りやめの連絡があった。 沖教組の文書はあきれる内容だ。中止を求める理由として「自衛隊の活動を学校に持ち込むことは、特定