種子島宇宙センターから打ち上げられたH3ロケット5号機=2日午後5時半、鹿児島県南種子町(伊藤壽一郎撮影) 日本の次世代主力ロケット「H3」5号機が2日午後5時半、種子島宇宙センター(鹿児島県南種子町)から打ち上げられた。宇宙航空研究開発機構(JAXA)によると、打ち上げから約29分後、搭載する内閣府の準天頂衛星「みちびき」6号機を予定通り分離し、打ち上げは成功した。 H3は5号機が無事に役目を果たしたため、打ち上げ成功が2号機から4機連続となり、国の重要な衛星の打ち上げも3機連続成功となった。H3は3種類の機体構成を計画しているが、5号機までは全て、主エンジン2基と打ち上げ時の推進力を補助するロケットブースター2基の構成で、十分に信頼性を実証し、順調に軌道に乗った。 そのため近く、ロケットブースターなしで主エンジン3基だけの、推進力は小さくなるが、小型衛星打ち上げに適した構成の機体開発が