首脳会談で握手を交わす石破首相(中央)とトランプ米大統領。石破首相の後方には通訳を務めた外務省の高尾直日米地位協定室長の姿があった=7日、ワシントンのホワイトハウス(ロイター=共同)石破茂首相は7日午前(日本時間8日未明)、米ホワイトハウスで、ドナルド・トランプ大統領との首脳会談を行った。時間はワーキング・ランチも合わせると約1時間50分に及んだ。石破首相は終了後の共同記者会見で「誠実で強い意志を持ち、世界に対する強い使命感を持っている」といい、トランプ氏も「偉大な首相になる。首相として素晴らしい仕事をするだろう」とお互いをたたえた。 共同声明には、「日米関係の新たな黄金時代を追求する決意を確認する」と明記された。日本にとっては、沖縄県・尖閣諸島に米国の対日防衛義務を定める日米安保条約5条が適用されることを改めて確認した。ひとまずは手堅いスタートを切ったといえるだろう。 その背景には、会談