スペイン東部で10月末に広い範囲で発生した大雨による洪水では、これまでに150人以上の死亡が確認され、現地では捜索や救助活動が続けられています。 スペイン東部のバレンシア州などでは、10月29日から30日にかけて記録的な大雨が降って洪水が発生し、車や橋が流されるなどの被害が相次ぎました。 現地からの映像には、橋の一部がなくなり、寸断された橋の上で立ち尽くしている人や、水の中を歩いて渡る人の様子がうつされています。 地元メディアによりますと、各地ではこれまでに合わせて158人の死亡が確認されたということです。 スペインの気象当局は、1年分の雨量がわずか8時間で降った場所もあるとしていて、地元メディアはスペイン国内の水害としては過去50年で最悪の規模だと伝えています。 多くの幹線道路や鉄道も寸断されていて、交通インフラの復旧には数週間から数か月かかる見通しだということです。 また、依然として行